企業動向

ジュピターテクノロジー、ゼロトラスト型エンドポイント防御「Heimdalアプリケーションコントロール」を正式リリース – EDR回避型攻撃への対抗策


ジュピターテクノロジーは、正規ツールを悪用する「Living off the Land(LotL)」攻撃に対応するため、ゼロトラスト型エンドポイント防御ソリューション「Heimdalアプリケーションコントロール」の販売を開始しました。これにより、従来のセキュリティ対策では検知が困難だった攻撃への防御層が提供されます。

従来のEDRをすり抜ける正規ツール悪用攻撃

現代のサイバー攻撃では、マルウェアを使用せず、OSに標準搭載されているPowerShell、WMI、PsExecなどの正規ツールを悪用するLotL型攻撃が急増しています。これらの攻撃は、正規ツールや正規アカウントを利用するため、従来のシグネチャ型対策やEDR(Endpoint Detection and Response)では検知が困難なケースがあるという課題がありました。

また、企業運用においてもこれらの管理ツールは不可欠であるため、単純なブロックが難しいという実情もあります。Heimdalアプリケーションコントロールは、こうした状況に対し、「疑わしいものを検知する」のではなく、「許可されたものだけ実行する」というゼロトラストの原則に基づいた防御アプローチを提供します。

Heimdalの統合セキュリティプラットフォーム

Heimdalアプリケーションコントロールの主な特徴

Heimdalアプリケーションコントロールは、Heimdal Agent上で動作するProcessLockサービスにより、エンドポイントで起動されるプロセスをリアルタイムで監視し、ポリシーに基づいた実行制御を行います。

実行制御と柔軟なルール設定

本製品は、プロセスの実行を許可(Allow)、遮断(Block)、または管理者権限での実行(Auto Elevation)を制御します。ソフトウェア名、ファイルパス、パブリッシャー、MD5、電子署名といった複数の条件を組み合わせて実行制御ルールを設定できるため、未承認ツールの禁止やPowerShellの実行制御、業務アプリケーションのみの許可といったゼロトラスト型運用が実現可能です。

PEDM連携による最小権限運用

Heimdal特権昇格・委任管理(PEDM)との連携により、必要なアプリケーションのみの権限昇格、承認ベースでの実行、実行ログ監査などが可能となります。これにより、ローカル管理者権限を排除しつつ、業務継続性を維持する最小権限運用をサポートします。

正規ツール悪用対策と統合運用

企業運用で利用されるPowerShellやWMIなどの管理ツールに対し、実行制御ベースで対策を講じ、”正常に見える攻撃”に対する防御レイヤーを提供します。

また、HeimdalはDNS防御、パッチ管理、NGAV(次世代アンチウイルス)、ランサムウェア対策、特権管理などを統合した多層防御プラットフォームであり、アプリケーションコントロールも単一エージェントで運用可能です。管理ポリシーやログはクラウド上で一元管理され、導入・運用負荷の最小化に貢献します。

システム要件と価格

Heimdalアプリケーションコントロールはクラウドベースのサブスクリプション形式で提供され、新たな機材は不要です。契約期間は1年単位となっています。

システム要件

  • Windows 11およびそれ以降

  • Windows Server 2016およびそれ以降

価格例(定価)

  • クライアント版 Heimdal アプリケーションコントロール:サブスクリプション1年 104,700円/25台

  • サーバー版 Heimdal サーバーアプリケーションコントロール:サブスクリプション1年 25,100円/5台

詳細については、ジュピターテクノロジーまで問い合わせるよう呼びかけています。

ジュピターテクノロジーについて

ジュピターテクノロジー株式会社は2001年の創業以来、海外のログ管理、ネットワーク管理、セキュリティ製品の輸入・販売、およびシステム構築に特化した事業を展開しています。製品のローカライズやマニュアルの日本語化も数多く手がけ、優れた海外製品を国内の顧客に提供している企業です。


情報源
ジュピターテクノロジー、ゼロトラスト型エンドポイント防御「Heimdal アプリケーションコントロール」を正式リリース

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