NEC、VPNルータにDNSセキュリティとRADIUS認証機能を追加提供へ
NECは企業向けVPNルータ「UNIVERGE IX-Rシリーズ」の機能を拡充し、ソリトンシステムズと連携したDNSセキュリティ機能と、RADIUS認証機能の提供を開始すると発表しました。中小企業のネットワークセキュリティ強化と運用効率化を支援する狙いがあります。
中小企業のネットワーク課題に対応
見出し
近年、企業のデジタル化が加速する一方で、ITインフラの維持管理にかかる負荷が増大しています。さらに、高度なスキルが求められるネットワーク技術者の不足も顕著となり、セキュリティ対策の実施や関連機器の運用管理に課題を抱える中小企業が増加しているといいます。また、リモート会議やクラウドサービスの普及により、企業におけるネットワーク回線の通信量は増加傾向にあり、回線に負荷をかけない軽量なセキュリティ対策が求められています。
軽量かつ効果的なDNSセキュリティ機能
新たに提供されるDNSセキュリティ機能は、通信プロセスの初期段階であるDNSレイヤにおいて、脅威や業務に不適切なサイトへのアクセスを検知・遮断することが可能です。これにより、ルータ装置への負荷を低減し、ルータ性能を維持したままネットワーク回線への影響を軽減しつつ、セキュリティ強化を図れるとしています。
本機能は、クラウド型統合管理サービス「NetMeister」を通じてWebブラウザ上でのレポート出力やセキュリティログの確認が可能で、効果の可視化を実現します。さらに、アクセス制御などのポリシー設定も「NetMeister」の管理画面から一括で行えるため、高度なスキルを必要とせず、導入・運用面における設定工数の低減にも寄与するといいます。これにより、中小企業でも容易かつ効果的なネットワークセキュリティ環境の構築が期待されます。
Soliton DNS Guardに関する詳細情報は、以下のURLで確認できます。
複数拠点に対応するRADIUS認証機能
同時にリリースされるRADIUS認証機能は、「UNIVERGE IX-Rシリーズ」を認証サーバに、「UNIVERGE QXシリーズ」を認証クライアントに用いた構成で、IEEE 802.1X認証環境を実現します。認証情報がクラウド上にあるため、複数拠点にまたがる認証システムを容易に構築できる点が特長です。また、CA証明書の発行までワンストップで対応するため、ネットワーク機器の管理システムとの個別管理が不要となり、運用工数や人的負担の削減に貢献するといいます。
NetMeisterに関する詳細情報は、以下のURLで確認できます。
販売価格と今後の見通し
DNSセキュリティ機能のライセンスは、「NetMeister DNSセキュリティ IX-R2000シリーズ向け」として、1年ライセンスが62,000円(税別)、5年ライセンスが310,000円(税別)で提供されます。販売開始日は2026年4月6日、出荷開始日は2026年5月中旬を予定しています。
RADIUS認証機能については、販売中の「NetMeister Prime」ライセンスで利用可能です。NECはこれらのサービスにより、今後5年間で40億円の売上を目指すとしています。
NECのDX推進と社会課題への貢献
NECはこれらのサービスを通じて、企業における安全なネットワーク利用環境の整備を支援し、サイバー攻撃や情報漏えいリスクの低減に貢献する考えです。また、運用負荷の軽減はIT人材不足という社会課題への対応にも寄与するといいます。
同社は、DXに関してビジネスモデル、テクノロジー、組織・人材の3軸で、戦略構想コンサルティングから実装までEnd to Endのサービスを提供しています。さらに、その価値創造モデルを「BluStellar(ブルーステラ)」として体系整理し、業種横断の先進的な知見と最先端テクノロジーにより、ビジネスモデルを変革し、社会課題と顧客の経営課題を解決に導くことを目指しています。
UNIVERGE IX-Rシリーズに関する詳細情報は、以下のURLで確認できます。
NECのDXに関する詳細情報は、以下のURLで確認できます。
ソース元
ページタイトル: NEC、VPNルータ「UNIVERGE IX-Rシリーズ」にソリトンシステムズ連携のDNSセキュリティ機能を提供開始
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カテゴリ:企業動向
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