企業動向

暗号資産詐欺、20代の75%が遭遇か Clabo調査で若年層の深刻な実態が判明


株式会社Claboの調査により、暗号資産投資家の約6割が詐欺・フィッシングに遭遇し、特に20代では75%が標的となっている実態が明らかになりました。約7人に1人が資金を失う被害に遭っています。

投資家全体の約6割が詐欺に遭遇、約1割が資金喪失

今回の調査では、暗号資産投資家の約61.4%にあたる458人が、何らかの詐欺やフィッシングに遭遇した経験を持つと回答しました。「遭遇したことはない」と答えた投資家は約38.6%にとどまり、暗号資産市場で資産を運用する上で、詐欺との接触は避けられない状況にあることが示されています。

また、回答者の約14.1%にあたる105人が「実際に資金を失った」と回答しており、約7人に1人が金銭的な実害を被っている計算になります。被害を最小化するためには、事前のリテラシー強化と不審な接触を遮断する運用ルールの徹底が重要であると同社は指摘しています。

若年層が特に標的に、20代の75%が詐欺に接触

年代別の遭遇率を見ると、20代が約75.2%と全世代で最も高い割合を示しています。資金喪失率も約20.9%で最高値を記録しており、若年層ほど被害が深刻化する傾向が見られました。SNSを主要な情報源とする若年層は、偽情報やDM勧誘に日常的に接する機会が多く、情報スピードを重視するあまり、URLの精査やアカウントの真贋確認を怠るケースが多発していると考えられます。

対照的に、60代の遭遇率は約35.4%と低い水準にとどまっています。これは情報接触経路の違いが、結果的に詐欺との接触機会を減らしている可能性が考えられます。

年代別 遭遇率と資金喪失率

多様化する詐欺手口、偽DMやApprove詐欺に注意

詐欺・フィッシングの遭遇種類では、「偽DM」が約27.4%で最多となりました。X(旧Twitter)やLINE、Telegramなどのメッセージングサービスで、なりすましアカウントからの直接的な勧誘が横行しています。攻撃者にとってコストが低く、不特定多数にリーチできる手法です。

「SNSの投資話に誘われた」と回答した層は約20.4%に上り、タイムライン上で展開される魅力的な投資情報や、「必ず利益が出る」といった文言を含む勧誘投稿が脅威の一つとなっています。有名インフルエンサーになりすましたアカウントによる誘導は、見抜くハードルが高いとされています。

正規の取引所やウォレットサービスを模倣した「偽サイト」へのアクセスを経験した投資家は、約15.0%に達しました。ドメインの一文字違いや、サブドメインを巧妙に使った偽装URLが主流であり、視覚的な確認だけで真偽を判別することは困難です。

近年特に警戒が必要な「Approve詐欺」にも、約11.4%が遭遇しています。この手口は、偽サイトでの署名要求を通じてウォレット内の資産を引き出す権限を奪うもので、一度承認するとユーザーが気づかないうちに資産が抜き取られる危険性があります。

詐欺・フィッシング遭遇の種類

詐欺被害から身を守るために

Claboは、暗号資産市場において「自分は大丈夫」という過信が通用しない現状を指摘し、ユーザーがリスクを識別し、大切な資産を守り抜くための具体的な防衛策を提示しています。

  • 身に覚えのないDMに含まれるリンクは開かない

  • 「フォロワー数が多い=信頼できる」という思い込みを捨て、公式の認証バッジや過去の発言履歴を精査する

  • ブックマーク経由でのアクセスを徹底し、URLを常に目視で確認する

  • コントラクト承認画面の意味を学び、ウォレットの権限悪用を防ぐ

株式会社Claboでは、ウォレットの復旧をはじめとするセキュリティ対策や暗号資産に対する相談を初回無料で受け付けています。詐欺をはじめとするトラブルについても相談が可能です。

同社への相談窓口はこちらです。

公的機関への相談窓口として、以下の利用も検討できます。

  • 警察相談専用電話:#9110

  • 消費者ホットライン:188

  • 詐欺的な投資に関する相談ダイヤル:0570-050-588

ソース元

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