企業動向

NRIセキュア、SIEM監視サービスを強化:CrowdStrike Falcon® Next-Gen SIEMを対象に追加


NRIセキュアテクノロジーズ株式会社は、2026年8月1日より「SIEM監視サービス」の対象製品に米国CrowdStrike社の「CrowdStrike Falcon® Next-Gen SIEM」を追加すると発表しました。これにより、SIEMとEDRの連携を強化し、脅威の検知から対応までの一元化を図り、企業のセキュリティ運用負荷軽減とインシデント対応の迅速化を支援します。

NRIセキュア、新SIEM監視サービスを発表

NRIセキュアテクノロジーズ株式会社(以下、NRIセキュア)は、2026年8月1日より、企業が保有するSIEM(セキュリティ情報イベント管理)製品を対象とする「SIEM監視サービス」の対象製品に、米国CrowdStrike社の「CrowdStrike Falcon® Next-Gen SIEM(以下、Next-Gen SIEM)」を追加すると発表しました。本サービスは、次世代エンドポイントセキュリティ監視・調査・対応サービスである「マネージドEDRサービス」の利用企業・組織を対象に提供されます。

統合ログ監視の重要性が高まる

近年、サイバー攻撃は巧妙化の一途をたどり、攻撃者がシステムへ侵入してから被害を拡大させるまでの時間(ブレイクアウトタイム)は短縮傾向にあります。この状況を受け、インシデント発生時の迅速な検知、判断、対処が従来にも増して重要視されています。

こうした背景から、PCやサーバーなどの端末の挙動を監視し不審な動きの検知と対応を行うEDR(Endpoint Detection and Response)[i]を中心に、ID、ネットワーク、クラウドといった多様な機器やサービスから出力されるログを横断的に収集・分析し、システム全体を監視する「統合ログ監視」の必要性が高まっています。

Next-Gen SIEMを活用した監視サービス概要

Next-Gen SIEMは、クラウド基盤上でエンドポイントやクラウド、各種セキュリティログを統合し、脅威の検知・分析・対応を一元化するセキュリティ運用基盤です。高度なAI技術と分析機能により、脅威をリアルタイムで可視化することが可能とされています。

NRIセキュアは、同社のセキュリティログ監視サービス「NeoSOC」[ii]のアナリストが、Next-Gen SIEMのデータ統合・分析機能を活用し、複数のシステムから収集したログをもとに24時間365日体制で監視を行います。これにより、企業・組織のセキュリティ運用負荷を軽減し、インシデント対応の迅速化を支援するとしています。

本サービスの提供イメージ

サービスの主な特長

本サービスの主な特長は以下の3点です。

  1. AIエージェントを組み込んだ高度なセキュリティログ監視
    Next-Gen SIEMが検知したアラートをNeoSOCのアナリストが調査・分析し、脅威が確認された場合には、対象端末のネットワーク隔離や検知ルールの調整などに24時間365日体制で対応し、被害の拡大防止を支援します。これらの対応においては、自社開発のAIエージェントを組み込んだ監視分析基盤を活用することで、分析時間の短縮と分析精度の向上を実現しているとのことです。

  2. サードパーティ製品のログを含めた統合ログ監視
    CrowdStrike製品に加え、SaaS[iii]やオンプレミス環境のネットワーク機器など、多様なシステムのログをNext-Gen SIEMに集約し、統合的に監視します。また、本サービスでは、Next-Gen SIEMが標準的に対応しているSASE[iv]製品などのログだけでなく、標準では対応していないログについても連携が可能とされており、複数のシステムにまたがる脅威の兆候を把握し、網羅的なセキュリティ監視を実現します。

  3. エンドポイント対策とセキュリティログ監視の連携による迅速なインシデント対応
    本サービスとマネージドEDRサービスを組み合わせることで、脅威の検知から分析、対応までの一元的なセキュリティ運用を実現し、インシデント発生時の迅速な対応を支援するとしています。

サービス詳細については、以下のウェブサイトにて確認できます。

パートナーからのコメント

クラウドストライク合同会社 代表執行役員社長の尾羽沢 功氏は、本サービスの提供開始を歓迎し、「サイバー攻撃は日々高度化・複雑化しており、企業はこれまで以上に迅速な検知と対応が求められる中、Falconプラットフォームにネイティブ統合されたCrowdStrike Falcon® Next-Gen SIEMは、セキュリティデータの統合とAIによる分析を通じて、SOC運用の効率化と高度化を支援します。NRIセキュアテクノロジーズ株式会社様が既に提供されているマネージドEDRサービスおよびマネージドITDRサービスに加え、新たに提供されるSIEM監視サービスにより、お客様のセキュリティ体制全体の強化に貢献されるものと確信しています。」とコメントしています。

また、株式会社マクニカ ネットワークス カンパニー プレジデントの小林 雄祐氏も、「弊社は、2013年より日本代理店としてCrowdStrike Falconを国内のお客様に提供してまいりました。近年、攻撃の高度化に伴い、エンドポイントに加え、ID・ネットワーク・クラウドを含めた統合的なログ監視と、迅速なインシデント対応の重要性が高まっています。本サービスにより、Falcon Next-Gen SIEMとNRIセキュアテクノロジーズ株式会社様のNeoSOC、ならびにマネージドEDRサービスが連携することで、より効率的かつ高度なセキュリティ運用が実現されると確信しております。」と述べています。

NRIセキュアは今後も、SIEM監視サービスにおける独自の検知ルールの開発やAI活用などによる機能強化を継続し、より広範囲なセキュリティログの活用と高度な分析を実現していく方針です。

用語解説

[i] EDR(Endpoint Detection and Response):PCやサーバーなどの端末(エンドポイント)の挙動を監視し、不審な動きの検知と対応を行う仕組み。
[ii] NeoSOC:NRIセキュアのセキュリティログ監視サービス。SOC(Security Operation Center)は、情報システムへの脅威を24時間365日体制で監視・分析し、対応策を示す専門組織。
[iii] SaaS(Software as a Service):ソフトウェアやアプリケーションの機能をインターネット経由でサービスとして提供する形態のこと。
[iv] SASE(Secure Access Service Edge):ネットワーク機能とネットワークセキュリティ機能を一つにまとめたフレームワーク。


ソース元: NRIセキュア、「SIEM監視サービス」の対象製品に「CrowdStrike Falcon® Next-Gen SIEM」を追加
URL: https://www.nri-secure.co.jp/news/2026/0714

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