フィッシング攻撃が約2倍に急増、1,068万件をブロック
見出し
Genのレポートによると、フィッシング攻撃は日本の消費者を狙う脅威の中で最も多く確認された手口です。2026年第1四半期には約1,068万件のフィッシング攻撃がブロックされ、約223万人のユーザーが保護されました。これは前四半期の約556万件から約2倍の増加です。攻撃の約80%はWindows環境で確認された一方、iOS端末だけでも約124万件の攻撃が確認されるなど、モバイル環境を狙う動きも増加しています。フィッシング攻撃は、利用者が信頼するサービスを装ったログイン画面で認証情報を窃取し、その後のアカウント乗っ取りや金銭詐欺につながるケースが多いとされています。
日本を標的としたテクニカルサポート詐欺が145%増加
「デバイスがウイルスに感染している」といった警告画面を表示し、ユーザーに電話連絡や遠隔操作を促すテクニカルサポート詐欺も大きく増加しました。同四半期には約115万件のテクニカルサポート詐欺がブロックされ、前四半期比で145%の増加を記録しました。
攻撃者は全画面表示や警告音、Windowsを模倣した画面デザインなどを利用して利用者の不安を煽り、冷静な判断を妨害します。表示された番号に電話すると、遠隔操作ソフトのインストールや不要なサポート費用の支払いを要求される事例が確認されています。
今回の調査では、日本の利用者を標的とした組織的な攻撃キャンペーンも明らかになりました。攻撃者は海賊版サイト、漫画閲覧サイト、アニメ配信サイト、ファイル共有サイトなどを悪用し、日本語コンテンツを用いた誘導を行っていたとGenは報告しています。
偽ショッピングサイトが67%増加、楽天を装う手口も
オンラインショッピング利用者を狙う偽ショッピングサイトも増加傾向にあります。これらのサイトは正規のECサイトと見分けがつかない外観を持ち、市場価格より30〜50%安い商品を掲載して利用者を誘い込みます。しかし、商品が届かないだけでなく、入力したクレジットカード情報などが窃取される危険性があります。2026年第1四半期には偽ショッピングサイト関連の攻撃が約196万件ブロックされ、前四半期比で67%増加しました。モバイルショッピング利用者を狙う傾向も強まっており、iOSユーザーだけでも約50万人以上が攻撃対象となったといいます。
さらに、攻撃で使われたWebドメインには、楽天など特定のブランド名を含み、ユーザーの判断を迷わせるものも確認されました。
Androidユーザーを狙うSMS詐欺が急増
SMSを通じた詐欺も急速に拡大しています。2026年第1四半期には、Androidユーザーを狙ったアンケート回答を装うSMS詐欺が前四半期比で約6,637%増加し、宝くじ当選を騙るSMS詐欺も約3,056%増加しました。確認されたメッセージには、LINEの当選通知、銀行口座の利用制限、配送通知、ショッピング関連の案内など、日常的に受け取るメッセージを模倣した内容が含まれていました。
SMSは利用頻度が高く、利用者が警戒心を持ちにくいコミュニケーション手段であることから、攻撃者にとって有効な攻撃経路となっているとGenは指摘しています。特にAndroid端末を中心に攻撃が確認されており、リンクを開く前に送信元や内容を慎重に確認することが重要です。
詐欺を超えるマルウェアの脅威、インフォスティーラーが270%増加
Genのサイバーセーフティ研究チームによると、ソーシャルエンジニアリング攻撃が拡大する一方で、被害規模が甚大になりやすいマルウェアも急増しています。2026年第1四半期、日本ではスパイウェアが419%、ワームが414%、汎用的なインフォスティーラーが270%、ドロッパーが164%など、複数のマルウェアカテゴリで大幅な増加が確認されました。
これらの脅威は詐欺のように目立つものではありませんが、一度デバイスが感染すると、認証情報や個人情報、金融情報などが継続的に窃取される可能性があります。さらに、端末上の操作を監視されたり、攻撃者にデバイスへのアクセスを許可してしまったり、別のマルウェアを追加でインストールされるリスクもあります。
特に汎用的なインフォスティーラーは、被害者に気づかれることなく保存済みパスワードやCookie、暗号資産ウォレット情報などを窃取します。これにより、サイバー犯罪者による不正アクセスや金銭詐欺の入り口として利用されているといいます。同四半期には約30,377件のインフォスティーラーがブロックされ、そのうち3分の1以上がモバイルデバイスを標的とした攻撃でした。これは前四半期比で270%の増加です。
汎用的なインフォスティーラーは、今日のフィッシング攻撃による被害を将来の不正送金やアカウント乗っ取りへとつなげる「橋渡し役」として機能しており、日本市場においても無視できない脅威となっているとGenは警鐘を鳴らしています。
Genは、ノートンやアバストといった信頼性の高いブランド群を擁するグローバル企業であり、デジタル社会におけるサイバーセーフティの提供に取り組んでいます。
サイバーセキュリティ対策として、ノートンが提供するセキュリティソフト「Norton 360 Premium」などの活用が有効です。
https://jp.norton.com/products/norton-360-premium
ソース元情報:
ページタイトル: Gen 「2026年第1四半期 脅威レポート 日本版」公開 漫画閲覧サイト、アニメ配信サイトなど、日本市場を標的としたテクニカルサポート詐欺が145%増加
URL: (提供されたプレスリリースはprtimes.jpのドメインであるため、記事内でのリンク掲載は規則により省略します。)
