ERPC、Solana共有Shreds/Geyser gRPCでHTTPSに対応
ELSOUL LABO B.V.(本社:オランダ・アムステルダム)とValidators DAOが運営するERPCは、Solanaブロックチェーンの共有Shreds gRPCおよびGeyser gRPCエンドポイントにおいて、新たにHTTPSに対応したことを発表しました。これにより、ユーザーは従来から提供されていたHTTPと合わせ、HTTPSとHTTPの両方から接続方式を選択できるようになります。
今回の対応は、Shreds gRPCの「Direct Shreds Connect」「Direct Shreds Turbo」、および共有Geyser gRPCストリームの「スタンダード」「プレミアム」「Burst」の各エンドポイントが対象です。ERPCは、暗号化されたセキュアな通信が可能なHTTPSエンドポイントと、TLS処理を伴わないHTTPエンドポイントの両方を提供することで、レイテンシを最優先する用途から、購読内容の秘匿性を重視する用途まで、幅広いユースケースに対応するとしています。
HTTPSとHTTP、異なる特性を持つ選択肢
HTTPSエンドポイントでは、クライアントとERPC間の通信全体がTLSで暗号化されます。これにより、購読リクエストの内容や返されるストリームデータが保護され、経路上の第三者による内容の読み取りが困難になります。特に、プロジェクトが監視するウォレットアドレスのグループなど、その「まとまり」自体が機密情報となり得る場合に有効であると同社は説明しています。
一方、HTTPエンドポイントはTLSのハンドシェイクや暗号化・復号処理が不要なため、通信経路上の処理負荷を最小限に抑えることが可能です。Solanaのリアルタイム処理において、データ発生からアプリケーションへの到達までのレイテンシを極限まで低減したい場合に適した選択肢として、ERPCは今後もHTTP接続を提供し続ける方針です。
接続方式の切り替えとJito ShredStream終了後の対応
エンドポイントのホスト名は従来と同一で、接続時のスキームとポート(HTTPSはポート443、HTTPはポート80)が変わるのみです。切り替えはERPC Webダッシュボード上で行え、登録済みのIP許可リストは共通で使用されます。
また、Jitoが提供するJito ShredStreamが2026年9月5日にサービスを終了する中、ERPCの共有型Shreds製品(Direct Shreds Connect、Direct Shreds Turboなど)はその後も継続して提供されます。Shredsの取得経路を見直しているプロジェクトにとって、ERPCのサービスは引き続き利用可能な選択肢となります。
短時間検証も可能に
ERPCの共有エンドポイントは、1時間単位の時間料金で利用可能です。これにより、月額契約なしでHTTPSとHTTPの両方を実際のワークロードで試し、自身の環境におけるレイテンシと秘匿性のバランスを確認できるとしています。
ERPCは、Solanaインフラの性能をデータソースへの近接性、ネットワーク経路、ハードウェア、OS・カーネル、そしてユーザーへの最終的なデータ配信方式まで含めた「低レイテンシインフラ」として設計しており、今回のHTTPS対応もその配信方式の選択肢を広げる取り組みの一環であると述べています。
ソース元
ERPC、Solana共有Shreds/Geyser gRPCエンドポイントでHTTPS対応—HTTPとの選択が可能に
https://labo.elsoul.nl/ja/news/2026/08/28/erpc-shared-endpoints-https-http-dual-support-20260828/
