企業動向

現場DXプラットフォーム『カミナシ』、二要素認証とIPアドレス制限でセキュリティを大幅強化


新セキュリティ機能の概要

今回、『カミナシ』シリーズ製品のID管理基盤「カミナシID管理」をさらに強固なものにするため、以下の2つの機能がリリースされました。

1. 二要素認証

二要素認証は、従来のIDとパスワードによる認証に加え、追加の認証要素を要求する機能です。第三者がパスワードを不正に入手した場合や、退職者がIDとパスワードを記憶していたとしても、追加の認証要素がなければログインができません。これにより、現場のデバイスが万が一紛失・盗難に遭った際や、パスワードが流出した際の情報漏洩リスクを最小化する効果があるといいます。

二要素認証の仕組み

2. IPアドレス制限

IPアドレス制限は、組織へのアクセスを特定のIPアドレス(オフィスや店舗、工場など)からのみに限定する機能です。許可されていない場所やネットワークからのアクセスを遮断することで、不正な情報持ち出しの防止や、従業員による意図しない場所での利用を制限し、強固な運用体制を構築できるとされています。

IPアドレス制限の概念図

「カミナシID管理」が解決する現場の課題

PCやデスクを持たないノンデスクワーカーが活躍する現場では、パートやアルバイトなどを含めた従業員の入れ替わりが頻繁に発生するという特徴があります。季節によっては月に約50人が入社し、繁忙期が終わるとその人数が退職するといったケースも珍しくありません。このような環境で、業務に必要な複数のITツールを個別に導入している場合、以下の課題が発生します。

  • 膨大な管理工数:入退社のたびに、利用しているサービスの数だけアカウントの登録・削除作業が必要になります。

  • 削除漏れによるセキュリティリスク:「退職者のアカウントが残ったままになっている」という事態が起きやすく、不正アクセスや情報漏洩の温床となります。

  • 利便性の低下:従業員が複数のID・パスワードを管理しなければならず、現場の運用負荷を高めてしまいます。

カミナシは、これら現場特有の課題を解決するため、かねてより「カミナシID管理(認証・認可基盤)」を開発してきました。一つの共通IDですべてのカミナシ製品にログインできる基盤を構築することで、現場の利便性を高めつつ、ガバナンスを強化することを目指しているといいます。

現場DXプラットフォーム『カミナシ』シリーズとは

現場DXプラットフォーム『カミナシ』は、現場管理の要である「作業・人・設備」を軸に、多角的なソリューションを展開するクラウドサービス群です。帳票をデジタル化する『カミナシ レポート』をはじめ、設備保全、従業員教育、コミュニケーションツールなどの製品を幅広くラインナップしています。アナログで分断されていた現場情報をクラウド上で統合・活用することで、生産性を飛躍的に高め、現場で働くノンデスクワーカーの誰もが活躍できるスマートな業務環境を構築するといいます。

カミナシのロゴ

詳細はカミナシ公式サイトをご確認ください。
https://kaminashi.jp/

今後の展望

カミナシは、今後も適切なセキュリティ強化を実施するとともに、「カミナシID管理」を他社システムとも連携可能な基盤へと進化させ、現場のDXを支える安全で強固なインフラを提供していくとしています。

株式会社カミナシについて

  • 会社名:株式会社カミナシ

  • 所在地:東京都千代田区神田鍛冶町3-7 神田カドウチビル3F

  • 代表者:代表取締役CEO 諸岡 裕人

  • 設立:2016年12月

  • 事業内容:現場DXプラットフォーム『カミナシ』シリーズの開発および提供

  • URL:https://corp.kaminashi.jp

ソース:
現場DXプラットフォーム『カミナシ』、セキュリティ機能「二要素認証」と「IPアドレス制限」を新たに提供開始
URL: https://corp.kaminashi.jp

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