AIシステム、公開前に安全確認を AntAIが非エンジニア向け専門監査サービスを開始
株式会社AntAIは2026年4月16日、AIツールで構築されたWebサービスや業務システムを対象とした専門監査サービス「AIセキュリティ顧問 Pro」の提供を開始しました。生成AIによるシステム構築の普及に伴う潜在的なセキュリティリスクに対応するため、サイバーセキュリティの専門家がデータ管理、耐久性、セキュリティの3つの軸で徹底的に診断します。
AI生成システムの潜在リスクに対応
見出し
近年、Claude CodeやCodexといった生成AIツールの進化により、プログラミング経験のない個人や法人でも短時間でシステムを構築できる時代が到来しています。しかし、AIが生成したコードには、非エンジニアが判断しにくい見えないリスクが潜んでいると指摘されています。
具体的には、APIキーのハードコーディングや入力値検証の不備によるデータ漏洩のリスク、単一障害点の存在やエラーハンドリングの欠如によるシステム設計の脆弱性、さらにSQLインジェクションやXSS(クロスサイトスクリプティング)、CSRF(クロスサイトリクエストフォージェリ)といったOWASP Top 10に挙げられる既知の攻撃手法への対策漏れなどが挙げられます。
同社は「システムが『動くこと』と『安全であること』は全く別の課題であり、この差を埋める専門家の目が今、求められている」として、今回のサービス提供に至りました。
「AIセキュリティ顧問 Pro」の主な特徴
3つの監査軸で徹底検証
「AIセキュリティ顧問 Pro」は、データ管理、システム耐久性、セキュリティ対策という3つの監査軸に基づき、AIで構築されたシステムを徹底的に検証します。
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データ管理監査: 個人情報の保存・送信経路、アクセス制御、暗号化、個人情報保護法やGDPRへの準拠状況を確認します。
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システム耐久性監査: 単一障害点の特定、障害復旧手順、スケーラビリティ、アーキテクチャの長期維持性を評価します。
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セキュリティ対策監査: SQLインジェクション、XSS、CSRF対策、認証機構、APIセキュリティ、依存パッケージの脆弱性などを診断します。
サイバーセキュリティの専門家が監修
本サービスは、サイバーセキュリティの第一線で活躍する専門家が監修しています。
古里 栄識氏は慶應義塾大学理工学部を卒業後、警察庁サイバー犯罪対策課向けの研修指導や大手SIerの指導教員としての勤務経験を持ちます。また、AWS Japanでクラウドエンジニアとして勤務した経験もあります。
小安 駿平氏は慶應義大学大学院理工学研究科を卒業後、NECに入社しレッドチームとして攻撃者視点でのセキュリティ検証の経験を積んでいます。認定ホワイトハッカー(CEH)の取得経験もあり、Web3.0系企業のセキュリティ顧問やスタートアップのCTOを歴任しています。
3段階の料金プランと迅速な監査
料金プランは、簡易チェックとリスクサマリーレポートを提供する「Light(無料〜10万円)」、詳細監査と改善コード提案、1ヶ月の改善サポートを含む「Standard(30万円〜)」、継続的な監査や新機能リリース前チェック、インシデント対応支援を行う「Enterprise(月額要相談)」の3段階が用意されています。
監査はヒアリング、コード分析、監査レポート提出、改善サポートの4ステップで構成され、最短1週間で完了します。本番システムを停止することなく監査を実施できるため、事業への影響を最小限に抑えることが可能としています。
利用対象とサービス概要
本サービスは、AIツールで自社サービスを構築し、リリースを検討している事業者、開発をAIに任せているもののセキュリティ面に不安があるスタートアップ、AI生成コードで運用中のシステムの品質を改めて確認したい企業などを主な対象としています。
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サービス名: AIセキュリティ顧問 Pro
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提供開始日: 2026年4月16日
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提供形態: オンラインでのコード・アーキテクチャ監査、レポート納品
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お問い合わせ: info@ant-ai.co.jp
株式会社AntAIの概要
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会社名: 株式会社AntAI(アントエーアイ)
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設立: 2026年3月
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所在地: 東京都渋谷区道玄坂1丁目10番8号 渋谷道玄坂東急ビル2F-C
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代表取締役: 石川拓也氏
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事業内容: AIシステムセキュリティ監査、AI導入コンサルティング、AIエージェント開発
ソース元
プレスリリース: 「AIで作ったシステム、そのまま公開して大丈夫?」 — 非エンジニア向けAIシステム専門の監査サービス「AIセキュリティ顧問 Pro」を提供開始
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カテゴリ:企業動向
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