プルーフポイント、AIエージェント時代のワークスペース向けにメールとデータセキュリティを再構築
サイバーセキュリティ企業のプルーフポイントは、AIエージェントの普及が進む現代のワークスペースに対応するため、メールとデータセキュリティのポートフォリオを強化しました。統合メールアーキテクチャ、AI駆動のデータアクセスガバナンス、ハイブリッド環境に対応したAIネイティブDSPMを発表し、人とAIエージェントが協働する環境での保護強化を図ります。
AIエージェント時代を見据えたセキュリティ再構築
見出し
サイバーセキュリティおよびコンプライアンス分野のリーディングカンパニーであるプルーフポイントは、AIエージェントが普及するワークスペースの保護強化に向けたイノベーションを発表しました。同社は2026年3月23日、カリフォルニア州サニーベールおよびサンフランシスコで開催されたRSAカンファレンス2026において、インテント認識に基づく統合メールアーキテクチャとAI駆動のデータアクセスガバナンス機能などを発表し、人とAIエージェントが連携して業務を遂行する環境でのセキュリティ強化を目指しています。
AIアシスタントや自律型エージェントの導入が加速する中で、企業のリスクモデルは変化しています。AIはコミュニケーションの作成や機密データへのアクセス、さらには人間を上回る速度でのアクション実行が可能であり、従来の固定ルールに基づくセキュリティシステムでは対応が難しくなっています。セキュリティチームには、コミュニケーションの流れやデータアクセスの経路を把握し、その振る舞いがビジネス目的と整合しているかを見極めることが求められています。
統合されたコラボレーションセキュリティでメール保護を強化
メールは依然としてサイバー攻撃の主要な侵入経路であり、AIエージェントの活用によりデータのやり取りの規模とスピードが拡大する中で、組織は可視性と統制の維持に課題を抱えています。
プルーフポイントは、セキュアメールゲートウェイ(SEG)とAPIベースの保護という二つのメールセキュリティ手法を単一の統合アーキテクチャに集約しました。この統合モデルにより、SEGが外部との通信を保護し、APIベースの保護が社内間の通信まで防御を拡張します。共有される脅威インテリジェンスと行動シグナルが各制御を横断して連携し、検知精度を高めるとしています。また、統合コンソールにより、受信・送信・内部メールを含むすべての保護を一元的に管理することが可能です。
プルーフポイントのThreat Protectionグループ エグゼクティブ バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーであるトム・コーン氏は、「メールは依然として企業への主要な侵入口であり、特に人とAIエージェントが共有情報を基に行動する環境ではその傾向が顕著です。私たちは、実際の働き方に即した形でコラボレーションセキュリティを進化させ、同一のコミュニケーション基盤の中で動作する人とAIエージェントの双方を保護します」と述べています。
人とAIエージェントにわたるデータアクセスのガバナンス
同社のAI Data Access Governance機能は、SaaS、クラウド、オンプレミス環境全体にわたり、機密データに誰(何)がアクセスできるのかを可視化します。これにより、ユーザーアカウント、サービスアカウント、AIエージェントまでを一元的に把握し、セキュリティチームが不要な権限や所有者不明のアカウント、過剰なアクセス権を特定し、自動修復ワークフローによってリスクを低減できるとしています。
データセキュリティグラフ上で、ユーザーやシステムアイデンティティのアクティビティ、データの機密度、アクセスパターン、DLP(情報漏えい対策)のシグナル、各種リスク指標を相関分析することで、組織は継続的なリスク低減へと移行できると説明されています。
ハイブリッド環境に対応したAIネイティブDSPMの拡張
AIが業務プロセスに組み込まれる中で、機密データはレガシーシステムとクラウドアプリケーションの間をこれまで以上に移動しています。このハイブリッド環境における可視性の死角を解消するため、プルーフポイントはAIネイティブのData Security Posture Management(DSPM)機能をオンプレミス環境まで拡張しました。これにより、データの所在を問わず、企業全体にわたるインテリジェントなデータの発見と分類を実現し、機密データに対する一貫した可視性を確保できるとしています。
プルーフポイントのデータセキュリティグループ エグゼクティブバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーであるマヤンク・チョウダリー氏は、「データリスクはもはや一箇所にとどまるものではありません。私たちは、単一のプラットフォーム上でデータアクセスガバナンスとハイブリッドDSPMを統合し、機密データの所在を可視化するとともに、誰が・何がアクセスしているのかを把握し、意味のある行動シグナルに基づいた対処を可能にします」とコメントしています。
提供時期
これらの新機能は2026年第2四半期に提供開始予定です。提供時期は、標準的な製品ロールアウトの考慮事項および地域ごとの提供状況により変更される場合があります。
プルーフポイントについて
プルーフポイントは、人とAIエージェントを軸としたサイバーセキュリティにおけるグローバルリーダーです。メール、クラウド、コラボレーションツールを通じて人・データ・AIエージェント間の連携を保護しています。フォーチュン100企業のうち約80社以上、約10,000社を超える大企業、そして数百万の中小企業に信頼されるパートナーとして、サイバー脅威の阻止、情報漏えい対策(DLP)、人とAIが協働するワークフロー全体のレジリエンス構築を支援しています。詳細はプルーフポイントのウェブサイトにて確認できます。
ソース元
プルーフポイント、AIエージェント時代のワークスペースに向け、メールとデータセキュリティを再構築
https://www.proofpoint.com/jp
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カテゴリ:企業動向
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