新型コロナウイルス感染者情報誤掲載の愛知県、氏名掲載の有無により2万円か4万円の賠償金支払いへ
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今月5日に、新型コロナウイルス感染者の氏名や入院先医療機関、入院日などを含む非公開の個人情報475件を誤ってWebサイトに公開した愛知県は、きょう賠償金を支払う方針を決定した。
対象者は2020年5月5日に非公開情報がWebページに掲載された新型コロナウイルス感染患者490人全てとなる。
賠償金の額は氏名が掲載されたかされなかったかで以下の通り異なる。
氏名が掲載された方(396人) :一人当たり4万円
氏名が掲載されていない方(94人):一人当たり2万円
きょう5月28日に対象者へ賠償額のお知らせ及び承諾書の返送を依頼するとし、6月定例県議会に提案し、第1回目の支払いが行われるという。
その後、月1回程度の期間で取りまとめ、順次支払いとなる。
新型コロナウイルス感染症Webページへの非公開情報の掲載に関する患者様への対応について – 愛知県
愛知県の新型コロナウイルス感染者情報誤掲載事案
本来の公開事項は、発表日、年代・性別、国籍、住居地、接触状況、備考(県、名古屋市又は中核市別の発生事例番号)であるものの、更新の際のチェック漏れから非公開とされる情報を含めた、患者の氏名、入院先医療機関、入院日、転院先医療機関、転院日、退院日、発生届提出保健所、クラスターの名称及び分類などが誤掲載された事案。
またこの誤掲載された内容に、メモ書きとして職業や感染者同士の関係性が公開されたものもあり、この中には「恋人」や「愛人?」といった内容が含まれていた。
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愛知県が誤って公開したコロナ感染者リストに「恋人」や「愛人?」など関係性を示す記載があったことが判明
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カテゴリ:セキュリティニュース
タグ:COVID-19,個人情報流出,愛知県,感染者情報,新型コロナウイルス