企業動向

Blue Planet-works、「AppGuard」へ商号統一し新事業戦略を発表 – 約2.2万社で「侵害ゼロ」のOS要塞化技術で世界市場へ


株式会社Blue Planet-worksは、2026年2月13日に新事業戦略発表会を開催し、親会社の商号を「株式会社AppGuard」へ変更すると発表しました。同社は、OSを「要塞化」する独自技術でサイバー攻撃に対抗し、累計約2.2万社でマルウェア発症ゼロの実績を持つとされており、グローバル展開を加速する方針を示しています。

新体制でグローバルな「ANSHIN」を推進

同社の代表取締役社長である坂尻浩孝氏は、創業以来の「Blue Planet-works」から「AppGuard」への商号変更により、グループ全体でのブランド統合を図り、マーケティング効率とグローバルでの競争力を最大化すると説明しました。

同社は、従来の「検知」に頼るサイバー防御が限界を迎えているとの認識を示しています。その上で、OSそのものを「要塞化」し、「良い」と規定された命令以外を完璧に阻止するAppGuardのアプローチが、未知の脅威に対する有効な解決策であると確信していると述べました。これまでの累計導入社数約2.2万社において、マルウェア発症ケースが「ゼロ」である実績が、その信頼性を裏付けているとしています。

AppGuardは、米国政府機関向けに開発された技術を日本国内で製品化・サポートしてきた「米国生まれ日本育ち」のベンダーとして、日本発の「安心」をグローバルな「ANSHIN」として世界へ広げていく戦略を推進するとのことです。今後はWindowsに加え、Linuxへの対応も強化していく方針です。

巧妙化するサイバー攻撃と「要塞化」への転換

取締役上席セキュリティアドバイザーの鴫原祐輔氏は、最新のセキュリティレポート『サイバーセキュリティの裏側から 2025』を公開し、現在直面している脅威トレンドと「要塞化」の有効性を解説しました。

講演中の男性とブルース・シュナイアー氏の名言

最新のサイバー攻撃は、「検知の網」の回避と無力化に特化していると指摘されています。攻撃手法は、プロセスの細分化、正規ツール・通信の悪用、ファイルレス化による「擬態」、セキュリティ製品の停止やなりすましによる「無力化」、そしてAIを用いた攻撃コードの動的生成という「進化」の3段階で進行するとしています。システムの正規の仕組みや権限に溶け込み、監視を逃れながら潜伏・活動する高度な攻撃が現代の主流であると説明しました。

また、「Click Fix攻撃」と呼ばれる、OSの検証回避と心理的トラップを組み合わせた攻撃手法についても言及されました。従来の対策が人間を「最弱の環」としてきた一方で、この攻撃は人間の生物学的特性を突き、教育での対策が困難であることを示しています。今後は「人は間違える」という前提に立ち、ミスが致命傷にならない設計が不可欠であり、正しい動作のみを許可し、人間のミスを技術で包み込む「構造的な優しさ」を持つシステムへの転換が必要であると提唱しています。

さらに、侵入を前提とした対策では、IPアドレスなどの「点」の検知ではなく、攻撃者の手口(TTPs:Tactics, Techniques, and Procedures)を封じることが重要であると強調しました。不確実な「不審な動き」の検知から卒業し、あらかじめ定義した「正しい動き」のみを許可して攻撃を論理的に不可能にする、能動的なシステムの要塞化という戦略へ転換する必要があるとしています。

インフラ企業が実感する「発症ゼロ」の実績

発表会の後半では、実際にAppGuardを運用しているANAホールディングス株式会社と株式会社JTBの担当者が登壇し、導入の決め手と具体的な効果について議論しました。

記者会見で談笑する3人の男性

株式会社JTBのITセキュリティ対策チームマネージャーである椎野紘平氏は、「新種のマルウェアとの『いたちごっこ』に限界を感じていました。AppGuardの『発症させない』というコンセプトは、特に休日や夜間のインシデント対応への不安を解消してくれました。結果として、対応費用を約3割削減できています」とコメントしました。

眼鏡の男性がスピーチしている様子

ANAホールディングス株式会社グループIT部のマネージャである三宅慎也氏は、「24時間365日の運航を支える中で、パッチ適用や定義ファイルの更新が完了するまでの間のリスクは大きな課題でした。ゼロデイ攻撃に対しても『やられない』ことにこだわり導入しましたが、以来、感染事象は一度もありません。監視要員をより付加価値の高い業務へシフトでき、人材配置の最適化にも繋がりました」と述べました。

両社ともに、国内グループ会社への展開に加え、海外拠点でもAppGuardを活用しており、サプライチェーン全体での防御網強化を進めているとのことです。

AppGuardの詳細については、以下の公式サイトをご覧ください。

AppGuard 公式サイト


ソース元:
株式会社Blue Planet-works新体制事業戦略発表会を開催「株式会社AppGuard」へ商号統一。~2万社超で「侵害ゼロ」を誇る国産要塞化技術で、世界標準のセキュリティ実現へ~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000037.000040798.html

関連記事

著者紹介:press

press プレスリリースを元に、サイバーセキュリティ関連の企業動向を配信しています。情報の正確性についてはソース元をご確認ください。



カテゴリ:
タグ: