企業動向

トビラシステムズ、特殊詐欺・フィッシング詐欺の最新動向を報告 「PayPay送金詐欺」が急増、国際電話悪用も顕著に


トビラシステムズは2026年4月の特殊詐欺・フィッシング詐欺に関する調査レポートを公開しました。特にPayPayを悪用した送金詐欺が急増しており、国際電話番号を悪用した不審電話も増加傾向にあります。

トビラシステムズ、特殊詐欺・フィッシング詐欺の最新動向を報告

「PayPay送金詐欺」が急増、国際電話悪用も顕著に

トビラシステムズ株式会社(本社:愛知県名古屋市)は2026年5月27日、2026年4月における特殊詐欺およびフィッシング詐欺に関する独自調査レポートを公開しました。同社の調査によると、携帯料金や税金の架空料金請求SMSから電子決済サービス「PayPay」の送金画面へ誘導する「PayPay送金詐欺」が急増しているほか、国際電話番号を悪用した不審電話も増加傾向にあることが明らかになりました。

国際電話番号を悪用した不審電話が増加傾向

2026年4月にトビラシステムズの迷惑電話番号データベースに新たに登録された番号のうち、国際電話番号が全体の約61.9%を占め、前月比で約11.4%増加しました。一方、携帯電話番号の割合は約17.3%と大幅に減少しています。

迷惑電話番号 種別割合の推移

同社の調査で4月に着信件数が多かった国際電話の国番号は、上位から北米地域(アメリカ合衆国やカナダなど)、ロシア・カザフスタン、オーストラリア・クリスマス島・ココス諸島、イギリス、国際プレミアムレートでした。これらの国際電話番号からは、警察官などをかたる「ニセ警察詐欺」をはじめ、金融機関、通信事業者、宅配事業者、入国管理局、厚生労働省などの公的機関や事業者を装う不審な発信が多数確認されています。

国際電話 着信件数ランキング

特に、電話の最初に自動音声ガイダンスが流れるケースが多発しており、指示に従うことで警察官になりすました人物につながり、「ニセ警察詐欺」に巻き込まれる可能性もあるとして注意を促しています。国際プレミアムレートとは、国際電話を通じて海外の有料情報サービスにアクセスする仕組みで、通常の国際電話よりも高額な通話料が発生します。

フィッシング詐欺SMSの動向:金融・宅配をかたる手口が顕著に

2026年4月のフィッシング詐欺SMSでは、金融・決済サービスをかたるSMSの割合が約26.3%に増加しました。また、宅配・デリバリー事業者をかたるSMSも前月より大幅に増加し、約16.8%となっています。

フィッシング詐欺SMS 種別割合

実在する企業やブランドをかたるSMSでは、前月に引き続き「東京電力」や「WhatsApp」をかたる手口が多発しました。また、4月21日には「PayPayカード」、4月22日〜24日には「楽天カード」、4月24日〜26日には「セゾンカード」や「アメリカン・エキスプレス」など、複数のクレジットカード会社をかたるSMSが局所的に増加する傾向が見られました。

フィッシング詐欺SMSブランド割合 日別推移

各社もフィッシング詐欺への注意喚起を行っています。

詐欺SMSの最新情報は、トビラシステムズの「詐欺SMSモニター」でリアルタイムに確認できるといいます。

「PayPay送金詐欺」が急増、2ヶ月で19倍に

2026年4月から5月にかけて、架空料金の支払いを装ったSMSから電子決済サービス「PayPay」の送金画面へ誘導する「PayPay送金詐欺」の手口が急増しています。この手口では、ターゲットに対し、実在する事業者や公的機関を装い、携帯電話料金やクレジットカード利用料金、公共料金、税金などの支払いを求めるSMSが送られます。

SMSに記載されたURLへアクセスすると、ワンクリックでPayPayの送金画面へ遷移するケースや、「支払わなければ法的措置に移行する」などと不安をあおる文言を掲載した偽サイトへ誘導した後、PayPayの送金画面へ遷移させるケースが確認されています。送金すると、金銭が犯罪グループに渡る仕組みと考えられています。

偽SMSから誘導するPayPay送金詐欺

トビラシステムズの調査では、2026年5月20日までに確認された同手口のSMSは、2026年2月と比較して約19倍に増加しており、引き続き警戒が必要です。

PayPayに誘導する詐欺SMS件数

同社は、実際の手口をもとに解説した動画をYouTubeで公開しています。

詐欺被害から身を守るための対策

トビラシステムズは、詐欺被害から身を守るために以下の対策を推奨しています。

  • 身に覚えのないメールやSMSに記載されたURLにはアクセスしない

  • メールやSMSなどで連絡を受けた、見知らぬ相手への送金は行わない

  • 日頃利用するサービスは、公式アプリやブックマークした正規サイトから確認する

  • 少しでも不審に感じた場合は操作を中止し、画面を閉じる

  • 迷惑SMS対策アプリを活用し、詐欺の恐れがあるSMSを自動でブロック

トビラシステムズについて

トビラシステムズ株式会社は、テクノロジーを通じて社会課題の解決を目指し、特殊詐欺やフィッシング詐欺、グレーゾーン犯罪撲滅のためのサービスを提供しています。詐欺電話や詐欺SMSなどの情報を収集・調査しデータベースを構築することで、自動でフィルタリングする「迷惑情報フィルタサービス」を展開。このサービスは固定電話、モバイル、ビジネス向けに提供され、月間約1,500万人に利用されているといいます。

TOBILA SYSTEMS ロゴ

会社名:トビラシステムズ株式会社
代表者:代表取締役社長 明田 篤
所在地:愛知県名古屋市中区錦2-5-12 パシフィックスクエア名古屋錦7F
公式サイト:https://tobila.com/

ソース元:
トビラシステムズ 特殊詐欺・フィッシング詐欺に関するレポート(2026年4月)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000232.000034282.html

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