企業動向

NordVPN、Android向け「迷惑電話対策」を日本で提供開始


NordVPNは、Androidユーザー向けに詐欺電話を自動遮断する新機能「迷惑電話対策」の日本国内での提供を開始しました。これにより、発信元可視化と自動着信ブロックが可能となり、増加する詐欺電話被害への対策を強化します。

NordVPN、Android向けに詐欺電話の自動遮断機能を日本導入

個人向けセキュリティサービスを提供するNordVPN(本社:オランダ・アムステルダム)は2026年2月18日、Androidユーザー向けの新たなセキュリティ機能「迷惑電話対策」の日本国内での提供を開始しました。本機能は、発信元可視化と「着信ブロック」を搭載し、増加する詐欺電話から通話を保護します。

この機能は2025年7月に米国で先行導入され、その後、英国、カナダへと順次展開されてきたものです。日本市場への導入にあたり、単なる詐欺検知にとどまらず、発信者情報の識別機能を強化した「迷惑電話対策」として展開されます。あわせて、詐欺や迷惑電話の自動遮断が可能となる、プレミアムプランユーザー向けの新機能「Call Blocking(着信ブロック)」の提供も開始されました。

迷惑電話対策の警告画面

日本における電話詐欺の深刻な実態

近年、詐欺電話被害は世界的に深刻化しており、日本国内でも同様の傾向が見られます。警察庁のデータによると、電話をきっかけとする「オレオレ詐欺」などは依然として多く発生しており、2025年11月だけで1,284件のオレオレ詐欺が確認されています。国際電話番号を利用した詐欺や、実在する企業を騙る自動音声ガイダンスを用いた手口も増加しており、個人の注意や警戒だけでは防ぎきれない状況となっています。

サイバーセキュリティの脅威は、パソコンだけでなく、日々使用するスマートフォンにも広がっています。Global Anti-Scam Alliance(GASA)は、2024年の英国における詐欺被害の約60%が電話によるものと報告しており、世界的に深刻な状況です。NordVPNは、Webブラウジングの保護にとどまらず、デジタルライフ全体を保護するため、VPNによる通信の暗号化に加え、実生活の詐欺電話へも対策範囲を拡大するとしています。

「迷惑電話対策」の主要な特徴

本機能はプライバシーを最優先に設計されており、電話に出る前にリスクを可視化することで、ユーザーの安全な意思決定をサポートします。

  • 被害を未然に防ぐ事前警告
    着信が詐欺である可能性を事前に警告します。これにより、ユーザーはソーシャルエンジニアリング攻撃やフィッシング、個人情報の盗難といったリスクに対して、より慎重な判断が可能になります。

  • プライバシーを守る「聞かない」設計
    通話内容のオーディオにアクセスしたり、会話を聞き取ったり、保存したりすることは一切ありません。通話のパターン、メタデータ、電話番号の信頼性のみを分析して、潜在的な詐欺を検知し、ユーザーの通話のプライバシーは完全に保護されます。

  • 常時バックグラウンドで保護
    一度有効にすれば、バックグラウンドで静かに動作し続けます。VPN接続を使用していない時でも、リアルタイムに詐欺アラートを提供します。

今回のリリースでは、以下の機能が提供されます。

  • リアルタイムの詐欺警告:着信時に、詐欺の疑いがある番号の場合、応答する前に画面上で警告を表示します。

  • 発信者情報の確認:発信者の電話番号の信頼性を分析し、潜在的な詐欺のリスクを判定することで、ユーザーの判断を助けます。

  • 詐欺・迷惑電話の自動ブロック(プレミアムプラン限定):日本、米国、英国、カナダのプレミアムプランユーザーは、「Call Blocking(着信ブロック)」機能を利用できます。詐欺電話や迷惑電話を検知すると、着信音を鳴らすことなく自動的に着信を拒否し、切断します。ブロックされた着信について通知が届き、電話に出るストレスやリスクを軽減します。

  • 常時保護:VPN接続がオフの状態でも、バックグラウンドで保護機能が動作します。

詐欺電話から身を守るための習慣

NordVPN最高技術責任者(CTO)のマリユス・ブリエディス氏は、詐欺電話から身を守るための4つの習慣を推奨しています。

  1. テクノロジーで「入り口」を塞ぐ
    NordVPNの迷惑電話対策や、通信キャリアが提供する迷惑電話フィルタリングサービス、スマートフォンの着信拒否設定などを積極的に活用することが推奨されます。悪意ある接触を遮断し電話に出ないことで、詐欺グループのリストから自身の番号が外れる可能性も高まるとされます。
  2. 「出ない」「かけ直す」を徹底する
    心当たりのない番号や非通知の着信には応答せず、留守番電話を活用することが有効です。正規の要件であれば、相手はメッセージを残すとしています。また、公的機関や銀行を名乗る電話であっても、その場で個人情報を伝えず、一度電話を切ってから正規の窓口へ自分からかけ直す習慣をつけることが推奨されます。
  3. 電話番号の「露出」を最小限に抑える
    電話番号も重要な個人情報であり、SNSのプロフィールに公開したり、信頼性の低い懸賞サイトやアンケートに安易に入力したりすることは、詐欺グループの情報源になるため避けることが推奨されます。
  4. 最新の手口を知り、自動音声や国際電話などに注意を払う
    「+」から始まる国際電話による詐欺や、自動音声ガイダンスで不安を煽る手口は、日本国内でも増加しています。典型的な詐欺のパターンを知ることで、落ち着いて電話を切る、無視をするといった判断もしやすくなります。

NordVPNプロダクトディレクターのドミニンカス・ヴィルビッカス氏は、「詐欺電話は国境を越えた世界的な問題であり、グローバルな解決策が求められています。今回、日本で迷惑電話対策の提供を開始できたことは、世界中のユーザーにとって電話コミュニケーションをより安全で透明なものにする、という私たちの目標に向けた大きな一歩です。私たちは、ユーザーが電話に出るかどうかの判断を迫られたその瞬間に、正しく対処するための『判断材料』を提供したいと考えています」とコメントしています。

設定方法

Android版の迷惑電話対策の利用手順は以下の通りです。

  1. NordVPNのAndroidアプリを開く
  2. 「Threat Protection(脅威対策)」タブを選択
  3. 「迷惑電話対策」をオンにする
  4. 画面のガイドに従い、Androidの権限設定を許可する

プレミアムプランのユーザーは、同設定画面内で「自動ブロック」の設定も可能です。設定完了後は、アプリを閉じてもバックグラウンドで動作し、スマートフォンを詐欺電話から保護し続けます。

NordVPNについて

NordVPNは、世界中で数百万人のユーザーを持つ先進的なVPNサービスプロバイダーです。世界127カ国165都市で8,200台以上のサーバーを提供し、専用IPやDouble VPN、Onion Over VPNサーバーなど多彩な機能を備え、オンラインプライバシーを強化しています。主要機能の一つである「脅威対策Pro」は、悪質なウェブサイトやトラッカー、広告のブロックに加え、マルウェアのスキャンが可能です。さらに、最新の製品としてグローバルeSIMサービス「Saily」を展開しています。

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著者紹介:press

press プレスリリースを元に、サイバーセキュリティ関連の企業動向を配信しています。情報の正確性についてはソース元をご確認ください。



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