企業動向

特殊詐欺・フィッシング急増、国際電話と新手のリアルタイム詐欺が顕著に – トビラシステムズが2026年3月の手口を分析


トビラシステムズは2026年3月の特殊詐欺およびフィッシング詐欺に関する調査レポートを公開しました。国際電話番号や携帯電話番号を利用した不審な電話が再び増加し、「+1」から始まるニセ警察詐欺が継続。さらに通信キャリアをかたるSMSが増加し、総務省を装うリアルタイムフィッシング詐欺が急増している実態が明らかになりました。

2026年3月の特殊詐欺・フィッシング詐欺、国際電話と新手のリアルタイム詐欺が顕著に

特殊詐欺やフィッシング詐欺対策サービスを提供するトビラシステムズ株式会社(本社:愛知県名古屋市中区、代表取締役社長:明田 篤)は、2026年3月に確認された詐欺電話や詐欺SMSに関する独自調査レポートを公開しました。同社の調査によると、国際電話番号や携帯電話番号を利用した不審電話が再び増加し、特に「+1」から始まる番号を用いたニセ警察詐欺が継続していることが判明。また、通信キャリアをかたるSMSが増加し、総務省を装うリアルタイムフィッシング詐欺が急増していると報告されています。

詐欺電話の動向:国際電話・携帯電話からの不審な着信が再び増加

2026年3月にトビラシステムズの迷惑電話番号データベースに新たに登録された番号の種別割合は、国際電話番号が50.5%(前月比+5.6%)、携帯電話番号が34.5%(前月比+10.5%)といずれも前月より増加しました。一方で、特定IP電話番号(050番号)は6.2%(前月比−8.4%)、固定電話番号は4.9%(前月比−4.2%)と減少傾向にあります。

迷惑電話番号 種別割合の推移

「+1」からのニセ警察詐欺が継続、固定電話の着信地域に変化も

同社の調査によると、2026年3月に着信件数が多かった国際電話の国番号は、上位からアメリカ合衆国やカナダなどの北米地域(国番号+1)、ロシア・カザフスタン(国番号+7)、イギリス(国番号+44)、シンガポール(国番号+65)、ブータン(国番号+975)でした。

国際電話 着信件数ランキング

警察官などをかたり、捜査名目で金銭をだまし取る「ニセ警察詐欺」は、前月から引き続き「+1」で始まる国際電話番号からの発信が多く確認されています。また、「+1」や「+7」で始まる番号帯を中心に、金融機関や電力停止のお知らせをかたる自動音声の架電が増加しており、これらの着信は自動音声後にオペレーターへつながり、その後警察官を名乗る人物が登場する手口に発展する可能性があるとされています。

「+1」から始まる国際電話番号によるニセ警察詐欺については、固定電話への架電が増加する傾向がみられました。固定電話における当該着信の発生地域を分析すると、特定の地域で短期間に着信が増加した後、別の地域へと増加の動きが移る傾向が確認されています。特に、北陸・甲信越地方(富山県)、近畿地方(和歌山県、滋賀県)、中国地方(島根県、鳥取県)、四国地方(香川県、愛媛県、徳島県)などで、一時的な着信の増加が観測されました。この傾向から、犯行グループはターゲットとする地域を絞り、短期間で集中的な架電を繰り返している可能性が推測されます。

「+1」で始まる電話番号によるニセ警察詐欺 固定電話における着信地域の変化

詐欺SMSの脅威:通信キャリアをかたる手口が急増、PayPay誘導が要因か

2026年3月は、通信キャリアをかたる手口の割合が増加し、25.7%となりました。これは、携帯料金の未納をうたい、PayPayでの支払いに誘導する手口が増加したためと考えられています。また、公共料金・生活インフラをかたる手口は19.1%で前月から増加しました。SNS・コミュニケーションをかたる手口は26.6%と、引き続き高い割合で推移しています。

フィッシング詐欺SMS 種別割合

実在する企業やブランドをかたるSMSについて、2026年3月は「東京電力」と「WhatsApp」をかたるSMSが1か月を通して継続的に発生しました。上旬には「Mastercard」が目立った一方で、中旬以降は「Amazon」をかたるSMSが目立つ結果となりました。

フィッシング詐欺SMSブランド割合 日別推移

フィッシング詐欺に関する参考情報として、以下のリンクが挙げられます。

また、詐欺SMSの検知状況は「詐欺SMSモニター」(https://smon.tobila.com/)でリアルタイムに確認することができます。

総務省をかたる「リアルタイムフィッシング詐欺」が急増

トビラシステムズの調査では、総務省統計局をかたるメッセージから偽サイトへ誘導し、電話番号や認証コードを盗み取る手口が確認されました。この手口では、ターゲットに総務省統計局を装い「生活費増加に関する実態調査のお願い」などとするメールが届きます。メール内のリンクにアクセスすると、総務省統計局の公式サイトに酷似したフィッシングサイト(偽サイト)が表示され、電話番号の入力を求められます。その後、ターゲットの端末へ認証コードが届き、そのコードもフィッシングサイトに入力させる仕組みになっています。

リアルタイムフィッシング詐欺の流れ

この一連の流れは「リアルタイムフィッシング詐欺」と呼ばれ、攻撃者はフィッシングサイトを通じてターゲットの電話番号や認証コードを盗み取り、正規サイトへの入力を同時進行で行うものと見られています。今回の調査では、「ポケモンセンターオンライン」から認証コードが届く流れになっていたことから、同サイトへの不正ログインを試みている可能性があると推測されます。

手口の流れ

実際の手口を解説した動画は、トビラシステムズのYouTubeチャンネルで公開されています。https://youtube.com/shorts/BeP1syWU2rc?si=Jtakwx8NUaEr7gxB

対策

これらの詐欺手口から身を守るためには、以下の対策が推奨されます。

  • 身に覚えのないメールやSMSに記載されたURLにはアクセスしない。

  • 電話番号や認証コードなどの情報を安易に入力しない。

  • 日頃利用するサービスは、公式アプリやブックマークした正規サイトから確認する。

  • 少しでも不審に感じた場合は操作を中止し、画面を閉じる。

総務省からも総務省統計局をかたった不審メールに関する注意喚起がされています。
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01toukei01_02000135.html

トビラシステムズについて

トビラシステムズ株式会社は、テクノロジーで社会課題の解決を目指し、特殊詐欺やフィッシング詐欺、グレーゾーン犯罪撲滅のためのサービスを提供しています。詐欺電話・詐欺SMS等の情報を収集・調査してデータベースを構築し、自動でフィルタリングする「迷惑情報フィルタサービス」は、固定電話、モバイル、ビジネス向けに展開され、月間約1,500万人に利用されています。

TOBILA SYSTEMS ロゴ

会社概要

  • 会社名:トビラシステムズ株式会社

  • 代表者:代表取締役社長 明田 篤

  • 証券コード:4441(東証スタンダード市場)

  • 設立:2006年12月1日

  • 所在地:愛知県名古屋市中区錦2-5-12 パシフィックスクエア名古屋錦7F

  • 公式サイト:https://tobila.com/


ソース元:
トビラシステムズ 特殊詐欺・フィッシング詐欺に関するレポート(2026年3月)
https://www.atpress.ne.jp/news/5688207

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press プレスリリースを元に、サイバーセキュリティ関連の企業動向を配信しています。情報の正確性についてはソース元をご確認ください。



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