企業動向

「信頼」を偽装する巧妙な詐欺が急増、NordVPNが大規模キャンペーンを警告


NordVPNの脅威インテリジェンスチームは、有名ブランドや公的機関になりすまし、利用者の信頼を悪用する2つの大規模な詐欺キャンペーンを確認しました。偽の広告やメッセージを通じて不正サイトやアプリへ誘導する手口に注意が必要です。

信頼を悪用した巧妙ななりすまし詐欺が拡大

サイバーセキュリティ企業のNordVPNは、著名ブランドや公的機関への信頼を悪用した大規模な詐欺キャンペーンを2件確認したと発表しました。今回の詐欺は、ウェブサイトの外観を模倣するだけでなく、利用者が「本物」と判断する際の安心材料まで作り込んでいる点が特徴です。

なりすまし詐欺

SNS広告から無許可カジノへ誘導

1つ目の手口は、FacebookやInstagramの有料広告を起点とするものです。Google Authenticatorや大手航空会社など、実在する有名ブランドを装った偽のGoogle Playページへ誘導します。この偽ページには、捏造された高評価レビューなどが掲載されており、利用者の警戒心を解く仕組みになっています。

さらに、広告審査を回避する「クローキング」と呼ばれる技術が使われています。審査用スキャナーには無害なページを見せ、実際のターゲットには無許可のオンラインカジノへ誘導するページを表示するという手法です。調査では、400以上のブランドが悪用され、約1,000人のアフィリエイトが関与している実態が明らかになりました。

航空会社・政府機関を装う不正アプリの脅威

2つ目は、SMSやSNSを通じて送られる航空会社や政府機関を装ったメッセージです。税金の還付や航空券の割引といった「実際にありそうな用件」を餌に、不正アプリのインストールを促します。

インストールされた不正アプリは、端末を遠隔操作し、SMSや通話履歴の読み取り、カメラの起動などが可能です。特にSMSを読み取られることで、銀行の二段階認証コードが盗まれ、不正送金に悪用される危険性が指摘されています。2025年8月以降、世界7地域で被害が確認されています。

自己防衛のための対策

NordVPNは、以下の対策を推奨しています。

  • 広告やメッセージ内のリンクから直接手続きを行わず、公式サイトや公式アプリを自ら検索してアクセスすること

  • アプリのインストールは、必ず正規のアプリストアから行うこと

  • 企業名や高評価といった一つの情報だけで安全を判断せず、複数の情報源から確認すること

詳細は以下の公式サイトを参照してください。

情報源:
なりすまし詐欺は「見た目」から「信用」の偽装へNordVPN、“本物らしさ”を多重に作り込む2つの大規模詐欺キャンペーンを確認
https://nordvpn.com/ja/

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