PC価格高騰とセキュリティ脅威の背景
見出し
近年、円安やAI特需による半導体価格の上昇、Windows 11への対応に伴うリプレース需要により、PCの調達コストは継続的に高騰しています。一方で、生成AIの進化はサイバー攻撃の手法を高度化・巧妙化させており、ランサムウェアをはじめとする脅威への対策が急務となっています。従来の境界型防御だけでは十分な対策が困難な状況にあり、企業には端末にデータを保持しない設計、ゼロトラストに基づくアクセス制御、EDR(Endpoint Detection and Response)の導入など、より高度なセキュリティ対策が求められています。こうした背景から、端末への依存を低減し、クラウドやデータセンターへ処理とデータを集約するEUC戦略へのシフトが加速しています。
守る対象を減らす新たなアプローチ
NComputing社とAccops社は、こうした現状に対し「コストを抑えながら、守る対象を減らす」という新たなアプローチを提案しています。これは、端末にデータを残さず、アクセスできる条件を厳密に制御するという考え方に基づいています。これにより、従来のように対策を積み重ねるのではなく、そもそもリスクが成立しにくい構造を実現することを目指すとしています。
この考え方を具体化したのが、NComputing社の「LEAF OS」とAccops社の統合ワークスペース基盤「Workspace」を組み合わせたEUCソリューションです。
NComputing社のLEAF OSは、リードオンリー構成でローカルにデータを保持しない設計を採用し、既存PCのシンクライアント化やUSBブートに対応します。これにより、企業は新規ハードウェアの購入費用を抑えつつ、セキュアな業務端末への移行が可能になるといいます。
Accops社のWorkspaceは、シングルサインオン(SSO)や多要素認証(MFA)、デバイス・IP条件に基づくアクセス制御を提供します。AVD(Azure Virtual Desktop)やRDS(Remote Desktop Services)など複数の業務環境を統合し、ユーザーは単一のポータルから安全にリソースへアクセスできるため、認証と接続制御の一元化された運用が実現します。
両者を組み合わせることで、情報漏洩リスクの低減、不正利用の抑止といった効果が期待されます。結果として「侵入後に対処する」のではなく、「侵入されても成立しない」環境を構築するとしています。
NComputing LEAF OSの概要
NComputing社のLEAF OSは、既存PCやシンクライアント端末を安全かつ効率的に活用するための軽量OSです。端末上にデータを保持しない設計により、ローカルへの情報残存リスクを低減します。RDP(Remote Desktop Protocol)やブラウザベースの接続を通じて、Microsoft AVDやWindows 365、RDS、各種VDI(Virtual Desktop Infrastructure)環境へアクセスでき、柔軟な業務環境を実現します。管理ツール「PMC」により、デバイスの一元管理や設定配布、ポリシー適用が可能です。USBブートにも対応しており、既存端末をそのままシンクライアント化できるため、導入コストを抑えつつ迅速な展開が可能だとしています。
Accops Workspaceの概要
Accops社のWorkspaceは、VDIやDaaS(Desktop as a Service)、SaaSなど複数の業務リソースへのアクセスを統合するワークスペース基盤です。シングルサインオン(SSO)に対応し、ユーザーは一度の認証で各種アプリケーションやデスクトップへ接続できます。多要素認証(MFA)やデバイス証明書、IP制御などを組み合わせたアクセス制御が可能で、ゼロトラストに基づくセキュリティ強化を実現します。Microsoft AVD、RDS、AWSなどに対応し、異なる環境を統合的に扱えるといいます。ポータル画面からの一元的なリソース提供やセッション管理機能により、運用効率の向上にも寄与するとしています。
両社のコメント
NComputing社とAccops社の連携にあたり、各社から以下のコメントが寄せられています。
NComputing CTOのRichard Sah氏は、「LEAF OSは、リードオンリーOS、端末にユーザーデータを保持しない設計、ロックダウンされた利用環境により、攻撃対象領域(Attack Surface)の最小化を支援します。WelfeedによるLEAF OSを介したAccops Workspaceとの連携は、高価なPCリプレースを行うことなくエンドポイントのモダナイズを実現し、セキュリティ強化、既存インフラの有効活用、さらにMicrosoft Teams最適化によるPCライクなパフォーマンス提供を可能にする実践的なアプローチです」と述べています。
Accops社は、「Workspaceを通じてゼロトラストに基づくセキュアなアクセス基盤の提供に取り組んでいます。NComputing LEAF OSとの組み合わせにより、エンドポイントとアクセス制御の両面からセキュリティを強化する新しいアプローチが実現されることを期待しています。本ソリューションが企業の安全で効率的な働き方の実現に寄与することを歓迎します」としています。
販売元について
NComputing社は、高まるセキュリティリスク、ハードウェアコストの上昇、Windows移行課題に直面する企業に対し、エンドポイント戦略の見直しを支援する企業です。シンクライアント端末、エンドポイントソフトウェア、集中管理機能、クラウド対応ソリューションを通じて、仮想デスクトップやアプリケーションへのセキュアかつ高性能なアクセスを提供するとともに、ハードウェア寿命の延長とIT運用の複雑性低減を実現しています。同社は、約140カ国以上、約70,000社を超える顧客にサービスを提供しています。詳細は www.ncomputing.com をご覧ください。
Welfeedは、ITインフラ、IoT、AIなど世界各国の新技術を日本市場に提供するディストリビューターです。株式会社Welfeedは東京都中央区新富町2-2-11須永ビル7階に本社を置いています。同社のウェブサイトは https://www.welfeed.co.jp/ です。
Accops社は、リモートアクセス技術、デプロイメントプラットフォーム、ライセンスモデルを自由に選択できるようにし、企業がスケーラブルで安全な「どこでも使える」ITインフラを実現する企業です。Accops and Zevoke Technologies 株式会社(通称:AZTi)は京都府京都市中京区錦小路烏丸西入占出山町308 ヤマチュウビル2Fに本社を置いています。同社のウェブサイトは https://www.accops.jp/ です。
ソース元
【その対策、いつまで続けますか?】EDR依存から脱却する次世代EUC「NComputing×Accops」
