国産SIEM「ALog」最新版V2.1.0が提供開始
株式会社網屋(東京都中央区)は、国産SIEM「ALog」の最新バージョン「ALog V2.1.0」の提供を開始したことを発表しました。この最新版では、「Windowsセキュリティログ拡張機能」を新たに搭載しており、約400以上のWindowsイベントIDを個別設定なしで標準取得することで、ランサムウェア攻撃の各段階に残る痕跡を捉え、侵入後の状況把握や原因調査を支援するといいます。
サイバー攻撃の高度化に対応する新機能
近年、サイバー攻撃は巧妙化しており、PowerShellなどのOS標準機能や正規ツールが悪用されるケースが増加しています。これにより、不審な活動と通常の操作を見分けることが難しくなっているのが現状です。また、内部不正対策においても、外部デバイスの接続や共有領域へのアクセスといった情報持ち出しにつながる操作の確認が求められています。しかし、これらの兆候を捉えるために必要なイベントログは多岐にわたり、監視対象を個別に設定する運用負荷が課題となっていました。
従来のALogは、ファイル操作やログオン、管理者操作などのログを分かりやすく整形する「イベントログ翻訳変換機能」を強みとしていました。しかし、標準の取得対象は一部のイベントログに限られており、セキュリティ監視やインシデント調査の手掛かりとなるイベントログの多くが翻訳変換の対象外でした。これらの情報を収集するには、運用担当者が一つひとつ必要なイベントを見極めて設定する必要があり、大きな手間を要していました。
ALog V2.1.0では、これらのイベントログも標準の収集対象に加え、個別の設定作業を行うことなく、これまで捉えにくかった操作やシステム挙動を確認できるようにしたといいます。
標準で収集可能となった主なログと活用例
今回のバージョンアップにより、以下のログが標準で収集できるようになり、様々なセキュリティ対策に活用できるとしています。
- 攻撃の初期段階や内部活動の確認
ログオン失敗、Active Directoryオブジェクトへのアクセス、PowerShellやWinRMを利用した実行などの記録を標準で取得します。不審なログオンや内部ネットワークでの活動が確認された際に、その経緯を調査するための手掛かりとして活用できるといいます。 - ランサムウェア特有の「防御回避(証跡消去)」の検知
セキュリティ監査ログの消去やMicrosoft Defenderの保護機能の無効化など、攻撃者が活動の発覚を遅らせるために行う可能性のある操作の記録も、追加の設定なく収集できます。インシデント発生時の状況把握や原因調査に活用できるとしています。 - 内部不正・情報漏洩(持ち出し)の早期発見
USBなどの外部デバイス接続や、ネットワーク共有へのアクセスに関する記録も、あらかじめ収集対象に含まれます。情報持ち出しが疑われる場合の確認や、内部不正の兆候を可視化し、組織のガバナンス強化と監査対応力の向上へと繋げるといいます。
既存ユーザーへの対応と提供時期
現在ALog V1を利用している顧客は、新たな製品を導入することなく、ALog V2.1.0への無償バージョンアップとして本機能を利用できるとしています。提供開始時期は2026年9月11日です。
国産SIEM「ALog」について
「ALog」は、独自のログ翻訳変換技術とAIの不正予兆検知により、多種多様なITシステムから集約した複雑で膨大なログデータを分かりやすく管理するSIEM製品です。専門知識やノウハウを要することなく、内部不正対策やサイバー攻撃対策、障害原因の追究、ワークスタイル変革など、収集したログをビジネス課題に活用することが可能です。これまでに約6,000契約以上の導入実績を誇り、デロイトトーマツミック経済研究所株式会社の調査(「内部脅威対策ソリューション市場の現状と将来展望 2025年度」(2026年3月発刊))では、国産SIEMにおいてNo.1を獲得しているといいます。
関連URL:https://mic-r.co.jp/mr/03740/
「ALog」詳細はこちら:https://www.amiya.co.jp/alog/
株式会社網屋について
株式会社網屋は、「自動化で、誰もが安全を享受できる社会へ」を企業理念に掲げ、セキュリティ製品・サービスの企画から販売までをワンストップで手掛けるサイバーセキュリティ企業です。AIテクノロジーやクラウドネットワークなどの独自技術による「セキュリティの自動化」を軸に、コンサルティングや構築、運用、教育まで、組織のセキュリティ対策を包括的に支援しています。すべての人がサイバー攻撃のターゲットとなる時代に、高水準のセキュリティを受けられる社会の実現を目指しているといいます。
公式サイト:https://www.amiya.co.jp/
ソース元:
網屋、国産SIEM「ALog」の最新版「V2.1.0」を提供開始
https://www.amiya.co.jp/alog/news/23844/
