ラック、金融犯罪対策の新基盤「金融犯罪キルチェーン」を日本で初公開
株式会社ラックは2026年2月6日、詐欺などの金融犯罪対策の共通基盤となるナレッジベース「金融犯罪キルチェーン」を日本で初めて公開しました。この新基盤は、金融機関や警察が直面する情報共有の課題を解決し、多様な犯罪手口をライフサイクルに沿って体系化することで、迅速かつ実践的な対策議論を可能にするとしています。
金融犯罪対策に新機軸、ラックが「金融犯罪キルチェーン」を公開
株式会社ラック(本社:東京都千代田区)は2026年2月6日、金融犯罪対策の共通基盤となるナレッジベース「金融犯罪キルチェーン」を日本で初めて公開しました。この取り組みは、国土交通省最高情報セキュリティアドバイザーであり、同社の金融犯罪対策センター(FC3)アドバイザーも務める北尾辰也氏の協力のもと実現したものです。
金融犯罪対策の現場では、金融機関や警察などの組織間で役割や視点が分断され、一貫した対応が難しいという長年の課題が指摘されていました。共通言語やフレームワークの不足が情報共有の滞りを招き、結果として初動の遅れや分析の浅さにつながる構造的な問題があったといいます。米国では数年前から犯罪手口を体系化する取り組みが進められていましたが、日本の制度や実情に即したものが求められていました。
「FC3 マトリクス」で犯罪ライフサイクルを可視化
ラックが今回整理した「金融犯罪キルチェーン」は、「FC3 マトリクス」として体系化されています。これは、口座乗っ取り、不正送金、特殊詐欺、投資詐欺といった多様な金融犯罪の手口を、サイバーキルチェーンの考え方で整理し、犯罪の進行段階に沿って分類したものです。
断片的に捉えられがちな個々の事例や対策を一本の線で結びつけ、いま何が起きているのか、どこに手を打つべきかを直感的に把握できる点が特長とされています。これにより、金融機関や警察関係者が共通の認識と言語を持ち、より迅速かつ実践的な情報共有や議論を進めるための土台となることが期待されます。

*FC3 マトリクス ver.0の図
犯罪者は常に手口や悪用する技術を変化させており、今日の対策が明日も有効とは限りません。ラックは、高度化・巧妙化する金融犯罪に対抗するためには、対策する側も常に学び、更新し続ける必要があるとの認識を示しています。同社は今後も、金融犯罪キルチェーンをさらに進化させ、多様な攻撃に立ち向かうためのナレッジベースとして活用していく方針です。
ラックのセキュリティへの取り組み
株式会社ラックは、サイバーセキュリティとシステムインテグレーションの分野で長年の経験と最新技術を持つ企業です。1995年には日本で初めて情報セキュリティサービスを開始し、国内最大級のセキュリティ監視センターJSOCやサイバー救急センターを運営するなど、情報セキュリティ分野のリーディング企業として、常に最前線で活動しています。
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ラック、金融犯罪対策の共通基盤となるナレッジベース 「金融犯罪キルチェーン」を日本初リリース
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