国内最大級マインクラフトサーバー「SyuuNet」、事業譲渡先を募集
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国内最大級マインクラフトサーバー「SyuuNet」の歴史と現状
SyuuNetは、2014年に「Astalte Net」として創設されて以来、オンラインゲームプレイヤーの交流促進、コミュニティ運営、イベント企画、不正行為対策の技術開発など、多岐にわたる活動を展開してきました。ドメイン名を「syuu.net」に変更した2016年を経て、2019年にはNameMC提供の世界サーバーランキングで36位を記録しました。
2022年には累計ユーザー数約100万人を突破し、初の大型イベント「Asia PvP Championship」を開催。2023年にはASA株式会社に事業買収され、その後もオンラインイベントの開催や、Twitchフォロワー25万人超の配信者Crylix氏主催イベント「Crylix大帝国」の実施など、活発なコミュニティ活動を継続しました。
2024年には現オーナーである陣内氏がASA株式会社から事業を買収し、Nemu Studio合同会社(当時Syuu Technology)が運営主体となりました。同年に累計ユーザー数は約110万人を超え、国内マインクラフトサーバーとして初の「ミュージックフェス」を開催するなど、成長を続けています。
背景に不正アクセス被害と事業再編
Nemu Studio合同会社がSyuuNetの事業譲渡に踏み切る背景には、複数の要因があるといいます。
SyuuNetは2023年にASA株式会社によって事業買収された際、同社のeスポーツ事業を担う重要なプロジェクトとして位置づけられていました。しかし、事業環境の変化や経営資源の再配分により、サービス終了も含む検討が進められたといいます。その中で、長年コミュニティと向き合ってきた陣内氏は、サービスとコミュニティの存続を願い、2024年に自らが事業を買収し運営を引き継ぎました。
しかし、2025年3月頃に陣内氏のマインクラフトアカウントが第三者による不正アクセスを受け、アカウント乗っ取り被害が発生しました。これにより、セキュリティ対応や被害収束にリソースを割かざるを得なくなり、SyuuNetのマーケティングやプロモーションに十分な時間と資源を投じることが困難になったと説明されています。
同時期に、Nemu Studio合同会社は新たな事業の柱としてマウスパッド制作事業を本格的に開始しました。eスポーツ・ゲーミングシーン向けの製品開発に注力する体制に移行した結果、SyuuNetとマウスパッド事業の双方に十分な経営資源を投じることが難しくなり、それぞれの事業が最大限成長できる環境を模索する中で、SyuuNetの事業譲渡という判断に至ったとしています。
約12年の実績と強固なコミュニティ基盤
SyuuNet事業は、約12年間にわたる継続運営によって培われた多くの強みを有しています。具体的には、Discord公式パートナープログラム認定を受けた公式コミュニティサーバーとしての地位、独自開発によるセキュリティおよびアンチチート関連技術、独自ドメイン「syuu.net」および同ドメインを利用したGoogle Workspaceの永久無料枠の保有などが挙げられます。
長期運営を通じて蓄積されたコミュニティ運営ノウハウや、マインクラフトクライアント「Feather Client」のパートナーシップサーバーであることも、その資産価値を高めています。これらの資産は、単なるゲームコミュニティの枠を超え、教育、配信、イベント運営など、多様なオンライン事業と結びつく可能性を秘めていると指摘されています。
日本国内の同種サービスにおいて、SyuuNetは最大規模のユーザー数を有しており、市場は発展途上ながら、海外の大規模サーバーでは年間売上約20億円を超える事例も確認されているといいます。
取得企業に多様なメリット
SyuuNetの事業を取得する企業は、新規立ち上げに伴う期間やコストをかけずに、即座にコミュニティ基盤と信頼性の高いブランドを活用できるメリットが期待されます。また、不正対策や運営ノウハウを自社サービスに応用できるほか、公式パートナー認定コミュニティとしての実績や、短縮ドメイン、Google Workspace無料枠といった各種インフラも即戦力として活用可能とされています。
特にマインクラフト関連事業を展開する企業にとっては、既存のサーバー基盤をそのまま利用できるため、サーバー運用に関するランニングコストの削減が見込まれます。さらに、同一基盤上でPvPサーバー運営、プログラミング教室やSTEAM教育、子ども向け支援・学習支援コンテンツなど、複数の事業を展開することも可能であり、教育とエンターテインメントを統合した事業展開や、既存コミュニティを起点とした集客・ブランディングが容易になると説明されています。
譲渡資産と今後の展望は
Nemu Studio合同会社は、SyuuNetの事業譲渡において、主に以下の形態を想定していると述べています。
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事業譲渡による全面的な運営移管
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買収企業の子会社としての運営継続
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買収企業の既存事業へ統合する形での運営継続
譲渡される資産には、「SyuuNet」事業に関わる各種運営権、マインクラフトサーバー環境および関連システム一式(ソースコード含む)、独自ドメイン「syuu.net」、Google Workspace「syuu.net」管理者権限(G Suite永久無料)、Discord公式パートナーコミュニティの運営権、各種公式SNSアカウント、ロゴ・名称等のブランド関連資産、独自開発のセキュリティ/アンチチート関連技術、利用規約・ガイドライン等の運営ドキュメント、関連するノウハウおよびナレッジ、SyuuNetゲーム内建造物および知的財産権が含まれます。
運営承継に際しては、現在のユーザーへの影響を最小限に抑え、コミュニティ文化や利用環境を尊重した形で引き継ぎを進める方針です。承継先企業の体制やノウハウを活かすことで、サービスの高機能化、新たな企画の実現、サポート体制の強化など、これまで個人運営では困難だった領域への積極的な取り組みが期待されています。
Nemu Studio合同会社は、オンラインゲームやeスポーツが持つ可能性を最大化し、「安心して参加できるコミュニティ」を今後も継続して提供していくため、適切な承継先との出会いを求めているといいます。現在、マインクラフトプログラミング教室を運営する企業や支援事業所を運営する企業、個人投資家、海外のマインクラフトサーバー運営企業などと価格交渉を進めているとしています。
本件に関する問い合わせは、Nemu Studio合同会社まで直接連絡が可能とされています。
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Nemu Studio合同会社 お問い合わせメール: contact@nemu-studio.com
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代表 陣内涼 直通お問い合わせメール: jin@syuu.net
ソース元情報
ページタイトル: 日本1位のマインクラフトサーバー「SyuuNet」の事業譲渡先を募集
URL: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000165457.html
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カテゴリ:企業動向
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