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SNS型ロマンス詐欺、被害552億円超に急増 愛知県警とWhoscallが連携し手口と対策を発表


SNSやマッチングアプリを悪用した「SNS型ロマンス詐欺」の被害が深刻化しています。2025年の認知件数は前年比46%増の約5,600件、被害額は約552億円に達しました。これを受け、愛知県警察と電話・ネット詐欺対策アプリ「Whoscall」を提供するWhoscall株式会社(福岡県福岡市)は連携し、巧妙化する詐欺手口とその対策について注意喚起しました。

巧妙化するSNS型ロマンス詐欺の主な手口

愛知県警とWhoscallは、実際に確認されている詐欺手口をもとに、以下の3つのケースを特に注意すべき点として挙げています。

1. SNSグループへ誘導する「SNS投資詐欺」

SNSやマッチングアプリで親密になった相手が、「投資勉強会」や「師匠の紹介」と称してSNSのグループに誘い、投資話を持ちかける手口です。グループ内では、複数のサクラが虚偽の成功体験を投稿し、被害者の焦燥感や同調圧力を煽ります。これにより、被害者は偽の投資サイトへ高額な入金を促され、連絡が途絶えたり、出金ができなくなったりするまで被害に気づかないケースが見られます。

要注意ポイント

  • 自己紹介文に「不労所得」「セミナー仲間募集」など、ビジネスや自己啓発系のワードが多い

  • 会ったことのない相手から投資話を持ちかけられる

  • LINEやTelegramなど外部メッセージアプリへ誘導される

  • SNSの投資グループへの参加を促される

  • グループ内で「投資で利益が出た」という内容のメッセージが繰り返し送られる

2. “二人の将来のため”と騙す、結婚投資型の詐欺手口

オンライン上で恋愛関係を装い信頼させた後、「二人の将来のために結婚資金を貯めよう」などの口実で投資を持ちかけ、偽の投資サイトに誘導する詐欺が増加しています。被害者に入金させた後、アカウントを削除するなど連絡を絶つケースが確認されています。

要注意ポイント

  • 将来や結婚の話と合わせて「投資」を勧めてくる

  • 出会って間もない、または会ったこともないのに金銭の話をされる

3. トラブルを装い、早急な送金を促す「国際ロマンス詐欺」

他人の写真や架空の人物の画像を使用した偽プロフィールを悪用し、一度も会うことなく親密な関係を築き、送金を要求する詐欺被害です。「贈り物が関税で止められた」「会いに行くための航空券代を立て替えてほしい」「親の急な入院費が必要」など、緊急性や同情心を煽る口実が特徴です。一度も会ったことがない相手から送金を要求された場合は、詐欺の可能性が高いとしています。

要注意ポイント

  • 他人の写真や、不自然に整いすぎた容姿の写真が使用されている

  • 海外在住や出張中などの理由で会えないと説明される

  • 緊急性を強調し、金銭を急に求めてくる

警察とアプリ開発企業からの注意喚起

愛知県警察 生活安全総務課長補佐の尾﨑昭裕氏は、「恋愛感情や信頼関係を利用して投資や送金を求める手口は年々巧妙化しています。一度も会ったことのない相手から投資や送金を求められた場合は、詐欺の可能性があります。安易に送金することなく、少しでも不審に感じた場合は警察に相談していただきたい」とコメントしています。

また、Whoscall 日本マーケティング責任者の阿久津有美氏は、「詐欺の入口はさまざまで、SNSやマッチングアプリなどをきっかけに被害につながるケースが増えています。どのような詐欺が発生しているのか傾向や手口を知っておくことが重要です。AIを使って架空の人物の画像を生成することも可能になっており、プロフィール画像で真偽を判断することは難しくなっています」と述べ、テクノロジーを活用した対策の重要性を強調しています。

詐欺対策アプリ「Whoscall」の機能

Whoscallは、不審な番号からの着信やショートメッセージ(SMS)、危険性のあるウェブサイトを検知する詐欺対策アプリです。世界で1億ダウンロードを超え、世界31カ国や地域でサービスを展開しています。同社は、世界各国の政府や警察、情報機関と連携し、東・東南アジア最大級となる約26億件の電話番号データベースを構築しており、AI技術を用いて詐欺で利用される電話番号や危険性のあるウェブサイト(URL)を検出しています。

同アプリの主な機能は以下の通りです。

危険なURLをリアルタイムで警告「自動Webチェッカー」

SNS上で送られてきた偽の投資サイトや不審なサイトのURLをクリックしてしまった際、リアルタイムで警告を発します。

自動ウェブチェッカーの画面で、自動チェックが有効になっていることを示しています。18日間で20個の危険なウェブサイトを検出し、過去7日間の検出状況も表示。Safariでの機能拡張についても案内されています。

虚偽の投資画面をAIで判別「コンテンツチェック機能」

不審な相手のプロフィール写真や、相手から送られてきたメッセージをスクリーンショットしてアップロードするだけで、AIが詐欺の可能性を瞬時に判定します。

Whoscallアプリが、WhatsAPPを装った不審なメッセージを詐欺と警告しています。アカウント削除を謳い、偽のリンクへの誘導を促す内容で、AIも安易なクリックを避けて公式サイトで確認するよう注意喚起しています。

知らない番号からの着信を識別

相手に電話番号を教えてしまった後、国際電話や身に覚えのない不審な番号から電話がかかってきた際、データベースに基づき警告を表示します。

Whoscallアプリが国際詐欺やオレオレ詐欺などの迷惑電話を着信識別し、警告表示する様子と、その詳細な通話履歴を示すスマートフォンのスクリーンショットです。発信元情報が明確に表示され、ユーザーが不審な電話を判別するのに役立つ機能が示されています。

Whoscallは、今後も日本市場でのサービス拡大と消費者の安心・安全への貢献を目指すとしています。

ソース元

  • ページタイトル: 「SNS型ロマンス詐欺」の被害額は552億円超(※)に/愛知県警と電話・ネット詐欺対策アプリ「Whoscall」が連携し、“手口例と注意ポイント”について発表!

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