2022年6月15日、Internet Explorer(インターネットエクスプローラー、IE)サポート終了


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2021年5月に発表されたとおり、縮小されてきたInternet Explorer(インターネットエクスプローラー、IE)のサポートが2022年6月15日、いよいよ終了します。

一般層にとってはインターネットの歴史=インターネットエクスプローラー

Internet ExplorerはWindows95にバンドルされインターネットが一般層に広まった時代のまさに「入り口」として機能しました。

一般ユーザーの中には、ブラウザという概念がなくIEのアイコンそのものが「インターネット」であると考えている人もいるほどです。

しかしながら2000年代にはFirefoxの登場や2008年のGoogle Chromeの登場もあり、Internet Explorerのシェアはどんどん落ちていきます。

Internet Explorer6は特に他のブラウザとの互換性の問題があり、firefoxやChromeでは正常に表示されるのにIE6では表示が崩れてしまうなど、多くのWebデザイナーを悩ませました。

IE6対応は別料金としていた事業者も多く、世界中でいわばIE6を呪った反IEの活動もあったほどでした。

結果として90%以上を占めていたInternet Explorerのシェアは、2010年代後半には5%まで凋落。

Google Chromeが70%以上のシェアを取り、この2010年代の10年間でブラウザシェアを大きく変えています。

そしてInternet Explorerはその役目を終えMicrosoft edgeへと変遷しますが、こちらもいまいちシェアが伸びず、ついに2020年、EdgeはGoogle Chromeと同様Chromiumをベースとした新しい仕様に生まれ変わりました。

Internet Explorer(インターネットエクスプローラー、IE)の継続使用は不可

サポート終了と言っても、例えばWindows OSなどのように「セキュリティを気にしなければ継続して使える」といったことはなく、Edgeへの強制切り替えとなります。

つまり継続使用はできません。

自己責任で使いますといったことはできないということです。

代替はEdge、2029年まではIEモードもあり

Microsoftの推奨する代替ブラウザは当然Edgeとなります。

日本の場合まだごく一部でInternet Explorerのみ対応のwebシステムなどが存在しますが、その場合EdgeのIEモードを使うことで代替できます。

しかしながらさすがに日本でもInternet Explorerのみといったケースは減少しており、遠からずIEモードを使うこともなくなるでしょう。

EdgeのIEモードの使い方

Edgeを立ち上げ、一番左上のメニューボタンをクリックします。

メニューが表示されたら次は「設定」をクリックして下さい。

設定メニューを開いたら、「既定のブラウザ」をクリックします。

「Internet ExplorerにMicrosoft Edgeでサイトを開かせる」項目を必要に応じて変更します。

一般には「互換性のないサイトのみ」で良いでしょう。

次に、「Internet Explorerモードでサイトの再読み込みを許可」項目を必要に応じて変更します。

一般には「許可」で良いでしょう。

この設定変更を行うと、ブラウザの再起動を求められますので、青いボタンをクリックして再起動してください。

再起動すると、左上メニューを開いた際に「Internet Explorerモードで再読み込みをする」というメニューが追加されているのが分かります。

ページを開いた際に、このメニューを選択することでIEモードでの閲覧が可能になります。

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