ガーミン(Garmin)の大規模障害、ランサムウェアによるサイバー攻撃と公式に発表


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GPS機器やスマートウォッチなどのウェアラブルデバイス、フィットネスアプリを提供するガーミン(Garmin)の大規模障害について、これまでその原因について公式声明がなかったものの、同社は28日、ランサムウェアによるサイバー攻撃を受けたと発表した。

ガーミン(Garmin)にランサムウェア攻撃か、ほとんどのサービスが停止する大規模障害に発展

ガーミン社は、2020年7月23日(木)において、弊社のいくつかのシステムが暗号化されるサイバー攻撃を受けました。結果として、弊社ウェブサイトの機能やカスタマーサポート、お客様のご利用いただいているアプリケーション、そして会社内でのコミュニケーションシステムにも影響を受けました。弊社ではすぐに、攻撃による影響のアセスメントを行い、復旧を開始いたしました。

このサービス停止により、アクティビティ、決済、そのほか個人情報を含むいかなるお客様のデータに対して、外部からのアクセス、消失、盗難が起きた形跡は確認されておりません。加えて、オンラインサービスへの接続以外、Garminの商品自体の機能には何ら影響を受けておりません。影響を受けたシステムは現在復旧中ではございますが、この数日において通常のオペレーションへ復旧することを想定しております。

影響を受けたシステムが復旧した後、過去の履歴情報を更新するため、多少の遅延が予想されます。この障害におけるお客様の忍耐とご理解に大変感謝を申し上げるとともに、引き続き、弊社の特徴であり伝統でもある、優れたカスタマーサービス&サポートをご提供できるように努めてまいります。

Garmin Outage より

これにより、各報道にあった通り、ランサムウェアによる攻撃を受けたことが確認されたが、復旧にあたり同社が「身代金」を支払ったかどうかについては触れられていない。

なお、同社のサービスは以降順次復旧しており、28日午後4時39分(日本時間)現在完全に停止しているサービスはなくなっている。

Garmin Connect より

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