サイバー攻撃の脅威とバックアップの課題
今日のデータ保護において、バックアップデータの「不変性(イミュータビリティ)」はランサムウェア対策の必須条件とされています。しかし、バックアップストレージ自体にハードウェア障害やネットワーク障害が発生した場合、復旧作業(リストア)が遅延し、ビジネス継続性に重大な影響を及ぼすリスクがありました。
自動HAフェイルオーバー機能の概要
今回提供が開始される「自動HAフェイルオーバー」は、Scality社のオブジェクトストレージ「ARTESCA」とVeeam Data Platformを組み合わせた環境で利用できます。Scalityのストレージが提供するマルチサイト機能をVeeam社の「Smart Entity」アーキテクチャと統合することで実現されました。この機能により、一方のサイトで障害が発生しても、Veeam側で設定を変更することなく、自動的にバックアップやリストア操作を継続できるとしています。
導入で期待される主な利点
本ソリューションの導入により、以下の主要なメリットが期待されます。
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ゼロタッチのフェイルオーバー: ストレージ障害を検知した場合、バックアップトラフィックは即座に正常なノードへ自動転送されます。管理者の手動介入は不要です。
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RTO(目標復旧時間)の最小化: ランサムウェア攻撃により本番システムがダウンしても、バックアップデータへのアクセスが常に維持されるため、即時のリストア開始が可能となります。
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エンタープライズ級のデータ保護をシンプルに: これまで複雑だった地理的分散やHA構成の管理が、Veeam社とScality社の緊密な統合により、簡素化されたインターフェースで運用可能になります。
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TCO(総所有コスト)の削減: 高価な専用ハードウェアや複雑なサードパーティ製フェイルオーバーソフトウェアを導入することなく、ソフトウェア定義のストレージで高い可用性を実現します。
株式会社クライムについて
株式会社クライムは、Scality社およびVeeam社の国内正規販売代理店として、長年にわたりデータ保護ソリューションを提供してきました。同社は今回の新機能提供を通じて、ミッションクリティカルな環境におけるデータレジリエンス(回復力)をさらに強化し、企業のDX推進を支援していく方針です。
Scality社は「Veeam社との強力なパートナーシップにより、データの不変性だけでなく、真の可用性(HA)を自動化することができました。これにより、お客様は万が一の事態でも、データの損失やダウンタイムを恐れることなくビジネスに集中できるようになります」とコメントしています。
関連情報
ソース
- ページタイトル: 株式会社クライム、ScalityとVeeamの連携による新機能「自動HAフェイルオーバー」を提供開始
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