岡山大学、岡山県南米次世代育成推進事業のブラジル人研修員が修了
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研修の概要と実施内容
本事業は、次世代ビジネスリーダー候補となる研修生を岡山県に受け入れ、県内企業や大学等での専門研修を通じて、県民との交流を促進し、友好関係を深めることを目的としています。
岡山大学大学院環境生命自然科学研究科では、三浦ブルーナ理絵さんを研究生として受け入れました。三浦さんは、同研究科情報セキュリティ工学分野(野上保之・学術研究院環境生命自然科学学域教授)において、2025年10月上旬から12月上旬までの期間、研修を行いました。研修では、ブラジルと日本の情報セキュリティおよびマルウェアからのプライバシーデータ保護に関する規制と罰則の比較調査、ITツールとプログラミングを用いたフィッシング詐欺の事例分析などに取り組みました。
修了式での声
修了式には、研修員の三浦ブルーナ理絵さん、岡山大学の森也寸志環境生命自然科学研究科長、中村章宏国際教育推進課長が出席しました。
三浦さんは研修報告の中で、「約30年前に母親が同事業で岡山を訪れ、素晴らしい経験をした話を聞いており、岡山に来るという夢が実現しました。日本語学習や大学での情報セキュリティ研修に加え、岡山の歴史を学び、地域との関わりもでき、充実した日々を過ごせました。今回の経験をこれからの人生に生かし、次世代の日系人にもつなげていきたい」と、貴重な機会への感謝を述べました。
続けて、伊原木隆太岡山県知事から研修生2人に修了証書が手渡されました。知事は、「日本国内だけでなく、岡山と世界をつなぐネットワークが形成されていることは大変喜ばしいことです。今後も相互交流を大切にし、次世代につなげていきたい。ブラジルに帰ってからも日本、岡山のことを思い出してください」と激励の言葉を贈りました。また、受け入れ機関である岡山大学にも、知事から感謝状が贈呈されました。
岡山大学の今後の展望
岡山大学は、世界中の多様な国・地域から外国人留学生を受け入れており、今後もグローバルに活躍できる人材育成の推進に積極的に取り組んでいく方針です。地域中核・特色ある研究大学として、継続的な国際交流と人材育成に貢献していくことが期待されます。
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