2026年6月 詐欺電話の動向
2026年6月にトビラシステムズの迷惑電話番号データベースに新たに登録された番号の種別割合を見ると、国際電話番号は前月比で約10.2ポイント減少の50.0%となりました。一方で、特定IP電話番号(050番号)、固定電話番号、携帯電話番号は前月より増加傾向にあるとされています。
同社の調査によると、同年6月に着信件数が多かった国際電話の国番号は、上位から北米地域(アメリカ合衆国やカナダなど)、ロシア・カザフスタン、イギリス、シンガポール、国際プレミアムレートでした。
「+1」で始まる北米の国際電話番号からは、警察官などをかたる「ニセ警察詐欺」のほか、金融機関、通信事業者、宅配事業者、官公庁などをかたる不審な発信が多数確認されたといいます。また、「+7」で始まるロシア・カザフスタンの国際電話番号からは、自動音声アナウンスが流れ、法人の経理担当者に「1」を押すよう指示する不審な発信が確認されました。指示に従うと偽のオペレーターにつながり、詐欺に巻き込まれる可能性があるとのことです。このような自動音声アナウンスなどをきっかけに企業担当者のメールアドレスを聞き出し、フィッシングサイトに誘導してインターネットバンキングのアカウント情報などを盗み取り、不正送金に悪用する手口は「ボイスフィッシング」と呼ばれ、法人での被害が相次いでいるとされています。
フィッシング詐欺SMSの発生状況
2026年6月は、金融・決済サービスをかたるSMSの割合が40.8%となりました。また、EC・ネット通販をかたるSMSの割合が前月より大幅に増加し13.8%となっています。
実在する企業やブランドをかたるSMSについては、同年6月は「Mastercard」や「三井住友カード」など、クレジットカード会社をかたるSMSが多発しました。EC・ネット通販事業者では「Amazon」をかたるSMSの発生が目立ったと報告されています。
各ブランドはフィッシング詐欺への注意を呼びかけています。
また、詐欺SMSの検知状況をリアルタイムに観測し可視化する「詐欺SMSモニター」でも最新情報が確認できます。
夏休みシーズンを狙う「ETC」「首都高」詐欺
2026年6月から7月にかけて、「ETC利用照会サービス」や「首都高ドライバーズサイト」などを装うフィッシング詐欺のSMS(スミッシング)が発生していることが確認されています。
トビラシステムズで確認されている手口では、まずターゲットに対し、ETCの未納料金支払いや、通信異常に関する通知を装うSMSが送られます。SMSに記載されたURLへアクセスすると、「ETC利用照会サービス」や「首都高ドライバーズサイト」の偽サイトに誘導され、ユーザーIDやパスワード、クレジットカード情報などの入力を求められるといいます。入力した情報は犯行グループに盗み取られ、悪用される恐れがあります。
同社は、夏休みシーズンで旅行や帰省が増える時期に便乗し、新幹線や鉄道、飛行機などの交通機関、宿泊施設、イベントのチケット予約などを装うフィッシングサイトが発生する恐れがあるため、引き続き注意が必要であるとしています。
詐欺被害から身を守るための対策
詐欺被害から身を守るために、以下の対策が推奨されています。
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身に覚えのないメールやSMSが届いた場合、文面に添付されたURLに触らないこと。
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日頃利用するサービスは、公式アプリやブックマークしたサイトから情報を確認すること。
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迷惑SMS対策サービスを活用し、フィッシング詐欺などの不審なSMSを自動で遮断すること。
トビラシステムズの概要
トビラシステムズ株式会社は、テクノロジーで社会課題の解決を目指し、特殊詐欺やフィッシング詐欺、グレーゾーン犯罪撲滅のためのサービスを提供しています。詐欺電話・詐欺SMS等の情報を収集・調査してデータベースを構築し、自動でフィルタリングする「迷惑情報フィルタサービス」は、固定電話、モバイル、ビジネス向けに展開され、月間約1,500万人に利用されているといいます。
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会社名:トビラシステムズ株式会社
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代表者:代表取締役社長 明田 篤
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証券コード:4441(東証スタンダード市場)
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設立:2006年12月1日
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所在地:愛知県名古屋市中区錦2-5-12 パシフィックスクエア名古屋錦7F
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公式サイト:https://tobila.com/
ソース元
トビラシステムズ 特殊詐欺・フィッシング詐欺に関するレポート(2026年6月)
