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ERPC、Solana Geyser gRPC・Shredsのhttp化を完了 P99レイテンシ120ms超改善


ELSOUL LABO B.V.およびValidators DAOが運営するERPCは、Solana Geyser gRPCとDirect Shredsの全リージョンエンドポイントにおいてhttp化を完了したと発表しました。これにより、通信オーバーヘッドが削減され、P99レイテンシで120ms以上の改善を達成したとされます。

ERPC、Solana Geyser gRPC・Shredsのhttp化を完了 P99レイテンシ120ms超改善

ELSOUL LABO B.V.(本社:オランダ・アムステルダム)およびValidators DAOが運営するERPCは、Solana Geyser gRPCおよびDirect Shreds(Shredstream)の全リージョンエンドポイントにおいて、http化への移行を完了したと2026年3月8日に発表しました。このアップデートにより、通信オーバーヘッドが削減され、gRPC・ShredsともにP99レイテンシで120ms以上の改善を達成したとしています。今回の施策は、AMD EPYC第5世代へのアップグレードやチューニング改善に続く一連の高速化施策の集大成と位置付けられています。

http化の背景と技術的根拠

ERPCは、Solanaブロックチェーンのデータがパブリックデータであり、gRPCおよびShredsで配信される情報に秘匿性がない点を指摘しています。従来のTLS(HTTPS)接続では、暗号化のオーバーヘッドが通信全体にわたって発生し、接続時のハンドシェイクだけでなく、ストリーミング中も継続的にレイテンシを押し上げていたということです。秘匿情報を含まないデータの暗号化を続けることは、レイテンシを増加させるだけで実質的なセキュリティ上の利点はないとの判断に基づき、ERPCはhttp化に踏み切りました。

IPベースの接続管理へ移行

http化にあたり、ERPCはトークンやAPIキーに依存しない、IPアドレスによる接続認証・制御の仕組みを構築しました。これにより、認証処理に伴うオーバーヘッドも排除し、通信経路上のすべての余分な処理を極限まで取り除いたとしています。この移行は、セキュリティチェック、接続管理、不正アクセス対策を維持しながら通信オーバーヘッドを最小化するための研究開発を長期にわたり継続した成果であると説明されています。

パフォーマンス改善実績

一連のアップデート(AMD EPYC第5世代アップグレード、研究開発成果を反映したチューニング改善、http化)の累積効果として、以下のパフォーマンス改善が報告されています。

  • Geyser gRPCエンドポイント: P99レイテンシで120ms以上の改善を達成

  • Direct Shreds(Shredstream)エンドポイント: ノード増強、設定の最適化、ハードウェアのフルスロットル解放、パス最適化、http化を含む包括的な改善により、P99レイテンシで120ms以上の改善を達成

これらのアップデートは、ERPCが提供するフランクフルト、アムステルダム、ロンドン、ニューヨーク、東京、シンガポールを含む全リージョンのエンドポイントに適用されています。以前のhttpsエンドポイントを利用しているユーザーは、URLのhttpshttpに変更することで、新しいエンドポイントを利用できるとのことです。

通信オーバーヘッド削減がもたらす構造的優位性

一般的なHTTPリクエストではTLSのオーバーヘッドは接続時のハンドシェイクに集中しますが、gRPCのようなストリーミング通信では接続が長時間維持され、すべてのデータフレームが暗号化・復号化の対象となります。このため、TLSのコストは接続時だけでなく、ストリーム全体にわたって蓄積されるとERPCは説明しています。高頻度でデータが流れるGeyser gRPCやShredstreamのような環境では、この継続的な暗号化処理がテールレイテンシ(P95/P99)に顕著な影響を与えるとしています。http化によりこの構造的なボトルネックを排除したことで、特に負荷が集中する時間帯において、安定性とレイテンシの両面で大幅な改善を実現したと述べています。

また、ERPCはSolanaのステーク集積が高いデータセンター内にエンドポイントを設置し、主要バリデータとのゼロ距離通信を実現しています。http化による通信オーバーヘッドの排除は、このゼロ距離アーキテクチャの利点を最大限に引き出すものであり、物理的な近接性と通信効率の両面から、レイテンシを極限まで削減する設計思想を体現しているとのことです。

ERPCは、スタンダード構成を含むすべてのラインナップにおいて、最新世代のAMD EPYCプロセッサ、常時フルターボ運用、ステーク集積データセンターへの配置、そして今回の通信オーバーヘッドの徹底排除といったファーストクラスのリソースを選定していると説明しています。

今後の展望

ERPCは今後も研究開発を継続し、SolanaのトップティアRPCプロバイダとして、さらなる低レイテンシ化と品質向上に取り組むとしています。負荷状況の継続的な観測と、それに基づくネットワーク増強および構成の最適化を通じて、安定した高性能プラットフォームの運用を維持することが使命であると述べています。

ご不明な点やサポートが必要な場合は、Validators DAO公式Discordよりサポートチケットを作成できると案内されています。

ERPCの公式情報および各種プランは以下のサイトで確認できます。


ソース元
ERPC、Solana Geyser gRPC・Shreds 全リージョンで http 化を完了 — 通信オーバーヘッド削減により P99 レイテンシ 120ms 以上の改善を達成
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000396.000105962.html

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