兵庫県尼崎市、全市民46万人の個人情報の入ったUSBメモリを紛失、委託事業者の持ち出し

公開日:2022/6/23

兵庫県尼崎市は2022年6月23日、住民税非課税世帯の臨時特別給付事務の委託事業者が全市民46万人の個人情報が入ったUSBメモリを持ち出し鞄ごと紛失したと発表した。

同支給事務の受託者はBIPROGY株式会社関西支社（所在地：大阪市北区大深町、執行役員支社長：竹内裕司）。

同社の関係社員がコールセンター（吹田市）でのデータ移管作業のために必要なデータを記録したUSBメモリーをかばんへ入れて同市市政情報センターから持ち出した。

データ移管作業完了後、飲食店に立ち寄り食事を済ませた後の帰宅時に当該USBメモリーを入れたかばんの紛失が判明したという。

経緯

6月22日（水曜日）、当該関係社員が可能性のある場所を捜索するも発見できなかったため、同日に関係警察署に遺失物届を提出、同日午後3時45分頃、同社から尼崎市にUSBの紛失についての電話連絡（第1報）があったという。

なお、当該USBは、パスワードが付され、内容については暗号化処理が施されているという。

現時点において外部への漏洩は確認されていない。

全市民の住民基本台帳の情報（46万517人分）

統一コード、氏名、郵便番号、住所、生年月日、性別、住民となった年月日など

住民税に係る税情報（36万573件）

統一コード、住民税の均等割額

非課税世帯等臨時特別給付金の対象世帯情報

（R3年度分7万4,767世帯分、R4年度分7,949世帯分）

世帯主の統一コード、申請書番号、申請受付日、申請書不達理由、振込済処理日時など

生活保護受給世帯と児童手当受給世帯の口座情報（生保1万6,765件、児手6万9,261件）

統一コード、金融機関コード、支店コード、口座区分、口座番号、口座名義

となっている。