フィッシング、身近なブランドの「信頼」を悪用か
NordVPNは、2026年上半期に約440万件を超えるフィッシング接続をブロックしました。そのうち99%が、わずか300ブランドへのなりすましだったことが確認されています。ブランド別では、Microsoftへのなりすましが16.12%と最も高く、Robloxが12.32%、Googleが9.94%、Netflixが5.99%と続きました。攻撃者は、利用者が普段から目にしている企業やサービスへの信頼を悪用し、日常的に利用するブランドを装うことで、認証情報や個人情報を入力させる手口が広がっているとしています。
氏名や住所など流出情報組み合わせ、より個人を狙った攻撃へ
同社のダークウェブモニタリングツールでは、わずか90日間で約840万件の情報漏えいが確認されたアカウントが見つかりました。2026年上半期には、流出データの確認件数が前月比33%増加しており、サイバー犯罪の産業化に伴って流出データの規模も拡大しています。さらに、流通しているデータの47%以上に住所と氏名が含まれていました。攻撃者がデジタル上の認証情報と現実世界の個人を特定できる情報を組み合わせることで、被害者についてより詳細なプロフィールを構築し、個人に合わせた攻撃に悪用する可能性があると分析しています。
このほか、2026年1月から5月には約940億件のCookieがオンライン上に流出し、そのうち約12億件は、パスワードを使わずにアカウントを乗っ取るために悪用される可能性のあるセッションCookieでした。
生成AIで詐欺の参入障壁が低下、人の「違和感」では見抜きにくく
本レポートが示す2026年の大きな変化は、サイバー犯罪の手口が、大量配信型で粗い攻撃から、より精巧で標的を絞った攻撃へと移行している点です。生成AIの進歩により、自然な文章などのコンテンツを短時間で作成できるようになり、従来の検知方法だけでは、その生成スピードや品質に対応することが難しくなっています。
さらに、すぐに利用できる詐欺キットや制限の少ないAIモデルの登場によって、高度な専門知識や大きな資金を持たない攻撃者でも詐欺を仕掛けやすくなっています。NordVPNは、こうした変化によって、技術的な脆弱性だけでなく、緊急性、焦り、身近なブランドへの信頼といった人の心理そのものが、攻撃に利用されるようになっていると指摘しています。
日本も例外なく、マルウェア攻撃26.8万件で世界10位
マルウェアは、今回のレポートで確認された脅威の中でも件数が最も多いカテゴリーです。2026年1月には、NordVPNが約500万件を超えるマルウェア攻撃をブロックしました。国別では、米国が約489万件超、英国が約200万件超。日本は26.8万件で10位となっています。
中でも、端末に保存されたパスワードやCookie、クレジットカード情報などを盗み出す「インフォスティーラー」(端末内の個人情報を盗み出すことを目的としたマルウェア)は、引き続き主要な脅威です。NordVPNは1日あたり約1,200万件を超えるユニークURLを処理し、月間では約3億6,000万件の異なるウェブアドレスを分析しており、悪意のあるページへのアクセスを1日平均約13万件ブロックしています。
サイバー攻撃は「人の心理」を武器に
NordVPNの最高技術責任者(CTO)マリユス・ブリエディス氏は、「悪意のある攻撃者は、私たちが目にしたものや耳にしたものを信じようとする、人間の自然な心理を武器にしています。こうした攻撃には、もはや高度な技術や大きなリソースは必要ありません。インターネット接続さえあれば、誰でも仕掛けられる状況になっています。たった一度の人的ミスでも、以前より深刻な被害につながる可能性が高まっています」とコメントしています。
生活者が意識したい5つの対策
NordVPNは、サイバー脅威から身を守るために、以下の5つの対策を推奨しています。
- 緊急性をあおるメッセージほど、すぐに行動しない
「今すぐ確認」「アカウント停止」「返金期限」など、急いで対応するよう求める連絡を受け取った場合は、その場でリンクを開かず、公式アプリや公式サイトから情報を確認してください。 - 送信元の名前だけで信用しない
実在する企業やサービス名が表示されていても、送信元アドレスやURLを確認し、不審なドメインや表記の違いがないか確認してください。 - パスワードの使い回しを避け、多要素認証を利用する
サービスごとに異なるパスワードを設定し、利用可能な場合は多要素認証を有効にすることで、認証情報が流出した際の被害拡大を抑えられます。 - OS、ブラウザ、アプリを最新の状態に保つ
セキュリティ更新を適用し、不要な拡張機能やアプリを整理することで、マルウェアや情報窃取型攻撃の侵入口を減らしてください。 - 不審なサイトや流出情報を検知するセキュリティ機能を活用する
悪意のあるウェブサイトやマルウェアを検知する機能、ダークウェブ上で認証情報の流出を確認できる機能などを活用し、異常を早期に把握してください。
NordVPNは、世界中で利用されているデジタルプライバシーとセキュリティのためのオールインワンアプリを提供しています。同アプリは、VPN、次世代アンチウイルス、Dark Web Monitor™をはじめとするセキュリティ機能を統合し、ユーザーのオンライン上の安全とプライバシーをサポートします。
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NordVPNウェブサイト: https://nordvpn.com/ja/
ソース元
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ページタイトル: 【NordVPN 2026年上半期サイバー脅威レポート】日本はマルウェア攻撃の検知件数で世界10位、26.8万件
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URL: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000128.000072662.html
