「あなたのクレジットカード口座が第三者によって使用されていることを検知したので」というメールが詐欺か検証する
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https://subscription.4006013323[.]com/index/login/index.htmlへ誘導するパターン
このパターンも送信元は同じです。
誘導先はsubscription.4006013323[.]comと、4006013323[.]comのサブドメインになっています。
このドメインのWhois情報を調べてみます。
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Domain Name: 4006013323.com Registry Domain ID: 2119736913_DOMAIN_COM-VRSN Registrar WHOIS Server: whois.maff.com Registrar URL: http://www.maff.com Updated Date: 2020-04-20T00:03:38Z Creation Date: 2017-05-03T02:00:43Z Registrar Registration Expiration Date: 2020-05-03T02:00:43Z Registrar: MAFF Inc. Registrar IANA ID: 817 Registrar Abuse Contact Email: abuse@maff.com Registrar Abuse Contact Phone: +86.5925990220 Domain Status: clientTransferProhibited https://icann.org/epp#clientTransferProhibited Registry Registrant ID: Registrant Organization: wangluokeji Registrant Street: qingzhoulu120hao Registrant City: XiaoGanShi Registrant State/Province: HuBei Registrant Postal Code: 432000 Registrant Country: China Registrant Phone: +86.16709877890 Registrant Phone Ext: Registrant Fax: Registrant Fax Ext: Registrant Email: hvpz7032@163.com |
すると登録者は中国であることが分かりました。
安全を担保してアクセスしてみます。
すると、例によって偽のMyJCBログインのページが現れます。
さて、本物であればあり得ないことですが、このサイトは偽のフィッシング詐欺サイトですからログイン情報を照合することができません。
つまりどんな数字を入れても通ってしまいます。
このページを通過すると、
クレジットカード情報の入力画面が現れます。
これも検証機能はありません。
この画面の次には、
個人情報とセキュリティコードを抜き取る画面が現れます。
この画面での入力が終わると、本物のJCBのwebサイト(メンテナンス告知ページ:https://www.jcb.co.jp/jcb_mente/mente_service.html)へとリダイレクトされます。
一連の流れを見ると分かる通り、事実上クレジットカードや個人情報をすべて自分で入力する仕組みになっています。
さて、この偽のwebサイトのIPアドレスは104.27.191.112でした。これはCloudflareのIPアドレスで追跡が難しそうです。
主に中国で利用されている「ThinkPHP」を使ったフィッシング詐欺サイト
わざと適当なURLを叩いてエラー画面を出してみます。
すると、
このように中国語のエラーページが表示されました。
ThinkPHPV5.1.8という表示がありますが、ThinkPHPとは主に中国で利用されているWebアプリケーション開発のフレームワークです。
2020.06.09 →【重要】お客様の【MyJCBカード】が第三者に利用される恐れがあります。というメールがフィッシング詐欺か検証する
2020.05.28 →「カードご利用内容の確認のお願い」というJCBカードからのメールがフィッシング詐欺か検証する
2020.05.27 →「【MyJCB】お支払い方法を更新してください(自動配信メール)」というメールがフィッシング詐欺か検証
2020.05.10 →「カードご利用内容の確認のお願い」というJCBカードのメールがフィッシング詐欺か検証する
2020.04.23 →「MyJCB Express News 重要な通知となります 4/23/2020」というメールがフィッシング詐欺か検証する
2020.04.16 →「あなたのクレジットカード口座が第三者によって使用されていることを検知したので」というメールが詐欺か検証する
2020.03.03 →「MyJCB Express News 重要な通知となります」という、JCBカード(MyJCB Express News)を騙るメールを分析する
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カテゴリ:フィッシング
タグ:JCB,MyJCBログイン,ThinkPHP,スパムメール,フィッシング詐欺