背景と提携の狙い
見出し
パイオリンク社は2000年の設立以来、ネットワークセキュリティソリューションの開発・提供を行っています。近年はクラウドデータセンターの最適化ソリューションにも注力しており、特に同社の特許技術は、従来にない手法でランサムウェアを検知し、感染拡大を防止できる点が特徴です。
国内ではランサムウェアによる被害が後を絶たない状況にあり、パイオリンク社の技術は、これらの脅威に対する有効な防御策として期待されています。アセンテックは、この革新的な技術を搭載した製品を国内市場に広く展開する方針です。
一方、アセンテックが提供する仮想デスクトップソリューション「リモートPCアレイ」は、端末をシステムから分離することで安全なリモートアクセスを実現します。VMwareなどのハイパーバイザーが不要なため、低コストかつ短期間でのシステム構築が可能とされます。パイオリンク社は、この「リモートPCアレイ」の韓国市場における販売を担います。
今回の戦略的業務提携は、両社の強みを組み合わせることで、自治体および中堅企業におけるDX推進時のセキュリティ強化を支援し、幅広い製品・サービスを提供することを目的としています。
業務提携の具体的な内容
提携により、以下の3つの柱で事業が推進されます。
国内市場への展開
アセンテックは、パイオリンク社のクラウド管理型セキュリティスイッチ「TiFRONT」の国内販売とサービスを提供します。
さらに、パイオリンク社が特許技術を持つランサムウェア対策製品をアセンテックのセキュリティ製品と連携させ、同社の販売網を通じて国内市場へ展開します。
TiFRONTの詳細については、以下のページで確認できます。
TiFRONTの詳細はこちら
韓国市場への展開
パイオリンク社は、アセンテックが培ってきたVDI(仮想デスクトップインフラストラクチャ)に関するノウハウを基に開発された「リモートPCアレイ」およびリモートアクセス専用のクラウドサービス「Resalio Connect」を付帯させたリモートアクセスソリューションを韓国市場で展開し、シェア拡大を目指します。
新製品の開発協力
アセンテックの仮想デスクトップ技術とパイオリンク社のネットワークセキュリティ技術を融合させ、新製品の開発協力を行います。両社の強みを活かした商材とサービスは、クラウドサービス事業、セキュリティソリューション事業として韓国および国内市場へ提供される見込みです。
関係者のコメント
パイオリンク社のチョウ ヨンチョル代表取締役社長は、「ランサムウェアをはじめとするサイバー脅威の高度化・増加が進む中、両社の技術協力により、顧客のセキュリティレベルの向上および事業継続性の強化に寄与できるものと期待しております」と述べています。また、今後も共同事業の推進と新製品の開発を通じて、日韓両市場における新たな成長機会の創出に取り組むとしています。
東京大学大学院情報理工学系研究科の江崎 浩教授は、サイバー攻撃が高度化・多様化・大規模化している現状を指摘し、「AIの急進展に伴い、これまで閉じたシステムなので安全との神話は過去のものとなりました。もはや、『閉じたシステム』が最も危険なシステムになってしまったと認識しなければなりません」と警鐘を鳴らしました。2026年を「セキュリティー・バイ・デザインに基づいて、すべてのシステムをアップグレード、さらにはDXによるシステムの再構築を行うチャンスの年」と位置づけています。
セミナー開催のお知らせ
アセンテックは、今回の提携に関連し、以下のウェビナーを開催します。
脅威の“侵入”は止められない時代。特許技術で社内の“拡散”を自動遮断する、新しいランサムウェア対策
-
日時: 2026年7月28日(火) 15:00-16:00
-
場所: Webinar (Zoom)
-
受講料: 無料 (事前登録制)
-
主催: アセンテック株式会社
ウェビナーの申し込みは以下から可能です。
お申し込みはこちら
アセンテック株式会社について
アセンテック株式会社は、「簡単、迅速、安全に!お客様のビジネスワークスタイル変革に貢献する。」を企業理念に掲げています。仮想デスクトップに関連する製品開発、販売、コンサルティングサービスを主な事業とし、サイバーセキュリティ対策ソリューションやクラウドサービス関連事業も展開しています。同社は東証スタンダード市場に上場しており、証券コードは3565です。
