
Amazon.co.jp アカウントの支払い方法を確認できず、注文を出荷できません。 2020年4月7日AprTuesdayというメールが詐欺か分析する
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「Amazon.co.jp アカウントの支払い方法を確認できず、注文を出荷できません。 2020年4月7日AprTuesday」というメールがフィッシング詐欺か分析してみます。
このメールの文面は以下の通りです。
Аmazon お客様
残念ながら、あなたのアカウント
Аmazon を更新できませんでした。
これは、カードが期限切れになったか。請求先住所が変更されたなど、さまざまな理由で発生する可能性があります。
アカウント情報の一部が誤っている故に、お客様のアカウントを維持するため
Аmazon 情報を確認する必要?ェあります。今アカウントを確認できます。
Аmazon ログイン
なお、24時間以内にご確認がない場合、誠に遺憾ながら、アカウントをロックさせていただくことを警告いたします。
パスワードを変更した覚えがない場合は、至急(03)-5757-5252までお電話ください。
お知らせ:
パスワードは誰にも教えないでください。
個人情報と関係がなく、推測しにくいパスワードを作成してください。大文字と小文字、数字、および記号を必ず使用してください。
オンラインアカウントごとに、異なるパスワードを使用してください。
どうぞよろしくお願いいたします。
Аmazon
2020年4月7日15:06:25[RAND_LETTER-NAIGRTTヾイヨメAVQFXLI1UP_0]OUs644600611
このメールの送信元を調べてみます。
送信者名はAmazon.jpとなっていますが、amazon.co.jpのドメインになっています。
送信者名や送信元メールアドレスは偽装できるので、送信元のサーバーも調べてみます。
ホスト名はAmazon.co.jpとなっていますが、これは偽装できるので119.140.161.191というIPアドレスを追いかけます。
このIPアドレスは中国に割り振られていることが分かりました。
中国からamazon.co.jpのメールが送られてくるとは考えられません。
次に誘導先を見てみます。
Base64でエンコードされているので、デコードしてみます。
amarzonjpktadmincay[.]comというドメインに誘導しています。
このドメインのwhois情報を見てみます。
日本のムームードメインで登録されているドメインでした。
Whois Privacy Protection(Whois情報公開代行)サービスにより、登録者は不明です。
さて、このドメインはアクセスするとリダイレクトし、JS/Kryptik.BMT というファイルにアクセスします。
難読化された悪意のあるJavaScriptコードとして、セキュリティソフトなどがtrojanとして検出するはずです。
このページはJavaScriptのAES暗号化/複合化が含まれており、悪意のあるマルウェアとして認識されているコードが含まれています。
これを回避して安全を確保してアクセスすると、

このように偽のAmazonログイン画面が現れます。
Amazon.co.jp アカウントの支払い方法を確認できず、注文を出荷できませんというメールはフィッシング詐欺
「Amazon.co.jp アカウントの支払い方法を確認できず、注文を出荷できません」というメールはフィッシング詐欺メールであり、誘導先には危険なコードが含まれています。
このサイトへのアクセスはおやめください。
2023.03.29 →Amazonからの重要なメール というメールがフィッシング詐欺か検証する
2022.12.09 →Amazonプライムの自動更新設定を解除いたしました!というメールがフィッシング詐欺か検証する(2022年版)
2022.12.01 →【重要】異常な行為が検出 というメールがフィッシング詐欺かを検証する
2022.11.28 →Amazon.co.jpでのご注文250-2699837-7340666 というメールがフィッシング詐欺か検証する。
2022.11.25 →【Amazon】重要なお知らせ というメールがフィッシング詐欺かを検証する
2022.11.22 →Amazon株式会社から緊急のご連絡メ-ル番号:23083053 というメールがフィッシング詐欺か検証する
2022.11.08 →amazon.co.jp: アクションが必要です: サインイン試行 番号:851252112741というメールがフィッシング詐欺か検証する
2022.09.30 →Amazon.co.jpをご利用いただきありがとうございます、というメールがフィッシング詐欺か検証する
2022.09.28 →お客様のお支払い方法が承認されません.番号:671348というメールがフィッシング詐欺か検証する
2022.09.22 →Amazon.co.jp 第三者による不正使用の可能性を検知というメールがフィッシング詐欺か検証する
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カテゴリ:フィッシング
タグ:Amazon,スパムメール,フィッシング詐欺