「メールレポート:別のブラウザから新しいログインが検出されました。 2020年4月11日土曜日」のメールは詐欺なのか


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「メールレポート:別のブラウザから新しいログインが検出されました。 2020年4月11日土曜日」というメールが詐欺なのか分析してみます。

メール本文は以下の通りです。

Dear お客様 ,

サービスが2つの不正なデバイスを検出したため、Amazonアカウントをブロックしました。 当社のサービスは、他のデバイスや場所からあなたのAmazonアカウントにアクセスした誰かからあなたのアカウントを保護しています。

誰もがあなたのアカウント情報を変更したり、クレジット/デビットカードの請求書でアイテムを注文したりする前に。 セキュリティのため、Amazonアカウントをブロックしました。

どのように私は自分のアカウントのロックを解除するのですか?

Amazonアカウントを確認し、最初に登録したときにアカウントに印刷されたデータに関する情報を入力する必要があります。

プロセスを完了するには、下のボタンリンクをクリックします。

アカウントのロックを解除

Amazonアカウントは、アカウントの確認をできるだけ早く完了すると、自動的にロック解除されます。

24時間以内に確認しない場合、当社のサービスはお客様のAmazonアカウントを永久にブロックします。

アマゾンをご訪問いただきありがとうございます。

This email was sent from a notification-only address that cannot accept incoming email. Please do not reply to this message.

というものです。

この本文には特徴があり、文面をコピーすると本来ランダムな文字列を含むよう設定されていた様子が分かります(上記文面は整形したものです)。

たとえばAmazonという文字列は、以下のようになっています。

おそらくは発信者が望む通りの形式ではなく、失敗したものと思われます。 

こうすることでコピペで誰かがネットに出したり、あるいは検索したりが難しくなるということもありますが、最大の目的はメールサーバーなどのスパム除けであると考えられます。

さて、このメールの送信元を調べてみます。

 メール送信者はAmazonとなっていますが、メールアドレス、またReturn-Pathはdresbangetlach.comというドメインになっており、Amazonではありません。

このdresbangetlach.comのwhois情報を見てみます。

 登録者の国はフランスのようです。

メール本文はBase64でエンコードされているため、デコードしてメール本文のリンク先を調べてみます。

amzn-hygjdhbhhd.comというドメインのページがリンク先です。

このドメインのWhois情報を調べてみます。

 プライバシーサービスによって登録者はわかりませんが、国はアメリカです。

さて、このリンク先を調べると、

 という別のサイトにリダイレクトされていることが分かりました。

そして、安全を担保してアクセスしてみると、

偽のAmazonのログイン画面が現れました。

 メールレポート:別のブラウザから新しいログインが検出されました。2020年4月11日土曜日…のメールはフィッシング詐欺

このメールは、送信者名でAmazonと表示されていますが、これは偽装されており、メール送信元もAmazonではありません。

またリンク先はリダイレクトされ、偽のAmazonのログイン画面が表示されます。

メールアドレスや電話番号など、個人情報の入力はしないようにしてください。

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