マクニカ、AI活用でSOC運用を革新 次世代プラットフォーム「Prophet AI」国内提供開始
株式会社マクニカ(本社:神奈川県横浜市)は、Prophet Security, Inc.(本社:米国カリフォルニア州)と代理店契約を締結し、AIを活用した次世代SOCプラットフォーム「Prophet Agentic AI SOC Platform(以下、Prophet AI)」の国内提供を2026年8月19日に開始すると発表しました。サイバー攻撃の高度化とセキュリティ人材不足が深刻化する中、SOC(Security Operations Center)運用の効率化と高度化を実現し、企業のセキュリティ体制強化に貢献するとしています。
セキュリティ運用の新たな課題とAIの役割
近年、サイバー攻撃はますます巧妙化し、企業における監視対象の拡大やアラート量の増加は、セキュリティ運用に大きな負荷をかけています。特にSOCでは、日々発生する膨大なアラートの処理や一次調査に多大な工数がかかり、担当者の経験によって判断品質にばらつきが生じることも課題でした。また、外部委託に頼る企業では、調査に関する知見が自社内に蓄積されにくく、運用品質の改善や迅速な意思決定が困難であると指摘されています。このような背景から、限られた人員で対応速度と品質を両立させるAI活用への注目が高まっています。
Prophet AIが実現するSOCの高度化
Prophet AIは、セキュリティ脅威の検知、調査、対応に関する業務を効率化し、SOCの高度化を支援するプラットフォームです。EDR(Endpoint Detection and Response)、SIEM(Security Information and Event Management)、ID管理、クラウド、ネットワーク、メールなど、既存の多様なセキュリティ基盤と連携し、アラート対応における初動作業を効率化します。具体的には、調査計画の立案から証拠収集、アラートの優先順位付け、対応策の提示まで、一連のインシデント対応プロセスを一貫して実行し、迅速かつ安定したセキュリティ運用を可能にします。
特に、長年にわたりSOC運用に携わってきた専門家が現場の課題を踏まえて開発した、SOC業務に特化したAgentic AIを搭載している点が特長です。このAIは、「どのような調査を行い、なぜそのような判断に至ったのか」を人が追跡・確認できる高い透明性を備えているといいます。また、特定のセキュリティ製品に依存しないオープンな設計を採用しており、ベンダーロックインを回避できる点も強みです。
Prophet AIは、アラートのトリアージから脅威ハンティング、検知ロジックの改善まで、各機能が連携して動作する統合型アーキテクチャーを採用しています。これにより、検知で得られた情報が調査精度の向上に、調査結果が検知精度の向上や不要なアラートの削減に、そして脅威ハンティングで得られた知見が新たな検知につながるなど、運用を通じた継続的な改善サイクルを実現します。日々の運用で蓄積された知見は組織全体の資産として活用され、担当者の異動や交代があってもノウハウを継続的に継承できるほか、顧客ごとの環境に合わせて最適化されるため、利用を重ねるほど運用価値が高まるとしています。
Prophet AIの主な機能
Prophet AIは、以下の機能を通じてセキュリティ運用を支援します。
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SOC業務特化型Agentic AIによる初動調査・トリアージの自動化:
AIがアラートの要約、調査計画の生成、関連データの収集・分析、優先度判断、対応方針の提示までを担います。これにより、SOCアナリストはより重要な判断や対応に集中できる環境が整います。 -
調査プロセスと判断根拠の可視化:
AIが確認した情報や判断根拠を確認できる設計となっており、人が必要に応じて妥当性を確認しながら運用できる高い透明性を提供します。 -
既存環境との連携と継続的な適応:
EDR、SIEM、ID、クラウド、メールなどのセキュリティ製品や、ケース管理、コラボレーションツールといった既存環境との連携を前提としたオープンな設計です。SOCアナリストの判断結果や組織固有の特性を取り込み、企業ごとの環境やポリシーに適応していきます。 -
能動的な脅威ハンティング:
AIが仮説に基づき、顧客環境における脅威の有無を能動的かつ迅速に検証します。厳選されたハンティングテンプレートや継続的な監視により、アラートとして顕在化する前の潜在的な脅威を発見できるとしています。 -
検知精度の継続的な強化:
既存の検知ルールやログの取得状況をAIが分析し、MITRE ATT&CK®フレームワークに照らして見落としている攻撃手法やノイズの多い検知を可視化します。改善すべきポイントとチューニング内容を具体的に提示することで、検知ルールの最適化を支援し、精度と網羅性を継続的に高めます。
マクニカによる導入・活用支援体制
マクニカは、これまでEDR、SIEM、ID、クラウド、メール、脅威インテリジェンスなど多岐にわたるセキュリティ製品を取り扱ってきた中で培った知見を活かし、Prophet AIの導入・活用を一貫して支援するとしています。具体的には、対象アラートやデータソースの選定、評価観点の整理、既存の運用フローとの接続を含めたPoC(概念実証)・技術検証から、導入後の活用定着、他セキュリティ製品との連携までを支援範囲としています。同社は、企業ごとの運用実態に合わせたProphet AIの活用を進め、日本企業の持続可能なセキュリティ運用体制の構築と、社会全体のサイバーセキュリティ強化に貢献していく方針です。
Prophet Securityについて
Prophet Securityは、アラートのトリアージ・調査・インシデント対応から、脅威ハンティング、検知エンジニアリングに至るまで、セキュリティ運用に関わる手作業のプロセスを自動化する包括的なAgentic AI SOCプラットフォームを提供することで、セキュリティチームの戦力を何倍にも高める存在(フォースマルチプライヤー)となることをミッションとしています。Prophet AIは、平均調査時間と平均対応時間を短縮し、チームの生産性を約10倍に高めるとしています。また、既存の検知をすり抜ける脅威を発見し、攻撃者が検知されないまま活動できてしまう検知の抜け漏れ(カバレッジギャップ)を解消することで、リスクを低減する効果も期待されています。
Prophet Securityの投資家には、Accel、Bain Capital Ventures、Amex Ventures、Citi Venturesが名を連ねています。
マクニカについて
マクニカは、半導体、サイバーセキュリティをコアとして、最新のテクノロジーをトータルに取り扱うサービス・ソリューションカンパニーです。世界33か国・地域100拠点で事業を展開し、約50年以上の歴史の中で培った技術力とグローバルネットワークを活かし、AIやIoT、自動運転などの最先端技術の発掘・提案・実装を手掛けています。
ソース元
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マクニカ、国内初、AIを活用した次世代SOCプラットフォーム「Prophet AI」を提供開始
URL: https://www.macnica.co.jp/business/security/manufacturers/prophetsecurity/ -
Prophet Security
URL: https://www.prophetsecurity.ai/ -
株式会社マクニカ
URL: http://www.macnica.co.jp
