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ニセ警察詐欺、約4割が「本物」と誤認か 「逮捕」への動揺、個人情報把握が要因に


トビラシステムズが実施したニセ警察詐欺に関するアンケート調査で、電話を受けた人の約4割が相手を本物の警察官だと思ったと判明しました。「逮捕」などの言葉による動揺や、犯人による個人情報の把握が信じてしまう主な理由とされています。特に20代から30代の若年層では、金銭被害につながりかねないリスク行動の割合が高い傾向がみられます。

警察官名乗る不審電話、約4割が「本物」と誤認

今回の調査は、警察官を名乗る不審な電話を受けた経験がある全国の25〜69歳の男女360人を対象に、2026年8月24日から25日にかけてインターネットで実施されました。

調査結果では、電話を受けた時点でニセ警察詐欺の手口を「内容まで知っていた」と回答した人が65.0%、「名前は聞いたことがあった」が27.8%で、合計92.8%が手口を認知していたことが判明しました。

しかし、実際に電話を受けた際に相手を「本物の警察官だと思った」と回答した人が15.0%、「途中まで本物の警察官だと思っていた」が22.5%で、合計37.5%の人が一時的にでも相手を本物だと誤認していたことが明らかになっています。

電話の相手を本物の警察官だと思ったか

年代別の分析では、20代・30代では「本物の警察官だと思った」「途中まで本物の警察官だと思っていた」と回答した人の合計が5割以上を占めています。一方、40代以上では「最初から疑っていた」と回答した人が7割以上となりました。若い年代ほど、相手を本物の警察官だと思った割合が高い傾向がみられます。

年代別の「本物の警察官だと思ったか」

「逮捕」への動揺、個人情報把握が信用招く

電話の相手を本物の警察官だと思った理由として最も多かったのは、「事件・逮捕などと言われ動揺した」で57.8%でした。ニセ警察詐欺では、「事件に関与している」「逮捕される」などと不安をあおり、指示に従わせようとする手口が確認されています。この結果からは、不安や焦りが相手を信じる要因の一つになっている可能性がうかがえます。

次いで、「自分の氏名や住所などの個人情報を知っていた」が54.1%、「話の内容がもっともらしかった」が50.4%と続きました。犯人は事前にターゲットの個人情報を入手し、会話の中で示すことで信ぴょう性を高めるケースや、巧妙に作り込まれたシナリオや複数の人物が登場する「劇場型手口」でターゲットを信じ込ませる特徴があります。

本物の警察官だと思った理由

若年層に被害リスク行動の傾向か

警察官を名乗る不審な電話を受けた際の行動については、「何も話さず、電話を切った」が37.5%、「途中で詐欺だと気付き、電話を切った」が37.2%と、多くの人が適切に対応しています。しかし、「お金を振り込んだ・送金した」と回答した人も8.1%いました。

金銭的な被害には至っていなくても、「個人情報を伝えた」が16.1%、「資産情報を伝えた」が12.8%など、重要な情報を相手に渡してしまった人が一定数存在します。また、「SNSで相手とつながった」が15.8%、「ビデオ通話をした」が12.5%など、電話以外の手段で相手と接触を続けてしまった人もみられました。

警察官を名乗る不審な電話を受けて取った行動

年代別に見ると、「お金を振り込んだ・送金した」と回答した人は20代・30代で高い傾向がみられます。また、「資産情報を伝えた」「個人情報を伝えた」などの情報伝達や、「ビデオ通話をした」「SNSで相手とつながった」といった電話以外の手段での接触についても、20代・30代で割合が高い傾向が確認されました。この結果は、若年層においても金銭被害につながりかねない潜在的なリスクが存在することを示唆しています。

年代別の行動

巧妙化する手口、実際の通話音声も公開

トビラシステムズは、巧妙化するニセ警察詐欺の手口を具体的に知るため、実際の通話音声をYouTubeチャンネルで公開しました。この動画では、はじめに自動音声アナウンスが流れ、その後通信事業者のオペレーターを名乗る人物が「携帯電話が不正利用されている」などと説明し、警察官を名乗る人物に電話を転送する様子が記録されています。

警察官を名乗る人物は、「被害届を作成する」などの名目で身分証明書の情報を求め、詐欺を疑われると態度を一変させ、強い口調で反論する様子も含まれています。この音声は、詐欺の手口がどのように展開されるかを理解し、対策を講じる上で役立つ情報といえるでしょう。

【実録】詐欺を疑うとまさかの逆ギレ?|ニセ警察詐欺のリアルな通話音声

実際の通話音声はこちらで確認できます。
https://youtu.be/izFm8MQLtaE

迷惑電話対策アプリの活用を

特殊詐欺などの不審な電話への対策として、迷惑電話対策アプリの活用が有効とされています。トビラシステムズは、迷惑情報データベースに基づき危険な電話を警告・拒否する「トビラフォンモバイル」を提供しています。また、警察庁推奨アプリである「詐欺対策 by NTTタウンページ」も、警察庁から提供される犯行利用番号とトビラシステムズ独自のデータベースを活用し、詐欺の疑いがある電話を自動遮断または警告表示する機能を備えています。

迷惑電話・SMS対策アプリ「トビラフォンモバイル」
https://tobilaphone.com/mobile/landing/

警察庁推奨アプリ「詐欺対策 by NTTタウンページ」
https://itp.ne.jp/sagitaisaku/

出典

特殊詐欺の認知・検挙状況等(令和8年上半期・暫定値)について(警察庁)
https://www.npa.go.jp/bureau/criminal/souni/tokusyusagi/sagi_keihatsu2026_teisei.pdf

ソース元

【アンケート調査】ニセ警察詐欺の電話を受けた人の約4割「本物だと思った」 信じた理由は「逮捕」への動揺や「個人情報の把握」

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