企業動向

ZeroBankX、IETF公開仕様「SRL」準拠のチケット購入OSを日本に投入 ─ 転売・不正・不公平感を構造的に解消


ZeroBankX社は、インターネット技術標準化団体(IETF)の公開仕様に基づく「SRL準拠チケット購入OS」の日本向け提供を開始しました。本システムは、既存のチケット販売システムに重ねて導入することで、スクリーンショット転売や不正利用、SNSでの炎上といったチケット運用における課題を構造的に解決し、信頼性の高い購入体験を提供することを目指します。

チケット運用が抱える構造的課題

現在のスポーツやライブイベントの現場では、「チケットが買えない」「正規ファンが報われない」「転売や炎上の責任が主催者に集中する」といった課題が顕在化しています。従来のQRコードやURLを用いたチケット運用は、スクリーンショットによる転売や不公平感、SNS炎上といった構造的な問題を抱えていました。これまでの対策は「転売禁止」や「本人確認強化」など行動制限が中心でしたが、ファン体験の低下や不満の蓄積を招き、結果として主催者のリスクを高めていたと同社は指摘しています。

複数のカラフルな門状の構造物が並び、それぞれに抽象的な記号が描かれています。その傍らには人型のシルエットが立っており、多様な選択肢や情報、異なる道筋を示唆しているようなミニマルな3Dイラストレーションです。

SRL準拠チケット購入OSの仕組み

SRL準拠チケット購入OSは、アプリや運用ルールではなく、「デジタルリソースそのものの正当性を検証するインフラ・レイヤー」であるSRLに基づいて設計されています。このシステムでは、チケットが単なるQRコードやURLではなく、発行者、有効期限、利用条件、失効状態といったタグ情報を持つ検証可能なデジタルリソースとして扱われます。これにより、不正は発生後に対応するのではなく、構造的に事前防止される設計になるといいます。

白いドーム状の物体と黒い台座を中心に、透明な正方形の板が等間隔に積層されたミニマリストな3Dレンダリング画像。清潔感のある背景で、技術的な構造やデザインコンセプトを示唆している。

3つの特徴で信頼を設計

SRL準拠チケット購入OSは、主に以下の3つの特徴を持っています。

1. 転売・スクショを「禁止」ではなく「起きないリセール構造」に

従来のQRチケットは、URLやQRコード自体に「責任」や「失効」を持てないため、スクリーンショットや第三者転売を防ぐことが困難でした。SRL準拠チケット購入OSでは、QRコードやURLそのものが「検証される権利証」として機能します。発行者、有効期限、利用条件、失効状態を事前に検証することで、不正利用を事後対応ではなく、リセール構造的に成立しない形で防止すると説明しています。

2. 転売を「悪」にしない ─ 公式に制御されたリセール設計

本OSは転売を一律に禁止する仕組みではありません。価格上限の設定、条件付き譲渡、収益分配ルールの明確化といったリセール設計段階での制御により、転売を「炎上」や「違反行為」から、公式に認められた循環システムへと変えることを可能にします。これにより、クラブや主催者は第三者流通に流出していた価値を正当に回収できる可能性を持つとしています。

3. 「買えなかった体験」をファンとクラブの価値に変える

従来のチケット販売では、満席や抽選落選は「何も残らない体験」でした。SRL準拠チケット購入OSでは、購入、抽選、キャンセル待ちといった「関わった行動そのもの」を価値として記録できます。これにより、次回販売における優先アクセス、抽選ロジックへの反映、ファン行動の可視化や評価など、「売れたかどうか」ではなく「関わったかどうか」を軸にした新しいファン体験を実現するとしています。

スマートフォンに表示されたQRコードを使って入場ゲートを通過する様子を描いたイラストです。デジタル認証や入退場管理のプロセスを示唆しています。

クラブ・興行主への実務的メリット

SRL準拠チケット購入OSは、ファン体験を守るだけでなく、クラブや興行主にとっても「運営」「ブランド」「収益」の3点において実務的なメリットを提供すると同社は説明しています。具体的には、不正転売やスクリーンショット利用による炎上・ブランド毀損リスクの低減、第三者流通に流出していたチケット価値の可視化・回収可能性、そして「正当に評価され、買える」体験による長期的なファン信頼(LTV)の向上などが挙げられます。特に、人気試合や満席公演においては、これまで第三者に流出していた価値や機会損失を抑制することで、1試合単位でも無視できない規模の価値保全効果が見込まれ、年間を通じた運営安定性の向上に寄与するとしています。本OSは、既存のチケット販売数や価格を変更する提案ではなく、現在の販売モデルを維持したまま「購入体験の信頼性」だけを構造的に補強できるため、運営負荷を最小限に抑えた導入が可能であるとのことです。

多数の人型が円状に並び、その中心に「TICKET」と書かれたチケットが置かれています。人型の周囲には矢印が描かれ、チケットを中心とした人々の循環や共有を表しているようです。

今後の展開と先行導入パートナー募集

ZeroBankX社は現在、Jリーグをはじめとするスポーツクラブ、ライブ・イベント主催者、既存チケット関連システム事業者を対象に、来季導入を前提とした先行導入パートナーの募集を行っています。同社は、ファンの「買えない」「不公平」という不満を構造から解消したい、転売・炎上・トラブルを事後対応ではなく未然に防ぎたい、既存システムを活かしながら新しいチケット体験を実現したいという課題意識を持つ企業と共に、日本のスポーツ・エンターテインメント業界における新たな標準を構築することを目指しています。

SRL準拠チケット購入OSの技術的な考え方、導入形態、デモ構成、既存システムとの連携方法については、ZeroBankX社が個別オンライン説明会(無料)を実施しています。クラブ・興行主向け、既存チケットシステム事業者向けの技術説明、導入検討段階での相談など、幅広く対応しているとのことです。

ZeroBankX PTE.LTD.について

ZeroBankX PTE.LTD.はシンガポールに本社を置く企業で、Web技術およびセキュリティ関連技術の研究開発を事業内容としています。

  • 会社名: ZeroBankX PTE.LTD.

  • 所在地: Singapore

  • 代表者: Yoshio Murofushi

  • 事業内容: Web技術・セキュリティ関連技術の研究および開発

  • URL: https://www.zerobankx.com/

ソース元

ZeroBankX:チケットを「売る」のではなく、「信頼を設計する」IETF公開仕様に基づく─SRL準拠チケット購入OS:転売・炎上・不公平を“構造”から解消
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000175358.html

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press プレスリリースを元に、サイバーセキュリティ関連の企業動向を配信しています。情報の正確性についてはソース元をご確認ください。



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