エネコム、InfinidatのInfiniBox導入でエンタープライズストレージインフラを強化


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導入の背景と目的

エネコムは、ストレージインフラストラクチャの信頼性向上、サイバー攻撃による損害リスクへの対応、既存システムのコスト上昇への対処、そして将来的なクラウド需要の増加への対応を課題としていました。これらの要件を満たすため、Infinidatのソリューションが選定されました。

エネコムは、自社のクラウドインフラストラクチャを活用した企業向け総合ソリューション「EneWings」用に2システム、自社の仮想インフラストラクチャ用に2システム、バックアップと検証用に1システムの計5台のInfiniBoxを導入しました。この導入により、容量あたりのコストを50%以上削減できたとされています。

100%の可用性とサイバーストレージレジリエンスの実現

InfiniBoxと独自の三重冗長化ストレージアーキテクチャの採用により、ストレージインフラストラクチャの100%可用性が実現されました。エネコムの担当者からは、2台のInfiniBoxシステムをアクティブ・アクティブ構成にすることで、保守・メンテナンスやソフトウェアのバージョンアップ時にも無停止でサービスを提供し続けられる点が高く評価されています。

サイバーストレージレジリエンスの面では、InfiniBoxプラットフォームに標準搭載されているInfiniSafe®機能が活用されています。この機能には、改ざん防止機能付きスナップショット、論理的エアギャップ、隔絶されたフォレンジック環境、データセンター全体のSOCやSIEM/SOARサイバーセキュリティソフトウェアとのシームレスな統合、そしてほぼ瞬時の復旧を保証するSLAが含まれます。これにより、ランサムウェアやマルウェアによるサイバー攻撃の影響を軽減または完全に排除するための基盤が確立されました。

エネコムは、サイバー攻撃を受けた際に迅速に復旧できる改ざん防止機能付きスナップショットの重要性を強調し、データの日本国内保管が今後ますます重要になるとの見解を示しています。

ストレージ管理の簡素化

Infinidatのエンタープライズクラスのストレージソリューションへの移行は、インフラストラクチャ管理の簡素化にも貢献しました。エネコムの担当者によると、InfiniBoxではシステム構成に必要な作業量が大幅に削減され、ストレージの組み換えや増設時に運用設計や構築が不要になりました。新しいボリュームの設定も、これまでの数時間から約30分で完了するようになり、運用負荷が大きく軽減されています。

InfiniBoxは、InfiniRAID®によってデータ配置を最適化し、ノード障害やボリューム追加時のデータリバランスを不要にしました。また、InfinidatのVMwareエコシステムサポートにより、エネコムの運用時の負担はさらに軽減されています。

InfinidatのCROであるSteve Sullivan氏は、エネコムの導入が日本における先駆的な事例であるだけでなく、グローバルなサービスプロバイダ市場に対し、InfiniBoxプラットフォームに基づくサイバーストレージレジリエンスの力を示したと述べています。

エネコムの活用事例の詳細は、以下の資料をご参照ください。

Infinidatに関する詳細は、Infinidat公式サイトをご覧ください。

著者紹介: press

プレスリリースを元に、サイバーセキュリティ関連の企業動向を配信しています。情報の正確性についてはソース元をご確認ください。

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