AI普及で高まるセキュリティリスク
エクサウィザーズグループは、2,500社を超える企業や行政機関にAIプロダクトおよびAIサービスを提供している。しかし、生成AIやAIエージェントの日常業務への活用が広がるにつれて、プロンプトインジェクション、AIエージェントの挙動改ざん、AIモデルを介した機密情報の漏えい、AIサプライチェーンの脆弱性といった従来型のセキュリティサービスでは対応しきれない新たなリスクが顕在化しているという。AIの安全な活用は、AIを利用する企業にとって重要な経営課題となっている。
また、AIセキュリティを取り巻く政策・規制の整備も進展している。2026年には重要インフラ事業者のサイバー防御義務を強化する新たな法制度が施行される予定であり、EU AI規則(EU AI Act)などの国際的なルール整備が進む。さらに、OWASP LLM Top 10などのガイドラインが参照基準として普及しつつある。国内サイバーセキュリティ市場は2025年~2026年にかけて約2兆円規模に達すると推計されており、特にAIによるセキュリティ分野の運用自動化が進むと見込まれている。
こうした背景を踏まえ、エクサウィザーズは2026年5月12日に公表した「3P × Frontier」戦略の一環として、ExaSecurityの設立を決議した。
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内閣官房国家サイバー統括室「サイバー対処能力強化法及び同整備法(令和7年5月16日成立、同年5月23日公布)」
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/cyber_anzen_hosyo_torikumi/index.html -
株式会社矢野経済研究所 プレスリリース(2026年6月3日発表)
https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/4130
ExaSecurityの事業内容と3つの戦略
ExaSecurityは、以下の二つのサービス領域を展開する。
- AIシステム保護サービス:AIレッドチーミング(攻撃者の視点からAIシステムの脆弱性を検証するテスト)、セキュリティ診断、AIガバナンス・コンプライアンスに関するコンサルティングなど、顧客のAIシステムを保護する支援を提供する。
- AI活用によるセキュリティ強化サービス:ペネトレーションテストをはじめとする従来型のセキュリティサービスにAIを活用し、より高速かつ広範に提供する。また、AIセキュリティ関連製品の販売および導入支援も行う。
事業推進においては、以下の三つの戦略を中心とする。
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差別化されたAIセキュリティ体制の構築:AIセキュリティの実務を担えるシニア専門人材によるチーム体制、再現性のあるサービス提供手法、そしてエクサウィザーズグループがAI事業で培ってきたブランドを競争力の源泉とする。人材の採用と定着を最優先戦略とする。
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グループのセキュリティ基盤としての役割:エクサウィザーズグループ自身のAIプロダクトのセキュリティ保証を担うほか、官公庁や金融機関など規制の厳しい業界において、グループ各社が事業を展開する際の信頼の証としての役割を果たす。グループ各社のプロダクト連携や顧客基盤との相互送客を通じて、グループ全体の価値向上に貢献する。
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個別案件から継続的なサービス・プロダクトへの発展:開業時は個別プロジェクト単位でサービスを提供するが、AIシステムや脅威が変化し続けることから、継続的な支援へと段階的に発展させる。複数の案件で特定された共通課題は、標準化してプロダクトとして提供することで、効率的なサービス提供を目指す。
代表コメント「AIとサイバーセキュリティの双方に精通したパートナーを」
ExaSecurityの代表取締役であるLachlan Mitchell氏は、生成AIやAIエージェントの普及にセキュリティの実践が追いついていない現状を指摘する。同氏は、「攻撃者はAIを武器化する手法を進化させ続けているが、多くの組織の防御は依然として従来型の手法にとどまっている」と述べ、AIシステムには設計・開発・運用のあらゆる段階でセキュリティ、ガバナンス、信頼を組み込む必要性を強調した。また、AIがセキュリティ分野自体を変革し、防御側が迅速に脆弱性を発見・修正できるようになったことにも言及し、「AIとサイバーセキュリティの双方に精通し、かつ一社一社の事業の実情を深く理解するパートナー」が求められているとの見解を示した。
ExaSecurityは、AIシステムそのものを守ることと、AIの活用によって従来のセキュリティを強化することの双方から課題に取り組むとしている。エクサウィザーズグループが10年にわたりセキュアなAIシステムを構築・運用してきた経験と知見を強みとし、「AIを社会が安心して頼れる存在にする」という社会課題解決に貢献する方針である。
ExaSecurity 会社概要
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会社名:株式会社ExaSecurity
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所在地:東京都港区芝浦4丁目2−8
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設立日:2026年10月(予定)
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事業開始日:2026年10月(予定)
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代表者:代表取締役 Lachlan Mitchell
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事業内容:
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AIレッドチーミング、セキュリティ診断、AIガバナンス・コンプライアンス支援等のコンサルティングを通じた、お客様のAI環境のセキュリティを担保するサービスの提供
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ペネトレーションテストをはじめとする従来型のセキュリティサービスにAIを活用し、より高速かつ広範にAIによるセキュリティを強化するサービスの提供、ならびにAIセキュリティ関連製品の販売・代理店業務
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ソース元:
エクサウィザーズ、AI時代のセキュリティサービスを提供する新会社「ExaSecurity」を設立
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000475.000030192.html
