企業動向

S2W、ギリシャ政府機関へサイバー脅威インテリジェンス「QUAXAR」を提供 欧州市場進出を本格化


ギリシャ政府機関がS2WのQUAXARを採用

S2Wが提供する「QUAXAR」は、ダークウェブやTelegramなどから新種のサイバー脅威に関するビッグデータを収集・分析し、インテリジェンスを導き出すソリューションです。これにより、ギリシャ政府は自国を標的とした安全保障上の脅威の兆候をより体系的かつ効果的に把握し、対応できるよう支援されると見られます。

欧州連合(EU)におけるサイバー安全保障協力の拠点として重要な役割を担うギリシャでの政府機関への提供は、S2Wの技術力とセキュリティ性が国際基準に適合していることを示す大きな意義を持つとされています。

グローバルでの実績を背景に欧州市場へ展開

S2Wはこれまで、国際機関やアジア・中東地域の公共機関・政府機関を中心にグローバルな顧客基盤を拡大してきました。これらの実績を通じて、同社は国際基準に適合した技術力と高いセキュリティ性を有することを証明しています。

今回のギリシャ政府機関への提供を起点に、S2Wはギリシャ国内の他の政府機関に加え、ヨーロッパ全域の公共部門へと積極的に展開していく方針です。また、企業と政府間取引(B2G)分野で培った技術的な信頼性を強みとして、該当地域における企業間取引(B2B)分野への事業領域拡張も視野に入れています。

最近では、台湾証券取引所(TWSE)および国営台湾鉄路への導入実績を背景に、グローバル海運企業であるエバーグリーン海運(Evergreen Marine Corp.)との契約を締結するなど、海外事業戦略の有効性が実証されているといいます。

S2W海外事業総括のイ・ユギョン常務取締役は、「昨年8月のサウジアラビア向け輸出に続き、今回新たにギリシャ政府機関を顧客として獲得したことで、ヨーロッパという新たな舞台においてもS2Wの可能性を確認することができました。今後も、差別化された技術競争力を強みとして、グローバル市場における事業領域の拡大を進めていきます」とコメントしています。

S2Wについて

会社概要

商号:S2W
代表者:代表 徐尚徳(ソ・サンドク)
設立:2018年9月
公式サイト:https://s2w.inc/ja

S2Wは、2018年9月に設立されたダークウェブビッグデータ分析AI専門企業です。2023年には世界経済フォーラム(WEF)の「最も有望なテクノロジーパイオニア100社」のうちの1社に選定されました。

同社は2020年に国際刑事警察機構(ICPO)のパートナー企業に選定されて以降、国際社会の安全保障強化のための捜査協力を続けています。また、2024年7月からはマイクロソフト(MS)の「セキュリティコパイロット(Security Copilot)」にデータを提供し、機関や企業に向けた技術協力を継続。2025年10月には、ICPOが主導する官民協力プログラム「Gatewayイニシアチブ」の世界12番目のパートナーとして、韓国から初めて選定されています。

主な製品情報

  • XARVIS(ザービス):公共部門・政府機関向けのサイバー犯罪捜査ビッグデータソリューション

  • QUAXAR(クェーサー):民間企業・機関専用のサイバー脅威インテリジェンスソリューション

  • SAIP:産業用生成AIソリューション


ソース元

S2W、ギリシャ政府機関へサイバー脅威インテリジェンスソリューション「QUAXAR」提供
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001309.000011361.html

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著者紹介:press

press プレスリリースを元に、サイバーセキュリティ関連の企業動向を配信しています。情報の正確性についてはソース元をご確認ください。



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