企業動向

ジェイズ・コミュニケーション、BlueVoyant社の統合型サイバー防御プラットフォームを国内提供開始


ジェイズ・コミュニケーション株式会社は2026年5月20日、米国BlueVoyant LLCが提供する統合型セキュリティ運用プラットフォーム「BlueVoyant Cyber Defense Platform」の国内取り扱いを開始しました。特にサプライチェーンリスク管理とデジタルリスク保護に注力し、高度化するサイバー攻撃から日本企業・組織を保護します。

BlueVoyant Cyber Defense Platformの概要

「BlueVoyant Cyber Defense Platform(CDP)」は、AI駆動型のセキュリティ運用(SecOps)プラットフォームです。社内・外部・サプライチェーン全体のサイバーリスクに対し、検知・防御・対応を統合的に行います。

BlueVoyant Cyber Defense Platform

同プラットフォームは以下の主要機能を提供します。

  • Detection & Response: エンドポイント、ネットワーク、クラウドを高度な脅威から保護し、既存のセキュリティツールも活用します。

  • Third-Party Risk Management: 組織の第三者エコシステムにおけるサイバーセキュリティ上の課題を特定し、是正を支援します。

  • Digital Risk Protection: クリアウェブ、ディープウェブ、ダークウェブからサイバー脅威を検出し、組織のビジネスやブランド、顧客への影響を未然に防ぎます。

  • Cyber Posture Management: MDRや脆弱性管理における運用指標の継続的な測定を提供し、ITハイジーン管理ツールなどとの統合を可能にします。

  • Proactive Defense: 攻撃対象領域管理における協業型アプローチを提供し、脆弱性管理やペネトレーションテストに関する洞察を含みます。

ジェイズ・コミュニケーションは、国内外で多発するサプライチェーン起因のインシデントや、なりすまし、ダークウェブキャンペーンなど、特に重要性の高い対策として「BlueVoyant TPRM(Third-Party Risk Management)」および「BlueVoyant DRP(Digital Risk Protection)」の提供を先行して開始します。

BlueVoyant TPRMの詳細

「BlueVoyant TPRM」は、取引先や委託先などサードパーティが内包するサイバーおよびビジネスリスクを、AIと専門アナリストの知見により継続的に可視化・評価・是正まで支援するサードパーティリスク管理ソリューションです。独自の脅威インテリジェンスと人手による分析を組み合わせ、実効性のあるリスク低減を実現します。

主な特徴は以下の通りです。

  • 圧倒的な情報量と高鮮度の脅威インテリジェンス: 最大規模のスレットインテリジェンスと独自手法により、サードパーティの外部から観測可能なリスクを網羅的かつ迅速に把握します。

  • AIとアナリストによる是正まで踏み込む運用: AIによる自動解析に加え、BlueVoyant社のROC(Risk Operation Center)アナリストが介在し、誤検知を排除した上でリスクの優先順位付けと是正策を提示します。

  • 導入・運用負荷を抑えた高いコストパフォーマンス: エージェント導入が不要で、企業名とメインドメインを提供するだけで利用を開始できます。会社数課金モデルにより、大規模組織でも導入しやすい設計です。

BlueVoyant DRPの詳細

「BlueVoyant DRP」は、ダークウェブ、SNS、偽サイト、なりすましアカウントなど、デジタル空間に存在する脅威を監視・検知し、組織のブランド、情報資産、利用者を保護するためのデジタルリスク保護ソリューションです。侵害情報の早期検知や不正活動への迅速な対応を可能にし、企業・組織の信頼性維持に貢献します。

主な特徴は以下の通りです。

  • 広範なデジタル空間に対応した包括的監視: 類似ドメインやフィッシングサイト、SNS・アプリのなりすまし、不正キャンペーン、ダークウェブ上の地下コミュニティまで、複数チャネルを横断的に監視します。

  • 高い成功率と迅速なテイクダウン対応: 検知した不正コンテンツは、平均2営業日以内(SNSは平均20分)でテイクダウンを実施します。2024年実績値として成功率は約95%を達成しており、年間契約で回数無制限の対応が可能です。

  • 情報漏洩・アカウント乗っ取りへの実践的対策: 漏洩した認証情報や個人情報の検知、アカウント乗っ取り監視を通じて、インシデントの早期把握と影響範囲の最小化を支援し、レポーティングまで提供します。

日本市場での展開と目標

ジェイズ・コミュニケーションは、本ソリューションの提供にあたり、製造業、金融機関、官公庁、社会インフラ事業者を日本国内における注力業種と位置付けています。各業界のセキュリティガイドラインや規制要件を踏まえた提案を行い、導入検討からサービス提供までをワンストップで支援するとしています。これらの重点業界を中心に、3年間で約50社以上の導入を目指す方針です。

また、日本市場での提供においては、日本のお客様向けに自動翻訳サービスをBlueVoyant TPRMに付帯し、言語の壁を感じることなく円滑かつ継続的なリスク管理を実現する予定です(今夏リリース予定)。

BlueVoyant Japan Country Managerの内田 太樹氏は、「ジェイズ・コミュニケーションとのリセラー契約締結を大変嬉しく思います。同社の技術とサイバー・ディフェンス・サービスは、長年日本のサイバーセキュリティの向上に貢献してきました。ジェイズ・コミュニケーションと協力し、日本のお客様のニーズに合わせた統合型サイバーセキュリティソリューションの提供を支援していくことを楽しみにしています」とコメントしています。

ジェイズ・コミュニケーションは今後も、信頼性と実効性の高いセキュリティソリューションの提供を通じて、顧客の業務環境をあらゆる脅威から守り抜くことに注力していくとしています。変化し続けるサイバー攻撃に対して、より安全で快適な環境を実現し、安心して業務に専念できる社会の基盤づくりに貢献していく方針です。

関連情報

ソース元

ページトップへ戻る
×