企業動向

北陸コンピュータ・サービス、ソフォスZTNAサービス提供開始 地域企業のセキュリティ強化を支援


背景:複雑化するネットワーク環境と高まるセキュリティ要求

近年、リモートワークの普及やクラウドサービスの利用拡大により、企業のネットワークセキュリティ環境は複雑化している。これに伴い、サイバー攻撃の手法は高度化・巧妙化し、フィッシング詐欺やランサムウェア攻撃が急増しているという。従来の境界型セキュリティモデルだけでは対応が難しい状況が生まれており、企業はより強固なセキュリティ体制の構築が求められている。

こうした背景から、2026年10月には経済産業省が推進する「セキュリティ対策評価制度」の運用が始まる見込みだ。HCSは、ビジネスに不可欠なネットワーク構築において高度な知識と経験を持つ専門スタッフを擁し、北陸に本社を置く企業として唯一ソフォス社のゴールドパートナーに認定されている。同社は、今回のSOPHOS ZTNAサービス提供開始により、地域企業がセキュリティ対策評価制度開始前にゼロトラストモデルを導入できる環境を整備し、企業のセキュリティ課題解決とビジネス成長を支援するとしている。

SOPHOS ZTNAサービス概要:次世代のアクセス技術

提供されるサービスは「SOPHOS ZTNA(ソフォス ゼロ・トラスト・ネットワーク・アクセス)」と称される。これは従来のVPN(仮想プライベートネットワーク)に代わるネットワークアクセス技術であり、ユーザーやデバイスの信頼性を個別に評価し、細かく制御された安全なアクセスを提供する。

主な特徴は以下の通りである。

次世代のセキュリティ

認証後の端末を無条件に信頼し、広範囲なアクセスを許す従来のVPNの弱点を排除する。端末のセキュリティを一元管理し、利用者ごとに細かな権限制御が可能となる。また、指紋などの生体認証やスマートフォン等による多要素認証を組み合わせることで、セキュリティレベルの向上が図られる。

シンプルな導入・運用・管理

ソフォス製品は一つのクラウド管理画面から操作可能だ。シングルエージェント、シングルコンソール、シングルベンダーというアプローチにより、導入から運用・管理までが非常にシンプルであるという。

ストレスフリーの利用体験

自宅、ホテル、空港、オフィスなど、場所を問わずシームレスに利用できるため、ユーザーはストレスなくアクセスが可能となる。

料金プランと販売計画

SOPHOS ZTNAの料金プランは、初期費用が約20万円から、月額費用は基本契約が月額約4万円から、ユーザーライセンスが月額約2,000円/IDからとなっている。具体的な要件に基づき、個別に見積もりが提示される。

HCSは、初年度に約10法人の導入を見込んでいる。

ソース: HCS ソフォスゴールドパートナーとして「SOPHOS ZTNAサービス」を提供開始 ~経産省制度開始に先駆け、地域企業のセキュリティ強化を支援~

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