ランサムウェア被害、高水準で推移
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警察庁サイバー警察局の発表(令和7年上半期におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について)によると、2025年上半期における国内法人のランサムウェア被害は116件に上りました。これは3期連続で100件を超える高水準であり、攻撃者はバックアップデータごと暗号化・削除する手口を多用する傾向にあります。多くの企業では、マルチクラウド環境下でのセキュアな接続設計や、「消せないバックアップ」の構築が追いついていないのが現状です。
こうした状況を受け、KDDIアイレットはOCIの高度なセキュリティ機能を活用し、「攻撃を防ぐ」だけでなく「被害を最小化し、迅速に復旧する」体制構築を支援する専門サービス群を体系化したとしています。
早期復旧を可能にする3つの新サービス
同社が提供を開始する3つのサービスは以下の通りです。
リカバリーデータ構築支援サービス
基幹システムのミッションクリティカルなデータを、ランサムウェア感染時や災害時に確実に復旧できる環境をOCI上に構築します。Oracle Database Zero Data Loss Autonomous Recovery ServiceとOracle Object Storageを組み合わせることで、以下の特長を実現します。
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秒単位で任意の時点に戻せる「RPOほぼゼロ」の復旧精度
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上書き・削除を物理的に禁止した「改ざん不可のデータ保管」
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暗号化鍵をバックアップと完全分離した「論理的エアギャップ」で保護
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バックアップの整合性を継続的に自動検証する「データ異常検知」機能
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既存のOracle Database環境を変えずに導入可能
詳細については、リカバリーデータ構築支援サービスのページをご確認ください。
OCIリアルタイムデータバックアップサービス
Oracle GoldenGateを活用し、オンプレミスや他クラウドのデータベースをリアルタイムでOCI上に同期します。これにより、常に最新状態のバックアップを保持し、データ消失リスクを最小限に抑えることが可能です。
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リアルタイム同期で常に最新のバックアップを自動保持(DR対策に対応)
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既存データベースに負荷をかけないダウンストリーム構成にも対応
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分散バックアップをOCIへ集約し、運用負荷・コストを削減
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Oracle GoldenGateマネージドサービス活用で基盤運用をOCI側に委託可能
詳細については、OCIリアルタイムデータバックアップサービスのページをご確認ください。
OCIマルチクラウド閉域接続サービス
OCI FastConnectによる専用線接続を活用し、インターネットを経由しないセキュアなマルチクラウド環境を実現します。これにより、金融(FISC基準)、医療(3省2ガイドライン)、官公庁(ソブリン対応)など、高いセキュリティ要件が求められる業種でも安心して複数クラウドを利用できるとしています。
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インターネットを経由しないプライベート接続で低遅延・高帯域を実現
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OCI上のすべてのサービス(GPU/HPC・AI・コンテナ・ローコード等)にアクセス可能
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設計・構築・テストまで一気通貫でサポート
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金融、医療、官公庁の各セキュリティ要件に対応
詳細については、OCIマルチクラウド閉域接続サービスのページをご確認ください。
これらのサービス料金は、要望に応じて個別に見積もるとのことです。
KDDIアイレットのOCIにおける豊富な実績
KDDIアイレットは、2020年10月にOracle PartnerNetworkのCloud Sell Trackに加入して以来、100台を超える仮想サーバー・物理サーバーで稼働する大規模基幹システムのOCI全面移行など、OCI移行において豊富な実績を積み重ねてきました。
2025年2月からはクラウド活用の総合支援サービス「cloudpack」でOCIの取り扱いを開始し、OCI請求代行サービス、OCI導入・移行支援サービス、OCI監視・運用保守サービスを提供。さらに2026年4月には、開発・データ・セキュリティ・分析までの生成AI活用を包括支援するOCI生成AI導入支援サービスの提供も開始しています。
同社は、情報セキュリティに関する国際規格「ISO/IEC 27001」や「SOC 2 Type 2」など複数の国際認証を取得しており、セキュリティへの取り組みを強化しています。セキュリティへの取り組みや体制、ポリシーをまとめた「cloudpack セキュリティホワイトペーパー」も公開されています。
ソース元: KDDIアイレット、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)を活用しランサムウェア被害からの早期復旧を支援する3つの新サービスを提供開始 (KDDIアイレット株式会社)
