「Emotet」感染チェックツール「EmoCheck(エモチェック)」v2.1.1を公開、JPCERT コーディネーションセンター
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JPCERT コーディネーションセンターは2022年3月4日、EmoCheck(エモチェック)のバージョンv2.1をリリースしました。
2022年2月にアップデートされたEmotetの挙動の変化に対応するため、一部の機能ロジックを改善したとしています。
旧バージョンでEmotetの検知が確認できなかった方は念のため、最新バージョンでの確認も勧められています。
その後3月14日にEmoCheck(エモチェック)のバージョンv2.1.1がリリースされています。
EmoCheck(エモチェック) v2.1を管理者権限で実行した際に、正しくチェックできないバグ(プロンプトが一瞬だけ表示されて、ログファイルが作成されない)が修正されています。
EmoCheck(エモチェック) v2.1.1の使い方
一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンターは、マルウェア「Emotet」感染をチェックする無料ツール「EmoCheck(エモチェック)」を随時アップデートしており、
2021年 v2.0
2022年3月4日 v2.1
2022年3月14日 v2.1.1
2022年5月24日 v2.3.1
2022年5月27日 v2.3.2
とアップデートがなされていますので、最新版をお使いください。
「Emotet」感染チェックツール「EmoCheck(エモチェック)」のダウンロードと使い方(2022最新版)
Emotetについてはこちらをご覧ください。
EMOTET(エモテット)とは?感染拡大中のEMOTETの脅威・感染経路・事例・対策
EmoCheck v2.1.1 の使い方
EmoCheck(エモチェック) v2.1.1 のダウンロード
EmoCheck(エモチェック)はGitHubで公開されており、無料で利用することができます。
以下のURLよりダウンロードできます。
https://github.com/JPCERTCC/EmoCheck/releases
Windowsの32bit版をご利用の方はemocheck_v2.1.1_x86.exe、64bit版をご利用の方はemocheck_v2.1.1_x64.exeと書いてある方をダウンロードしてください。
EmoCheck(エモチェック) v2.1.1 の実行
当サイトでは64ビット版で解説しますが、32ビット版でも使い方は同様です。
使い方は簡単で、ダウンロードした emocheck_v2.1.1_x64.exe をダブルクリックして実行するだけです。
すると自動的に検査が実行され、
カーソルが点滅しているこの画面のまま少々待ちます。
すると、このように検査結果が表示されます。
このケースでは、EMOTET(エモテット)は検知されませんでした。
なお、初期バージョンと同様、exeファイルがあるフォルダ内にテキストでも結果が保存されます。
その他感染時の対応など、JPCERT CCの以下のページにて詳細が公開されています。
2022.06.13 →Emotet(エモテット)、Chromeのクレジットカード情報を窃取する機能追加
2022.06.07 →【2022年最新】「Emotet」感染チェックツール「EmoCheck(エモチェック)」v2.3.2を公開、検知手法を修正(JPCERT)
2022.06.07 →「Emotet」感染チェックツール「EmoCheck(エモチェック)」のダウンロードと使い方(最新版)
2022.05.25 →「Emotet」感染チェックツール「EmoCheck(エモチェック)」v2.3.1を公開、JPCERT コーディネーションセンター
2022.03.18 →JPEA代行申請センター従業員のパソコンがマルウェア Emotet(エモテット)に感染、不審メールを確認
2022.03.17 →マルウェアEmotet(エモテット)の感染被害なおも広がる、HIS、オリオンツアー、旬刊旅行新聞など旅行業界
2022.03.09 →「Emotet」感染チェックツール「EmoCheck(エモチェック)」v2.1.1を公開、JPCERT コーディネーションセンター
2022.03.03 →Emotet 感染チェックツール EmoCheck v2.0のダウンロードと使い方
2022.02.09 →猛威を振るうEmotet(エモテット)、ライオン、クラシエなど被害企業多数
2020.02.07 →EMOTET(エモテット)とは?感染拡大中のEMOTETの脅威・感染経路・事例・対策
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カテゴリ:セキュリティニュース,マルウエア
タグ:EmoCheck,Emotet,エモチェック,エモテット