企業動向

ユービーセキュア、AI時代の脆弱性管理支援を開始 優先順位再設計で経営課題に対応


株式会社ユービーセキュア(東京都中央区)は2026年7月15日、AIの普及により変化する脅威環境に対応するため、企業が脆弱性対応の優先順位を描き直す「AI時代の脆弱性管理支援」サービスの提供を開始しました。本サービスは、コンサルティングと技術支援を組み合わせ、方針策定から日々の運用までを一貫して支援するものです。

ユービーセキュア、AI時代の脆弱性管理支援を開始

ユービーセキュア AI時代の脆弱性管理支援

株式会社ユービーセキュア(東京都中央区)は2026年7月15日、AIの普及によって大きく変化する脅威環境に対応するため、企業が脆弱性対応の優先順位を描き直し、本当に守るべき領域に集中できるよう支援する新サービス「AI時代の脆弱性管理支援」の提供を開始しました。

このサービスは、企業が何を守るべきかを描く「コンサルティング支援」と、描いた優先順位を実際の運用に落とし込む「技術支援」の二本柱で構成されます。これにより、方針づくりから日々の運用までを一貫して伴走するとしています。

AIが変える脆弱性管理の前提

サイバー攻撃側はAIを活用し、攻撃手法を急速に高度化させています。一方、防御側もAIを活用した開発を加速させており、企業が管理すべき領域は拡大しています。その結果、脆弱性が発見されてから攻撃に悪用されるまでの時間は短縮される傾向にあります。

こうした変化は、規制当局の動きにも表れています。2026年5月には、金融庁が日本銀行と連名で、フロンティアAIによる脅威変化を踏まえた短期的な対応を金融機関等に要請しました。これは、脆弱性への対応がIT部門だけの課題ではなく、経営が向き合うべき課題へと位置づけが変わったことを示すものといえます。

多くの企業はすでに脆弱性管理ツールを導入し、運用を続けています。しかし、その対応範囲や優先順位は、AIが普及する以前の前提のまま据え置かれている場合が少なくありません。ユービーセキュアは、いま直面している本質的な課題は、脆弱性の量が増えたことそのものではなく、「どこを優先して守るべきか」という判断の前提が、変化した脅威環境に追いついていない点にあると指摘しています。

量ではなく優先順位の再設計を

増え続ける脆弱性のすべてに人手で対応することは現実的ではありません。重要なのは、自社の業務やビジネス上の重要度に立ち返り、いま守るべき優先順位を描き直すことです。その上で、優先度の高い領域に対応を集中させ、継続的に運用できる体制へと整えていくことが求められています。

ユービーセキュアは、この取り組みを「ツールでできることを並べる」のではなく、顧客企業の事業と運用体制に沿って課題を理解し、守るべき優先順位を共に描くことと位置づけています。

コンサルティングと技術支援の二本柱

本サービスは以下の二つの支援で構成されており、顧客企業の状況に応じて必要な要素から着手できるとしています。

コンサルティング支援:何を守るべきかを共に描く

現状の脆弱性管理プロセスを分析・可視化した上で、ビジネスリスクや業務の重要度に基づき、守るべき資産と優先順位を再設計します。さらに、重要システムへの攻撃経路と影響範囲を分析し、有事にも事業を止めないための事業継続・復旧シナリオの策定までを支援します。

技術支援:描いた優先順位を運用に落とし込む

アタックサーフェスの可視化による外部公開資産の棚卸しから、外部指標(CVSS・EPSS・KEV など)と自社環境を掛け合わせたリスクベースのトリアージ基準の策定、脆弱性管理基盤の導入までを支援します。すでに基盤を導入済みの場合は、運用改善や対応の自動化、マネージドサービスによる運用代行にも対応するとしています。

ユービーセキュア AI時代の脆弱性管理支援 SOLUTION

20年の実績と特定の製品に依存しない目利き

ユービーセキュアは設立から約20年にわたり、脆弱性診断・管理の専門集団として、通算約2,000社、約150万アセットを超える支援実績を積み重ねてきました。Webアプリケーション脆弱性検査ツール「Vex」をはじめとする自社開発製品に加え、複数の脆弱性管理ツールを扱い、特定の製品に依存せず、顧客企業の目的に応じて最適な組み合わせを提案するとしています。フロンティアAIの出現によっても、防御側に求められる本質は変わらないとし、長年培った知見と現場力で、顧客企業の運用が回る状態まで支援する方針です。

今後の展開

同社は本サービスを、ランサムウェア対策や事業継続(レジリエンス)の確保までを見据えたロードマップの起点と位置づけています。優先順位の再設計を入り口として、有事にも事業を止めないためのセキュリティ体制づくりへと、段階的に支援を広げていくとしています。

「セキュリティを、みんなのものに。」という理念のもと、変化する脅威環境の中で顧客企業が本当に守るべきものに集中できるよう、今後も支援を続ける構えです。


ソース元

  • ページタイトル: ユービーセキュア、フロンティアAI時代の脆弱性管理を「優先順位の再設計」から支援する新サービスを提供開始

  • URL: https://www.ubsecure.jp/

ページトップへ戻る
×