インフィニコがRADIUSアプライアンス新版を公開、192bit暗号と新機能でセキュリティ強化
株式会社インフィニコは、国内開発のアプライアンスサーバであるRADIUSサーバ「DefRADシリーズ」の最新バージョンを2026年9月にリリースしました。今回のバージョンアップでは、WPA3 Enterprise 192-bit modeへの対応を含む5つの新機能が追加され、最高レベルの無線LANセキュリティと証明書運用の効率化を目指しています。
サイバー脅威の深刻化に対応、最新セキュリティ規格へ
近年、サイバー脅威は深刻化しており、企業や組織にはより強固なセキュリティ規格への移行が求められています。一方で、認証方式や利用端末、ネットワーク機器の多様化により、認証・証明書運用は複雑化し、IT管理者の負担が増加する課題がありました。
インフィニコはこうした課題に対応するため、最新のセキュリティ規格への対応、多様な環境との互換性向上、そして証明書運用の効率化を目的とした新機能を追加したとしています。これにより、WPA3 Enterprise 192-bit modeなどの高いセキュリティ要件への対応力を高め、様々な端末やネットワーク機器に合わせた柔軟な認証環境の構築、IT管理者の運用負荷軽減を支援するといいます。
5つの新機能でセキュリティと運用性を向上
今回のバージョンアップで追加された主な機能は以下の5点です。
-
WPA3 Enterprise 192-bit mode対応
2026年現在で最も堅牢とされる「WPA3 Enterprise 192-bit mode」の必要要件である公開鍵暗号アルゴリズム「RSA-3072」「ECDSA-384」、および署名ハッシュアルゴリズム「SHA-384」の証明書発行に対応しました。これにより、金融機関や自治体、高度な機密情報を扱う企業において、通信の盗聴や不正アクセスを徹底的に排除した、極めて安全なワイヤレス環境の構築が可能になるとしています。 -
クライアント証明書SAN(Subject Alternative Name)対応
最新のAndroid端末などで従来の証明書では警告が表示されるケースがありましたが、本機能により、端末側が求める詳細な識別情報(SAN:サブジェクト代替名)を付与できるようになりました。これにより、ユーザーが接続エラーに煩わされることなく、スムーズかつ安全にネットワークへ参加できる環境を整えるとしています。 -
追加アトリビュート対応
FortiGateやフレッツ・VPNゲートなどが必要とする情報を返せるようになりました。これによりネットワーク機器との連携範囲が広がり、ネットワーク設計の自由度が高まるとしています。 -
TLS 1.3対応
EAP認証における最新プロトコルであるTLS 1.3をサポートしました。TLS 1.3を含むTLSバージョン範囲を指定できるようになり、新しいセキュリティ要件への対応を可能にします。 -
クライアント証明書パスワード通知機能追加
証明書発行ワークフローの完了通知メールに、パスワードを記載するオプションが追加されました。管理者の手間を削減し、証明書発行からパスワード通知までのタイムラグを削減することで、証明書の申請、配布、インストールまでのワークフローをスムーズにし、ユーザーの利便性を向上させる狙いです。
仮想アプライアンスの対応基盤を拡充
仮想アプライアンス「NetNebulas-VA DefRAD」では、従来のVMware、Hyper-V、AWSに加え、新たにNutanix AHVおよびProxmox環境に対応しました。これにより、より多様な仮想基盤への導入や、既存環境を活かした柔軟なシステム構築、インフラ最適化ニーズに応えるとしています。
インフィニコは、WPA3 Enterprise 192-bit modeへの対応に加え、証明書運用の効率化や多様なネットワーク環境への対応を強化したDefRADシリーズが、これからのRADIUS認証基盤への刷新を支援するとしています。
製品の詳細については、同社の製品紹介ページで確認できます。
ソース元
-
192bit暗号に対応し、新機能を追加したRADIUSアプライアンス最新バージョンをリリース
