企業動向

企業の9割超がIDaaS導入・検討、多要素認証運用に課題浮上か – 約8割がリプレイス検討、パスキー/FIDO2に期待


エムオーテックス株式会社が実施した調査で、企業のIDaaS導入が9割を超える一方で、多要素認証の運用に課題が見られることが判明。約8割の企業がIDaaSのリプレイスを検討・実施しており、パスキー/FIDO2など高度な認証方式への期待が高まっている現状を伝える。

認証・アクセス管理の重要性高まる背景

近年、SaaSをはじめとするクラウドサービスの利用拡大やテレワークの定着が進む中で、企業における認証・アクセス管理の重要性は急速に高まっています。サイバー攻撃や内部不正によるID・パスワード情報の漏洩、不正アクセスやフィッシング被害が拡大傾向にあることから、多要素認証や条件付きアクセスなどの認証強化は、組織にとって必須のセキュリティ対策と認識されています。しかし、現場では「認証設定の煩雑さ」や「運用負荷」といった課題が残っており、最適な認証基盤の模索が続いています。

IDaaS導入状況:9割超が導入・検討進める

調査によると、IDaaSの導入状況は「導入している」が83.7%、「導入を検討中」が6.7%となり、合わせて90.4%の企業がIDaaSの導入または検討を進めていることが判明しました。
IDaaSの利用範囲については、「ほぼすべてのSaaSで利用している」が36.6%、「Microsoft 365の製品群のみで利用している」が36.9%、「一部の主要サービスのみで利用している」が10.2%という結果でした。このことから、主要な業務アプリケーションを中心に認証基盤の整備が進んでいる状況がうかがえます。

IDaaS導入状況

MFA導入は9割超も完全展開は途上、パスワードレス認証へ移行進む

多要素認証(MFA)の導入状況では、全体の約95%の企業で何らかの形でMFAが導入されていることが明らかになりました。具体的には、「10割導入している」が8.9%、「8〜9割導入している」が24.6%、「5〜7割導入している」が37.2%となっています。しかし、全社への完全展開には至っていない企業が多く、導入範囲の拡大が引き続き課題として残されています。

また、パスワードレス認証(パスキー/FIDO2など)については、「すでに導入して運用している」が20.7%、「導入済みだが、まだ本格運用していない」が35.5%と、半数以上の企業で導入が進んでいる状況です。パスキーやFIDO2といった、より高度な認証方式の採用・検討が進む傾向が見られます。

MFAとパスワードレス認証の導入状況

IDaaSリプレイス約8割か、運用負荷やコストが製品見直しを後押し

IDaaSのリプレイス状況に関する質問では、「リプレイスを実施した」が21.8%、「現在リプレイスを検討中」が58.6%となり、合計80.4%の企業がリプレイスを検討または実施していることが判明しました。
リプレイスの主な理由としては、「運用・管理が複雑で負荷が大きい」(39.4%)が最多で、次いで「他のSaaSや社内システムとの連携に課題がある」(37.5%)、「現行IDaaSの機能が不足している」(31.7%)、「セキュリティ要件を満たせない/不安がある」(30.0%)、「コストが高い/コストパフォーマンスが悪い」(27.1%)が挙げられています。
この結果から、IDaaS導入後も運用・管理の負荷やシステム連携などに課題を抱える企業が多く、より自社に適した認証基盤への見直しニーズが高まっている状況がうかがえます。

IDaaSリプレイス状況と理由

今後の展望とエムオーテックスの取り組み

今回の調査結果は、クラウドサービスの利用拡大とテレワークの普及を背景に、企業のセキュリティ対策としてIDaaS導入や認証基盤強化が広がる一方で、その運用には依然として課題が存在することを示しています。企業は、セキュリティ強化と利便性・運用効率の両立を目指し、より高度な認証方式への対応や効率的な運用体制の整備を模索していると言えます。

エムオーテックスは、現場課題の解決やセキュリティ基盤のさらなる強化に向けたソリューション提供を通じて、企業の安全で生産的なIT環境づくりを支援するとしています。同社が提供する「LANSCOPE IDアクセスマネージャー」は、アカウント管理、パスワードレス認証、多要素認証、アクセス制御などを一元的に提供するクラウド型の認証基盤であり、組織のセキュリティ要件に応じた運用を支援します。

より詳細な調査結果は、以下のリンクからダウンロード可能です。
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「LANSCOPE IDアクセスマネージャー」の詳細については、以下を参照ください。
LANSCOPE IDアクセスマネージャー


ソース: エムオーテックス株式会社 プレスリリース『企業の9割超がIDaaSを導入・検討するも、多要素認証の設定・運用に課題 導入企業の約8割がIDaaSのリプレイスを検討・実施、「パスキー/FIDO2」など高度な認証方式への期待が高まる』
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