「amazonアカウントの一時停止のお知らせ」というメールがフィッシング詐欺か検証する


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「amazonアカウントの一時停止のお知らせ」というメールがフィッシング詐欺か検証します。

アカウントに登録された電話番号に連絡したが電話がつながらなかった、カード会社に登録している電話番号と違う場合アカウントが停止されることがあるといった内容です。

文面は以下の通り。

平素はAmazon.co.jpをご利用いただき、誠にありがとうございます。

 お客様のアカウントのに登録された電話番号にご連絡いたしましたが、お客様に連絡を取ることができませんでした。

クレジットカード会社に登録されている電話番号を現在使用されていない場合は、クレジットカード会社の記録を更新し。

この確認は義務付けられており、確認していただけない場合は、アカウントが停止される場合もあります。

ここをクリックして更新します

何卒、よろしくお願い申し上げます。

 Amazon.co.jp

まずは送信元を確認します。

 送信者名の設定はなく、送信元メールアドレス、Return-Pathともにamazon.co.jp@eb.cnという中国ドメインのメールアドレスとなっています。

念のため送信元メールアドレスを確認します。

  118.27.80.14というIPアドレスからのようですが、これは「Amazonアカウントが異常で、ログイン制限があります。」というフィッシング詐欺メールと同一です。

よって、日本のGMOのサーバーのIPアドレスです。

次にリンクの誘導先についても調べてみます。

 となっており、https://amazon.co.jp.stop-amazon[.]co/への誘導です。

これも先程の「Amazonアカウントが異常で、ログイン制限があります。」というフィッシング詐欺メールと同一です。

よって、香港のサーバーで運用されているAmazonフィッシング詐欺サイトへの誘導がなされています。

つまり、https://amazon.co.jp.stop-amazon[.]co/ へ誘導するためのフィッシング詐欺メールの文面が複数存在しているということです。

「amazonアカウントの一時停止のお知らせ」というメールはフィッシング詐欺

「amazonアカウントの一時停止のお知らせ」というメールはフィッシング詐欺です。

このメールは、中国ドメインのメールアドレスが送信元・Retun-Pathに設定されており、「Amazonアカウントが異常で、ログイン制限があります。」というタイトルで送信されている他の文面のフィッシング詐欺メールと同様の誘導先が設定されています。

香港で運用されているAmazonフィッシング詐欺サイトであり、ソースコード内には複数の中国語のコメントが確認できます。

くれぐれもアカウント情報や個人情報、クレジットカード情報などを入力しないようご注意ください。

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