AppHarbr、モバイルアプリ狙う「マルバタイジング」最新動向を公開
アプリ内広告品質管理ソリューションを提供するAppHarbrは、モバイルアプリ内広告を悪用したサイバー攻撃「マルバタイジング」に関する最新レポートを公開しました。
同レポートは、プログラマティック広告を悪用したマルバタイジングの実態や最新の攻撃手法、アプリ事業者が講じるべき対策について解説しています。分析対象は、2025年から2026年にかけての約250億件以上の広告配信データに及びました。
モバイル広告がサイバー攻撃の入口となるケースが増加
マルバタイジングは、悪意のある広告クリエイティブを利用し、ユーザーを詐欺サイトやフィッシングサイトへ誘導したり、不正なアプリやマルウェアを配布したりする攻撃手法を指します。広告ネットワークを経由して配信されるため、一見すると通常の広告と区別がつきにくく、アプリ事業者自身も問題発生まで気付きにくい傾向があります。
ユーザーが広告をクリックしなくても、自動リダイレクトや偽のシステム警告画面が表示されるケースもあり、ユーザー体験やアプリへの信頼に大きな影響を及ぼすとしています。
約250億件の広告分析から見えた実態
AppHarbrが公開した「Ad Quality Index」(英語版)では、2025年から2026年にかけ、約500のアプリ、約45の広告ネットワーク、約250億件以上の広告配信を分析しました。その結果、以下の点が明らかになったといいます。
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ゲームアプリでは約58件に1件が悪質な広告
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非ゲームアプリでも約165件に1件が悪質な広告
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調査対象となった広告ネットワークの約50%が最低限の広告安全基準を満たしていなかった
また、iOSはAndroidよりも高単価な広告在庫が多いことから、悪質な広告の標的となる割合が約3倍高い傾向も確認されたといいます。
マルバタイジングによる主な被害
レポートでは、現在確認されている代表的な攻撃例として以下の事例が紹介されています。
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広告表示と同時に外部サイトへ自動遷移させる「オートリダイレクト」
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銀行や大手ブランドになりすましたフィッシング広告
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「端末がウイルスに感染しています」と警告する偽セキュリティ広告
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投資詐欺やギフトカード詐欺へ誘導する広告
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VPNやアプリ更新を装い、不正アプリのインストールを促す広告
これらの広告は、通常の広告審査や目視確認では検知が難しく、地域や端末を限定して表示内容を変える「クローキング」などの手法を利用して検知を回避していると説明されています。
被害は広告収益だけでなくアプリ全体に
AppHarbrは、悪質な広告が配信されることで、アプリストアのレビュー低下、ユーザー離脱、リテンション率・LTVの低下、サポート問い合わせの増加、App StoreやGoogle Playの広告ポリシー違反リスクなど、アプリ運営全体へ長期的な影響を及ぼすと指摘しています。Google Playでも、ユーザーを誤認させる広告やシステム画面を模倣した広告などを禁止しており、アプリ事業者には広告品質の管理が求められるとしています。
AppHarbrのコメントとレポートの入手
AppHarbrは、「広告品質」は広告収益だけでなく、アプリの信頼性やユーザー保護を支える重要な要素であるとの見解を示しています。プログラマティック広告の高度化に伴い、悪質な広告も巧妙化しており、今回のレポートを通じて日本国内のアプリ事業者がマルバタイジングの実態を理解し、ユーザー保護と健全な広告運営を実現するための一助となることを期待すると述べています。
今回のレポート全文(日本語版)はAppHarbr JP Webサイトで公開予定であり、興味のある場合は、以下のサイトURLから「資料請求」を選択し、問い合わせ内容に「Ad Quality Index」希望の旨を記載して送付することで入手できるとしています。
- AppHarbr JP Webサイトお問い合わせ: https://jp.appharbr.com/contact-us/
関連資料(英語)として「Malvertising in Mobile Apps: Detect, Block & Protect (2026 Guide)」が提供されています。
- Malvertising in Mobile Apps: Detect, Block & Protect (2026 Guide): https://appharbr.com/malvertising-in-mobile-apps/
AppHarbrについて
AppHarbrは、GeoEdgeが提供するアプリ内広告品質管理プラットフォームです。リアルタイムで広告クリエイティブを解析し、マルバタイジング、フィッシング広告、不正リダイレクト、ブランドなりすまし、誤認を招くUI、スキップ不可広告などを検知・ブロックします。広告枠を維持したまま安全な広告へ置き換えることで、ユーザー体験の向上と広告収益の最大化を支援しているといいます。
ソース: AppHarbr、モバイルアプリを狙う「マルバタイジング」の最新動向を公開 広告経由のセキュリティリスクと対策を解説
