AIが「自ら攻撃する」時代へ
生成AIの急速な普及に伴い、サイバー攻撃の手法も大きく変化しています。これまでのAIは、フィッシングメールの作成や脆弱性の調査、攻撃コードの生成など、人間の攻撃者を支援するツールとして活用されてきました。
しかし現在では、AIが推論、計画、実行を担い、攻撃開始後のサイバーキルチェーンを自律的に進める「Agentic AI(エージェント型AI)」を利用した攻撃が注目されています。セミナー資料では、2025年以前の「人間が介在し、AIが攻撃をアシストする」形から、2026年以降はAgentic AIによる攻撃の自律化へと変化していることが指摘されています。
「JADEPUFFER」に見る自律型攻撃の実態
本セミナーで特に取り上げられる事例の一つが、2026年に確認された「JADEPUFFER」です。この事例では、自律型エージェントが標的について推論し、認証情報の収集・再利用、横方向への移動、永続性の確立、データベースの破壊などを組み合わせて実行したとされています。作戦のセットアップや指示、標的選択、インフラ準備には人間が関与したものの、それ以外の攻撃活動は自律的に行われたと報じられています。
注目すべきは、攻撃が失敗した際のAIの動きです。資料によると、最初のログイン試行に失敗した後、AIがその理由を診断し、わずか31秒でペイロードを修正して再試行した事例が紹介されています。また、短期間に600を超える多様で目的を持ったペイロードが観測されており、自律的なエージェントによる攻撃を示唆するものとしています。
これは、「攻撃者がAIを使う」という従来の構図に加え、「AIが状況を判断し、攻撃を続ける」という新たなサイバー攻撃への備えが企業に求められ始めていることを示唆しています。
AI時代に求められる「基本対策」と「脅威インテリジェンス」
AIを利用した新しい攻撃だからといって、全てのセキュリティ対策を一から見直す必要はないとされています。セミナーでは、インターネットに公開されたサーバー・機器、クラウド環境、管理者アカウント、脆弱性管理といった、企業がまず確認すべき基本的な防御ポイントが整理されます。
もう一つの重要なテーマは「脅威インテリジェンス」です。攻撃を受けてからの対応だけでなく、攻撃者、攻撃キャンペーン、脆弱性などに関する情報を継続的に収集・分析し、自社にとっての脅威を判断して防御に活用することが、より重要になるといいます。セミナー資料でも、インターネットに露出したサーバー・機器類やクラウド構成ストア、管理者アカウントなどのセキュリティ維持に加え、日頃から攻撃キャンペーン等を想定して脅威インテリジェンスを収集・活用することが求められるとしています。
セミナーアジェンダ
- AIによってサイバー攻撃はどう変わったのか
- 攻撃者はAIをどう使っているのか
- 犯罪者向けAIはここまで進化している
- AIエージェント×ランサムウェア ― 自律型攻撃の実態
- AIエージェント時代、企業はどう守るのか
- まとめ・Q&A
講師プロフィール
面 和毅(おも かずき)氏
セキュ塾「脅威インテリジェンス育成コース」主講師。サイバーセキュリティ分野の専門家として、ランサムウェア、OSINT、脅威インテリジェンスなど幅広い分野で活動しています。
面氏の最新刊『ランサムウェア攻撃対策マニュアル ―サイバーセキュリティ事例研究と防衛戦略―』は好評発売中です。進化するランサムウェア攻撃の構造から実際の事例、防衛戦略までを体系的に解説しており、今回の無料セミナーでは、その著者本人が「AIエージェント×ランサムウェア」という最新テーマを直接解説します。
開催概要
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セミナー名: AIエージェント+ランサムウェア攻撃 攻撃は「自動化」から「自律化」へ。企業はどう備えるべきか
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開催日時: 2026年9月14日(月)18:00~19:00(予定)
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開催形式: オンライン
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参加費: 無料
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講師: 面 和毅氏
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主催: セキュ塾/ヒートウェーブ株式会社
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対象: 企業の情報システム・セキュリティ担当者、SOC・CSIRT担当者、経営者・管理職、サイバーセキュリティに携わるエンジニア、AI時代のランサムウェア対策に関心のある方、脅威インテリジェンスを学びたい方
お申し込みは以下のリンクから可能です。
セキュ塾「脅威インテリジェンス育成コース」について
セキュ塾では、サイバー攻撃発生後の対応だけでなく、攻撃者の動向や攻撃の兆候を捉え、組織の意思決定や防御につなげるための脅威インテリジェンスを実践的に学ぶ「脅威インテリジェンス育成コース」を開講しています。OSINT、MITRE ATT&CK、Recorded Futureなどを活用し、情報の収集から分析、評価、レポート作成までを実践形式で学べるといいます。
また、セキュ塾では脅威インテリジェンスの世界をストーリーで学べるオリジナル企画「情報分析官 神崎蓮 ― PROJECT ECLIPSE」も展開しています。「攻撃が起きてからではなく、その“兆候”をつかむ」という情報分析の世界を分かりやすく紹介しているとのことです。
ヒートウェーブ株式会社について
ヒートウェーブ株式会社は1992年に創業し、官公庁・大手企業向けにICT教育を提供、これまでに30,000人以上のエンジニアを育成してきました。2017年からは「ホワイトハッカー育成コース」を提供し、1000名以上のセキュリティ人材を業界に輩出しているといいます。同社は経済産業省「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」認定事業者でもあります。
ソース元:【参加無料】AIが「攻撃者」になる時代へ―「AIエージェント×ランサムウェア攻撃」9月14日開催
URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000045.000018723.html
