合同会社ココアル、なりすましSNS・広告詐欺対策AI検知SaaS「adcheki」の提供を開始
合同会社ココアルは、著名人を悪用したSNSやWeb広告におけるなりすまし・詐欺広告をAIで自動検知し、法的証拠の保全から削除申請までを一貫して支援するB2B SaaS「adcheki(アドチェキ)」の提供を2025年2月より開始しました。本サービスは、SNS6媒体とWeb広告、類似ドメインを24時間自動監視し、企業のブランド毀損や潜在的損失の抑制に貢献するとしています。
「adcheki」の主な特長
「adcheki」は、オンライン上のなりすまし被害に対応するための多角的な機能を搭載しています。
同サービスは、X(旧Twitter)、Instagram、Facebook、YouTube、TikTok、LinkedInのSNS6媒体に加え、WebサイトやGoogle広告ライブラリをAIで24時間自動監視します。また、類似ハンドル名やタイポスクワッティングドメインを自動で検知し、危険度をスコアリングするなりすまし自動検出機能を備えています。
検出されたなりすましについては、スクリーンショット、メタデータ、タイムスタンプを改ざん不可能な形式で自動保全し、弁護士提出用の証拠パックをワンクリックで出力可能です。さらに、各プラットフォームの公式削除フォームに対応したテンプレートを自動生成することで、削除申請にかかる工数を大幅に削減します。企業HPやSNSプロフィールに設置可能な通報ページも提供され、一般消費者からの情報提供を自動でインシデント化する機能も有しています。
なりすまし被害の深刻な実態
なりすまし広告や偽アカウントによる被害は、業種や規模を問わず拡大の一途をたどっています。
警察庁の統計によると、2024年のSNS型投資詐欺の年間被害額は約871億円に上り、6,413件の被害が確認されています。これは1件あたり平均約1,365万円の損失に相当し、前年比で約3.1倍の増加を示しています。具体的には、前澤友作氏がMeta社を提訴した事例や、堀江貴文氏を騙るAI生成フェイク動画による投資詐欺で約5,265万円の被害が発生し、裁判所が口座提供会社に賠償命令を出した事例が報じられています。また、ケーズデンキではオンラインショップへの不正ログインによるなりすまし注文で、約300万円の被害が確認されています。
政府は2025年に、なりすまし広告に対する刑事罰を新設する法改正を実施するとしており、社会全体の課題として認識されていることが伺えます。
導入による費用対効果と放置リスク
「adcheki」の導入は、なりすまし被害への対応工数を大幅に削減し、潜在的な損失を防ぐ効果が期待されます。
同社によると、「adcheki」を導入することで、削除申請の対応時間は1件あたり3〜5時間から約15分に短縮されると見込まれています。また、証拠保全漏れのリスクはほぼゼロになり、早期検知による損失回避率は約70〜90%に達するとしています。例えば、Pro年間契約(180万円)に対するROIは最大で40倍を見込むとしています。
なりすまし被害を放置した場合、一つの偽アカウントが別の偽アカウントを生む「連鎖性」、時間経過による「証拠の消失」、そして一度失った信頼を回復するための「信頼回復コスト」が毀損コストの3〜5倍を要するなど、被害は指数関数的に拡大する傾向があります。早期の対応が被害を最小限に抑える鍵となります。
なりすまし広告や偽アカウントの被害は、直接的な金銭損失だけでなく、企業に年間約1,400万〜7,200万円以上の潜在的な間接損失をもたらす可能性があります。これには、ブランド毀損(約500万〜3,000万円)、顧客離反(約200万〜1,000万円)、カスタマーサポート負荷(約100万〜300万円)、法務・調査コスト(約150万〜500万円)、社内工数の浪費(約100万〜400万円)、広告効果の低下(約300万〜2,000万円)、規制・コンプライアンスリスク(約50万〜数千万円)が含まれると試算されています。
料金プランとオプション
「adcheki」は、企業の規模やニーズに合わせて3つの料金プランを提供しています。
全プランにAI監視、証拠保全、削除申請テンプレートが標準搭載されています。Liteプランは月額50,000円でスタートアップやスモールビジネス向け、Proプランは月額150,000円で成長企業の実務強化に適しており、Enterpriseプランは月額300,000円で大規模運用や万全の体制を求める企業向けとされています。年間契約では全プランで10%の割引が適用されます。
オプションとして、貴社所有のX API Keyを接続してX上のなりすまし・詐欺投稿を自動検知する「Xキーワード監視(BYOK)」が初期構築費用100,000円、月額運用80,000円〜150,000円で提供されます。その他、追加シートや夜間・休日対応、緊急インシデント対応といったサポート拡張も可能です。
今後の展開と想定導入企業
合同会社ココアルは、Meta広告ライブラリへの対応、多言語対応(英語・中国語)、弁護士事務所との連携による法的措置のワンストップ化を2026年内に予定していると発表しました。
同サービスは、なりすまし被害リスクのある企業のブランド保護部門、弁護士・税理士・司法書士などの士業事務所、芸能事務所・インフルエンサーマネジメント会社、EC・金融・不動産など詐欺広告の標的になりやすい業種での導入が想定されています。
会社概要
会社名:合同会社ココアル
所在地:東京都目黒区下目黒1-1-14 コノトラビル7F
代表者:近藤 公太
設立:2025年12月
事業内容:なりすまし広告対策SaaS「adcheki」の開発・運営
URL:
ソース元:
合同会社ココアル
https://www.kokoaru.jp
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