企業動向

EDR導入8割も3割が継続に課題か、エムオーテックス調査で運用実態浮き彫りに


エムオーテックス株式会社が情報システム担当者1,004名を対象に実施したEDR・MDR利用実態調査により、EDRの導入率は高いものの、その継続利用には機能への誤認、コスト、運用負荷などの課題が存在することが明らかになりました。

サイバー攻撃の高度化とEDRの重要性

近年、サイバー攻撃の手口は巧妙化・多様化しており、企業にはより高度なセキュリティ対策が求められています。従来はマルウェアの侵入を防ぐEPP(Endpoint Protection Platform)が広く利用されてきましたが、検知が難しい攻撃の増加に伴い、侵入後の脅威を検知・対応するEDRの重要性が高まっています。

また、セキュリティ人材不足が課題となる中、EDRの監視・運用を専門事業者が担うMDR(Managed Detection and Response)への関心も高まっています。しかし、企業においてはEDRとEPPの使い分けや、MDR導入の是非など、検討課題に直面するケースも少なくありません。MOTEXは、こうした背景から本調査を実施したとしています。

EDR導入率約8割も「機能の誤認」が課題

調査結果によると、「EDRを導入していますか?」という質問に対し、約8割(76.7%)が「導入している(または過去運用していた)」と回答しました。

しかし、EDR導入の改善要望については、「検知だけでなく隔離や駆除までしてほしい」という回答が最も多くを占めました。EDRは主に侵入後の検知・調査・対応支援を担うツールであり、隔離や修復などの対応範囲は製品によって異なります。この結果は、EDRの本来の役割とユーザーが期待する機能との間にギャップがあることを示唆しています。

EDRの導入状況と改善要望

約3割のユーザーがEDR継続利用に迷い

EDRの継続利用意向については、多くのユーザーが「継続利用する」と回答した一方で、約3割が「迷っている」と回答しました。継続利用を迷う理由としては、価格の高さや予算確保の困難さといった金銭面、費用対効果の不明瞭さや導入効果の実感しにくさ、使いづらさや運用工数の負荷といった運用面での課題が挙げられています。

EDRの継続利用意向と迷う理由

MDR利用は約2割、具体的な対処法への要望も

MDRの利用状況については、約2割のユーザーが「MDRを利用(または、利用していた)」と回答しました。

MDRに対する改善要望では、「EDRのアラート内容を知らせるだけでなく、具体的な対処方法まで教えてほしい」や「マルウェア感染時の対応スピードを速めてほしい」といった意見が多く寄せられました。これは、MDRサービスに対して、より実践的で迅速なサポートを求める声が多いことを示しています。

MDRの利用状況と改善要望

導入効果と課題から適切なセキュリティ体制構築へ

今回の調査では、EDRの導入効果を実感している企業が多い一方で、「マルウェアの駆除もできる」といった機能の誤認、MDRのサービス品質に対する改善要望が浮き彫りになりました。これらの結果から、EDRやMDRの導入を検討する際には、サービス内容と対応範囲を事前に確認することが重要であると同社は指摘しています。

調査レポートの全編は、EDRやMDRの利用ユーザーからの回答を基に、導入メリットや課題、2024年7月調査との比較などがまとめられており、より良いセキュリティ体制の構築に役立つ情報が提供されています。

資料ダウンロードはこちら(無料): https://www.lanscope.jp/cyber-protection/form-documents/EDR_Actual_usage_2026_CP025/

エムオーテックスが提供する“LANSCOPE サイバープロテクション”

MOTEXが提供する“LANSCOPE サイバープロテクション”は、AIを活用したアンチウイルスで、既知・未知のマルウェアからデバイスを防御するとしています。

LANSCOPE Cyber Protection

高性能なAIアンチウイルスとして「Aurora Protect」と「Deep Instinct」を提供しており、顧客の環境や用途に応じて選択できるとしています。

Aurora ProtectとDeep Instinctの比較

また、セキュリティ専門家による24時間365日監視を行うマネージドMDR「Aurora Managed Endpoint Defense」も提供し、マルウェアの事前防御からセキュリティ専門家による支援・監視・分析までをオールインワンで支援することで、企業の外部脅威対策運用をサポートするとしています。

エムオーテックス株式会社について

MOTEXは国産のセキュリティメーカーとして、「Secure Productivity(安全と生産性の両立)」をミッションに掲げ、LANSCOPEブランドのプロダクト・サービス提供を通じて、“デジタルセキュリティの課題から、人と社会を解放する”ことを目指しています。

MOTEXのセキュリティサービス概要

LANSCOPEのプロダクト・サービスは、IT資産管理・情報漏洩対策・マルウェア対策といった『デバイス』を軸としたものから、『人』を軸としたID・アクセス管理(IAM)までを網羅しているとしています。さらに、これらを最適化する診断・コンサルティングを通じて、顧客のサイバーセキュリティ課題の解決をトータルで支援するとしています。

ソース元

ページタイトル: EDRは「入れて終わり」ではない? 導入率8割の裏で、3割が継続利用に悩む
URL: https://www.lanscope.jp/cyber-protection/form-documents/EDR_Actual_usage_2026_CP025/

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